更新日:2023/10/11
こんにちは、猫居です。
趣味で完全ワイヤレスイヤホン(TWS)を集めています。
今回はこれまで使ってきた200個以上のTWSの中から特におすすめと感じたイヤホンを厳選して紹介。
価格帯別にランキング形式でまとめていきます。
- 完全ワイヤレスイヤホン選びで重要な用語について
- 完全ワイヤレスイヤホンおすすめランキング
- あとがき
完全ワイヤレスイヤホン選びで重要な用語について
超簡潔に
- Bluetoothバージョン:オーディオ性能には一切関係ないので表示を省略。
- 防水性能:汗や雨に耐えられるIPX4以上が望ましい。今回紹介するイヤホンは全てIPX4以上なので表示を省略。
- ノイズキャンセリング:周囲のノイズを打ち消す機能。高性能なものほど雑音が減り、音楽への没入感UP。
- 外音取り込み機能:周囲の音を取り込む機能。精度の高いものならイヤホンをしたままの会話や“ながら聴き”が可能。
- マルチポイント:2台の機器と同時に接続することができる。一部3台と同時接続できるものもあり。
- ハイレゾ:ハイレゾ相当で再生可能なコーデック、aptX HD・aptX Adaptive・LDACに対応しているものを○で表示。
- 低遅延:ゲームや動画視聴時の音ズレを防ぐ。低遅延モード、あるいはaptX Adaptiveに対応しているものを○で表示。
コーデックについて
イヤホンだけ対応していてもダメ。接続する端末も対応している必要あり。
覚えておくべきコーデックは4つ。
- SBC→基本のコーデック。すべての端末が対応している。音質も遅延も悪くない。
- AAC→SBCよりわずかに音質が良い。遅延はSBCより大きい。AirPods×iPhoneのようなアップル製品同士でつなぐときのみ低遅延。アップル製品は基本このコーデックで接続される。
- LDAC→SONYが開発した高音質コーデック。ハイレゾ相当で聴ける。
- aptX Adaptive→自動でビットレートが切り替わる。接続が安定しているときはハイレゾ相当の高音質モード、接続が不安定なときや動画視聴・ゲームプレイ時には低遅延モードとなる。
完全ワイヤレスイヤホンおすすめランキング
【1万円以下】エントリークラスTWSのおすすめTOP5
とにかく安く良いイヤホンをGETしたい方におすすめ。
1万円以下でも意外と良い音のイヤホン、しっかりノイズキャンセリングの効くイヤホン。
玉石混交の価格帯ですが、探せばちゃんとあります。
1位 EarFun Air Pro 3
- 価格:6,000円台
- 連続再生時間:9時間/45時間(ケース込)
- 対応コーデック:SBC/AAC/aptX/aptX Adaptive
音質 | ノイキャン | 外音取り込み | 装着感 |
7.5/10 | 8.5/10 | 9/10 | 8.5/10 |
マルチポイント | ハイレゾ | 低遅延 | イコライザー |
○ | ○ | ○ | ○ |
ハイコスパなワイヤレスイヤホンで人気な中華系メーカーEarFunのAir Pro 3。
定価は7,990円ですが6,000円台で購入できることが多いです。
まだ少し早いですが2023年コスパ大賞受賞イヤホンと言いたいような存在。
非常に迫力のある低音が特徴。
ノイキャンもかなり強力で高価格帯まで含めてもこれ以上のノイキャンはそれほど多くないです。
2台同時接続可能なマルチポイントにも対応し、ハイレゾ再生や低遅延モードにも対応。
専用アプリではイコライザーで音の傾向を変えたり操作方法を自由に設定することもできます。
低価格帯とは思えないほど充実した機能で文句なしのおすすめTWSです。
欠点は低音がやや過剰気味なところ。
低音を強調した音が苦手な場合はSOUNDPEATS Capsule3 Proがおすすめです。
Air Pro 3の音をバランス重視にしてマルチポイントを非対応にしたようなイヤホン。
こちらもノイキャンが強力で非常にコストパフォーマンスに優れた一品です。
2位 GEO QT13 (QCY T13)
- 価格:2,000円台
- 連続再生時間:8時間/40時間(ケース込)
- 対応コーデック:SBC/AAC
音質 | ノイキャン | 外音取り込み | 装着感 |
7.2/10 | - | - | 8.5/10 |
マルチポイント | ハイレゾ | 低遅延 | イコライザー |
- | - | ○ | △ |
GEOで売っているエントリークラスの完全ワイヤレスイヤホン、QT13。
その中身は超コスパな中華メーカーQCYのT13のOEM品です。
GEOでは2,170円、QCYのT13はAmazonで2,600円くらいでしょうか。
ただ、最近は近所のGEOでも見かけないしGEOオンラインショップでもずっと売り切れなのでGEOの方はもう無いのかもしれません…。
1番の特徴は2000円台で買えるワイヤレスイヤホンとは思えないくらいの音の良さ。
イヤホンに特にこだわっていない方が使ったら音の良さにびっくりすると思います。
低遅延モードも優秀でゲームや動画も遅延を気にせず楽しめます。
イコライザーはQCYのものは専用アプリから利用可能。
GEO産のものは正式には対応していませんが、モノによってはQCYのアプリが利用できるようです。
(自分の買ったQT13は使えませんでした)
欠点はケースやイヤホンに指紋が付きやすい、ちょっと見た目安っぽいというところでしょうか。
実際に安いので仕方ありませんが、100均系完全ワイヤレスイヤホンのおもちゃみたいな質感に比べたら全然ちゃんとした造りです。
100均系の完全ワイヤレスイヤホンは音質も酷いものでしたが、少し上乗せするだけで全然まともに使えるTWSが買えるので是非コチラを選んでいただきたいです。
⇓GEO産
GEOオンラインストア:GRFD-SWE100QT13
⇓QCY産
3位 Victor HA-A30T
- 価格:7,000円台
- 連続再生時間:9時間/21時間(ケース込)
- 対応コーデック:SBC
音質 | ノイキャン | 外音取り込み | 装着感 |
7.8/10 | 4/10 | 8/10 | 8/10 |
マルチポイント | ハイレゾ | 低遅延 | イコライザー |
- | - | ○ | △ |
日本のメーカー、VictorのエントリーモデルHA-A30T。
手のひらで覆い隠せるほどの小ささで、完全ワイヤレスイヤホンの中でも最小クラスのコンパクトサイズです。
そしてVictorだけあってエントリークラスでもしっかり整ったサウンド。
BASSモードを起動すれば重低音サウンドも楽しむことができるので重低音好きな方にも◎。
専用アプリはありませんが、ボタン操作で低遅延モードもBASSモードも呼び出すことができて操作がアプリなしで完結しています。
アプリとかインストールするの面倒くさい!という方にもおすすめです。
欠点はノイキャンはかなりマイルドな効き目なのであまり期待できないという点。
低価格帯で強力なノイキャンが欲しい方は価格帯1位のAir Pro 3などを選びましょう。
4位 ag PITA
- 価格:6,980円
- 連続再生時間:5時間/30時間(ケース込)
- 対応コーデック:SBC/AAC
音質 | ノイキャン | 外音取り込み | 装着感 |
8.2/10 | - | - | 9/10 |
マルチポイント | ハイレゾ | 低遅延 | イコライザー |
- | - | - | - |
寝ホンとして売り出されているagのPITA。
agは音質の良さでオーディオ好きから絶対的な信頼を得ている日本のメーカーfinalのサブブランドです。
その名の通り、ピタっと耳に収まる形状で寝ながら使っても耳が痛くならないのが特徴。
音質的には暖色系で低音から高音まで過不足なく出る優等生。
低価格帯ではTOPクラスの高音質だと思います。
粉雪塗装加工という指紋や傷がつきにくい加工がされていて触ったときの質感は非常に良いです。
欠点は機能らしい機能は何も無いという点ですね。
多機能なTWSが欲しい場合もやはり価格帯1位のAir Pro 3がおすすめとなります。
5位 SOUNDPEATS Air 4
- 価格:7,000円台
- 連続再生時間:6.5時間/26時間(ケース込)
- 対応コーデック:SBC/AAC/aptX/aptX Adaptive/aptX Lossless
音質 | ノイキャン | 外音取り込み | 装着感 |
7.7/10 | 1/10 | 9.5/10 | 9/10 |
マルチポイント | ハイレゾ | 低遅延 | イコライザー |
○ | ○ | ○ | ○ |
5,000~10,000円くらいの価格帯で高コスパなTWSを連発している中華メーカーSOUNDPEATSのAir 4。
数少ないインナーイヤー型の完全ワイヤレスイヤホンです。
カナル型のように耳をイヤーピースで塞がないので閉塞感のない軽い付け心地が魅力です。
その構造上、外音が自然に耳に入ってくるので“ながら聴き”もできます。
音質は低音が死にやすいインナーイヤー型とは思えないほど豊かな低音が特徴的。
インナーイヤー型でも迫力のある低音が楽しめ、機能も全部入りと言えるほど豪華。
唯一の欠点はノイズキャンセリング機能を搭載しているものの、ほとんど効果を実感することができないくらいの弱ノイキャンということ。
耳を塞いでいないわけですからそんな強力なノイキャンになるわけもないですよね。
AirPodsの安価な代替品としても非常におすすめで、AirPodsより随分と値段は安いですが音はこちらの方が良いです。
【1万円台】ミドルローTWSのおすすめTOP5
大手のブランドが続々と顔を出す価格帯。
しかしブランドメーカーでもその出来はピンキリ。
数ある中から2万円以上のものに引けを取らない優秀なTWSを紹介します。
1位 JBL LIVE FREE 2
- 価格:12,000円前後
- 連続再生時間:7時間/35時間(ケース込)
- 対応コーデック:SBC/AAC
音質 | ノイキャン | 外音取り込み | 装着感 |
8.2/10 | 8/10 | 9/10 | 9/10 |
マルチポイント | ハイレゾ | 低遅延 | イコライザー |
○ | - | ○ | ○ |
世界最大規模のオーディオブランドJBLのLIVE FREE 2。
2022年にメガヒットしたイヤホンですね。
ミドルクラスながらJBLらしいノリの良いサウンドが楽しめます。
小粒なイヤホンはいつまでもつけていられるほど装着感が軽く、2台同時接続可能なマルチポイント・実用レベルのノイキャンと機能性も抜群。
さらに大手メーカーらしく非常に出来の良い専用アプリが用意されており、1万円そこそこでほぼ文句のつけようがない完璧な出来といえるイヤホンです。
唯一の欠点は音量の調整がイヤホンから出来ないことくらいでしょうか。(アプリから操作の割当を変更することはできますが)
2位 Anker Soundcore Liberty 4
- 価格:14,990円
- 連続再生時間:9時間/28時間(ケース込)
- 対応コーデック:SBC/AAC/LDAC
音質 | ノイキャン | 外音取り込み | 装着感 |
8/10 | 8.5/10 | 8/10 | 8.5/10 |
マルチポイント | ハイレゾ | 低遅延 | イコライザー |
○ | ○ | - | ○ |
Anker史上最高を謳うTWS、LIBERTY4。
ダイナミックドライバーを2基積んだデュアルドライバー仕様のイヤホンです。
非常に多機能なイヤホンで全ての価格帯をあわせてもTOPレベルの機能性。
マルチポイントや強力なノイキャンはもちろんのこと、心拍数や消費カロリーを測定するワークアウト機能にヘッドトラッキングを利用した空間オーディオ機能まで搭載。
ヘッドトラッキングは正面に音像が固定され、右を向けば左耳の方から音が、後ろを向けば後ろから音が聴こえるようになります。
これにより音像がリアルにそこにあるかのように感じることができて臨場感が増すというわけです。
音質はかなりど派手なドンシャリ。
高音がかなりキンキンするのでイコライザーで少し抑えてあげたほうが良いと個人的には思います。
欠点はやはり高音が刺さるという点ですね。
また、LIBERTY 4にはノイキャン特化型のLIBERTY 4 NCという兄弟機が存在します。
こちらはワークアウト機能やヘッドトラッキングが無いかわりにノイキャンは最上位クラスの効き目。(ノイキャン評価9.5/10)
ノイキャンでコスパを重視するならこちらも外せない存在です。
【Anker Soundcore Liberty 4の詳細レビュー】
3位 ゼンハイザー CX Plus True Wireless
- 価格:18,000円前後
- 連続再生時間:8時間/24時間(ケース込)
- 対応コーデック:SBC/AAC/aptX/aptX Adaptive
音質 | ノイキャン | 外音取り込み | 装着感 |
8.7/10 | 8.5/10 | 7/10 | 8/10 |
マルチポイント | ハイレゾ | 低遅延 | イコライザー |
- | ○ | ○ | ○ |
高級オーディオメーカー、ゼンハイザーのCX Plus True Wireless。
3万円した旧ハイエンドTWSMomentum True Wireless 2と同様のドライバーを搭載。
広大な音場に生音感を感じさせる上質なサウンド。
ミドルクラスでもしっかりゼンハイザーらしい味が出せています。
ノイズキャンセリングも強力な部類に入り、音質とノイキャンだけをみれば2万円以内で買えるTWSの中ではかなりのパフォーマンスを発揮します。
少し古いイヤホンなのでマルチポイントに非対応なのが残念ポイントです。
【ゼンハイザー CX Plus True Wirelessの詳細レビュー】
4位 JBL Quantum TWS
- 価格:15,000~18,000円
- 連続再生時間:8時間/24時間(ケース込)
- 対応コーデック:SBC/AAC
音質 | ノイキャン | 外音取り込み | 装着感 |
7.8/10 | 8/10 | 9/10 | 8.5/10 |
マルチポイント | ハイレゾ | 低遅延モード | イコライザー |
○ | - | ○ | ○ |
価格帯1位のLIVE FREE 2に続いて再びJBLから、ゲーミング完全ワイヤレスイヤホンQuantum TWS。
これ万人受けするかはともかく、個人的にすごく気に入っています。
何が良いかと言いますと、ゲーミングTWSを謳っていますが普通の完全ワイヤレスイヤホンとしても優秀だという点が1つ。
2つ目に超低遅延になるドングルを挿せば接続したい機器とすぐに接続できるという点です。
普段使っているスマホやパソコン以外の機器にちょっとだけ接続したいときってありませんか?
そんなときにわざわざペアリングしたりせずにドングルを挿すだけでいいのがすごく便利なんですよね。
ドングルはイヤホンケース内に収納できるので邪魔になりません。
ゲーミングイヤホンなので遅延0.05秒を謳う超低遅延ですし、音質やノイキャンも価格帯1位のLIVE FREE 2と遜色ないレベル。
ゲーム用途以外でも様々な場面で大活躍できる便利なイヤホンです。
欠点はLIVE FREE 2と比べて若干値段とケースサイズがUPしてしまうところ。
5位 final ZE3000
- 価格:15,000円台
- 連続再生時間:7時間/35時間(ケース込)
- 対応コーデック:SBC/AAC/aptX/aptX Adaptive
音質 | ノイキャン | 外音取り込み | 装着感 |
9.3/10 | - | - | 8/10 |
マルチポイント | ハイレゾ | 低遅延 | イコライザー |
- | ○ | ○ | - |
finalの音質重視完全ワイヤレスイヤホン、ZE3000。
便利機能らしい便利機能は何一つなく、音質だけを追求したモデルです。
低音から高音まで過不足ないバランスの良い音で、癖のない自然な伸び感とワイヤレスでは曇りがちな高音域の明瞭さは絶品。
その音質は3万円オーバーのハイエンドイヤホンたちと比べても引けを取りません。
欠点は慣れるまでちょっと操作性が良くないという点。
↑画像の部分しか操作を受け付けないので慣れるまでは手探りで押す感じになると思います。
【2万円以上】ミドルハイTWSのおすすめTOP5
以前は2~3万円が完全ワイヤレスイヤホンの天井でしたが、近年ではミドルハイといった感じに。
最近では4万円前後も珍しくないハイエンドクラスのイヤホンと遜色ない優秀なTWSをご紹介します。
1位 JBL TOUR PRO 2
- 価格:25,000円前後
- 連続再生時間:10時間/40時間(ケース込)
- 対応コーデック:SBC/AAC
音質 | ノイキャン | 外音取り込み | 装着感 |
8.8/10 | 8/10 | 9/10 | 9/10 |
マルチポイント | ハイレゾ | 低遅延 | イコライザー |
○ | - | ○ | ○ |
JBLのハイエンドTWS。
イヤホンケースにスマートタッチディスプレイを備えており、イヤホンケースを通して曲変更やイコライザーの設定・機能の切り替えなどを行うことが出来ます。
音質は低音の量感がかなり多めな躍動感のあるサウンド。
通常のイコライザーの他に音質を個人に最適化する機能などもあり、好みの音に調整しやすくなっています。
装着感も抜群に良く、軽いのに安定した付け心地で快適です。
JBLらしく全ての機能がしっかりと作り込まれており、総合的な使い勝手の良さはTOPクラスと言えるでしょう。
一方でハイエンド製品としては他社ハイエンド品と比較して音質やノイキャンの性能で突き抜けた良さが無いのも事実。
値段差を考慮しないならSONYやTechnics、Sennheiserなどのハイエンド品の方が明らかに1枚、2枚と上手なのですが、値段設定が絶妙。
他社ハイエンド品が4万弱するところ、TOUR PRO 2は2,5万円ほどで購入できてしまうのです。
この価格帯では脅威の完成度、コストパフォーマンス抜群です。
2位 HUAWEI FreeBuds Pro2
- 価格:22,000~25,000円程
- 連続再生時間:6.5時間/30時間(ケース込)
- 対応コーデック:SBC/AAC/LDAC
音質 | ノイキャン | 外音取り込み | 装着感 |
9.4/10 | 8/10 | 8.5/10 | 8.5/10 |
マルチポイント | ハイレゾ | 低遅延 | イコライザー |
○ | ○ | ○ | ○ |
HUAWEIのハイエンドTWS。
- 平面振動板ドライバー+11mmダイナミックドライバーのデュアルドライバー構成
- フランスの高級オーディオメーカーDevialetが音を監修
スペック的には4万円くらいは余裕でしそうな物凄いイヤホンです。
実際に音質も素晴らしく、とてつもない深みを感じられる低音と明瞭で繊細な表現力を持つ中高音。
音質は2万円台で買える完全ワイヤレスイヤホンの中ではトップクラス。
ノイズキャンセリングやヒアスルー機能も実用レベルにありますし、デザインも素晴らしい。
総合的に見ても2位のTOUR PRO 2に劣らない、音質を重視するならむしろ上だと言えるくらいの出来なんですが…
ファーウェイはGoogleのPlayストアから締め出されており、アプリのインストールに若干ハードルがあるのが難点なんですよね。
(AppleのAppストアでは問題なくインストールできます)
詳しくは下記詳細レビューをみていただきたいのですが、アプリの導入がちょっと面倒でも構わないという方には非常におすすめです。
3位 FiiO FW5
- 価格:21,500~25.000円程
- 連続再生時間:7時間/21時間(ケース込)
- 対応コーデック:SBC/AAC/aptX/aptX Adaptive/LHDC
音質 | ノイキャン | 外音取り込み | 装着感 |
9.8/10 | - | - | 7/10 |
マルチポイント | ハイレゾ | 低遅延 | イコライザー |
○ | ○ | ○ | ○ |
ポタオデ界の超コスパ中華メーカーFiiOの完全ワイヤレスイヤホン。
- Knowles製バランスド・アーマチュア2基+DLCダイナミック1基のハイブリッドドライバー構成
- 旭化成エレクトロニクス製のDACアンプ一体型チップ「AK4332」を左右独立搭載
現状これ以上無いほどの超高音質構成。
FiiOらしい硬質で明瞭なサウンドで出力が非常に高いのでワイヤレス感を全く感じません。
タイトで深みのある低音、ボーカルはやや淡白に感じますが非常に明るい中音、突き抜けるほど伸びやかな高音。
どこにも壁を感じない、果てしなく広い音場感がものすごく心地よいです。
ノイズキャンセリング機能はありませんが、音質は最上位クラスと比較しても全く遜色ないレベル。
音質で最高レベルのものをコスパ良く、と考えたらこのFW5が1番良いと思います。
欠点はややフィットさせるのに手間取る装着感ですね。
上位機種はほとんどがタッチセンサー式なのにFW5は物理ボタン式というのも地味にポイントです。
4位 HUAWEI FreeBuds 5
- 価格:2万円前後
- 連続再生時間:5時間/30時間(ケース込)
- 対応コーデック:SBC/AAC/LDAC
音質 | ノイキャン | 外音取り込み | 装着感 |
8.8/10 | 4.5/10 | 9.5/10 | 9/10 |
マルチポイント | ハイレゾ | 低遅延 | イコライザー |
○ | ○ | ○ | ○ |
HUAWEIのインナーイヤー型完全ワイヤレスイヤホンです。
現状購入できるインナーイヤー型としては最高の存在ではないでしょうか。
暖色系のサウンドでインナーイヤー型とは思えない低音の質感と音の生々しさが特徴。
カナル型にはない開放的な聴き心地+インナーイヤー型らしからぬ厚みのあるサウンドの融合は非常に満足度の高いリスニング体験です。
耳を完全には塞がないインナーイヤーだとどうしてもノイズキャンセリングは効きにくいものですが、FreeBuds 5ではそれなりの効果を実感できます。
ノイキャンをOFFにすればインナーイヤー型らしく外音を聞きながらの“ながら聴き”も可能ですし、耳を塞がないので装着感も良し。
価格帯2位のFreeBuds Pro2同様にGoogle Playストアからアプリをダウンロードできない問題はあるものの、インナーイヤー型としては飛び抜けて優れたイヤホンなのでインナーイヤー派の方に非常におすすめです。
5位 Beats Studio Buds+
- 価格:22,500~24,000円
- 連続再生時間:9時間/36時間(ケース込)
- 対応コーデック:SBC/AAC
音質 | ノイキャン | 外音取り込み | 装着感 |
8.1/10 | 9/10 | 9/10 | 8/10 |
マルチポイント | ハイレゾ | 低遅延 | イコライザー |
- | - | - | - |
Apple傘下のBeatsのTWSです。
特定の条件を満たす方にだけおすすめでそれ以外の方には平凡なイヤホン。
音質はAirPods Proに比べて低音がかなり出るのは魅力と言えますが、この価格帯のTWSとしては飛び抜けて優秀というわけではありません。
まぁまぁくらいですね。
一方でノイキャンは2万円前半までで購入できるものとしてはかなり強力な部類。
機能面ではマルチポイントも低遅延モードもイコライザーすらないというなんとも言えない構成。
ただし、Studio Buds+には強力な空間オーディオがあります。
【iPhoneまたはDolby Atmos対応Androidスマホ】+【Apple Music】という限られた組み合わせでしか使えませんが、その効果は絶大。
(対応しているスマホでApple Musicの設定画面を開くと空間オーディオという項目があります。未対応のスマホではこの項目自体がありません)
64台のスピーカーに囲まれているかのような体験を謳う空間オーディオは臨場感抜群。
ライブ会場で聴いているかのようで結構癖になります。
低音の迫力がAirPods Proよりあることもあって、空間オーディオ時の圧はStudio Buds+の方が上ですし何よりAirPods Proよりかなり安い。
本格的な空間オーディオに興味のある方にはかなりコスパよく楽しめるTWSとしておすすめです。
【3~4万円】ハイエンドのおすすめ完全ワイヤレスイヤホンランキング
現在買える完全ワイヤレスイヤホンで最高と思えるものを厳選して紹介します。
正直、総合力ではTOP3がずば抜けており、3位までのランキングでも良いかなと思うほどでした。
1位 Technics EAH-AZ80
- 価格:36,000円程
- 連続再生時間:7時間(ANC ON)/24時間(ケース込/ANC ON)
- 対応コーデック:SBC/AAC/LDAC
音質 | ノイキャン | 外音取り込み | 装着感 |
9.7/10 | 9.5/10 | 9.5/10 | 8.5/10 |
マルチポイント | ハイレゾ | 低遅延 | イコライザー |
○ (3台同時可) |
○ | ○ | ○ |
現時点で2023年最高評価の完全ワイヤレスイヤホンです。
均整の取れたモニターライクなサウンド。
非常に高解像で空気感や余韻がしっかり感じられる様は高音質な有線イヤホンのよう。
ノイズキャンセリングもTOPクラスに強力で大きなノイズも大幅にカットしてくれます。
ストレスのない使い勝手なのもポイントです。
- 誤タッチが起きないようにイヤホンを外している時はタッチ操作を無効化できる
- 通話時のノイズカット強度を調整可能(強すぎると声の小さい人は自分の声までカットされてしまうことがあるため)
- 外音取り込み時、音楽を停止するかどうか選択可能
ハイエンドらしい細かい気配りが利いています。
3台同時接続可能なマルチポイントなど、機能性も抜群。
欠点らしい欠点がほぼないと言える素晴らしいイヤホン。
とにかくおすすめです。
2位 SONY WF-1000XM5
- 価格:36,000円台
- 連続再生時間:12時間/36時間(ケース込)
- 対応コーデック:SBC/AAC/LDAC/LC3
音質 | ノイキャン | 外音取り込み | 装着感 |
9.5/10 | 10/10 | 9.5/10 | 9/10 |
マルチポイント | ハイレゾ | 低遅延 | イコライザー |
○ | ○ | - | ○ |
2021年最高評価だったSONY WF-1000XM4の後継機。
WF-1000XM4の欠点だった圧迫感強めの装着感が改善。
イヤホンが超小型化されたことで付け心地が抜群に良くなりました。
音質は低音の量感がかなり増し、高音は明瞭感が大きく上昇。
元気系のサウンドになってパワーアップしました。
元々強力だったノイズキャンセリングも順当に進化しており、低音ノイズから高音ノイズまで強力にカットしてくれます。
行動や場所に応じてノイキャンと外音取り込み機能を自動で切り替えてくれる機能も健在。
(喋ると外音取り込みモードに、電車に乗るとノイズキャンセリングに、最寄りのコンビニに入ると外音取り込み機能…といった具合に)
スキのない、完成度の高いイヤホンです。
ただ、WF-1000XM4の時点でかなりの完成度だったので順当なパワーアップに対して値上がり幅が大きすぎました。
発売当時の値段は43.000円。
そんなに出すなら1位のTechnics EAH-AZ80の方が良いよ、と思ったのは僕だけじゃないはず。
発売からわずか一ヶ月でもう36.000円まで下がったのでライバルとして見れる存在になりましたが…。(予約購入した自分としてはちょっと納得いかないですけど 笑)
この値段なら総合力により強いノイズキャンセリングを求める人にはAZ80より有力な選択肢となるでしょう。
3位 ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 3
- 価格:39,000円台
- 連続再生時間:7時間/28時間(ケース込)
- 対応コーデック:SBC/AAC/aptX/aptX Adaptive
音質 | ノイキャン | 外音取り込み | 装着感 |
9.7/10 | 9/10 | 9/10 | 9/10 |
マルチポイント | ハイレゾ | 低遅延 | イコライザー |
○ | ○ | ○ | ○ |
2022年最高評価の完全ワイヤレスイヤホン。
約10万円する同社有線イヤホンIE 600と同様のアコースティックバックボリューム機構を搭載したゼンハイザーの傑作です。
ゼンハイザーらしい広大な音場に圧倒的な深みの低音、生々しいボーカルに素直で伸びやかな高音。
全体的に生音感が強く、柔らかい音です。
高級感の感じられるサウンドといえますね。
非常に楽しく音楽が聴けるイヤホンです。
ノイズキャンセリング機能と外音取り込み機能は価格帯上位2種と比べるとやや劣りますが、充分に上質。
ボタンを何回押したか音の違いで聞き分けられるようになっており(ピッ、ポッ、パッ)、長押しで音量を好みの位置までピタッと持っていける操作方法は他社も真似して欲しいくらい優秀。
上位3つの中でも1番操作性は良いかなと感じます。
ただ値段も今現在は3つの中で一番高いのがネックですね。
Amazonの大型セールなどで3万円前半まで下がることもあるので、そのときは超絶狙い目です。
【ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 3の詳細レビュー】
4位 Bose QuietComfort Earbuds II
- 価格:30,000~33,000円
- 連続再生時間:6時間(ANC ON)/24時間(ケース込/ANC ON)
- 対応コーデック:SBC/AAC
音質 | ノイキャン | 外音取り込み | 装着感 |
8.7/10 | 10/10 | 9.5/10 | 9.5/10 |
マルチポイント | ハイレゾ | 低遅延 | イコライザー |
- | - | - | ○ |
Boseの完全ワイヤレスイヤホン。
ノイズキャンセリングを最重視するなら間違いなくコレと言える存在。
自分がつけているノイズキャンセリングの比較ランキングでも1位。
2位以下を圧倒するものすごく消音効果です。
音質はBoseらしい豊かな低音が魅力。
高音域の明瞭感は上位3つには及びませんが、完全ワイヤレスイヤホンになってもBOSEらしさは充分に堪能できます。
また、装着感もハイエンドに相応しい素晴らしさです。
長時間着けっぱなしにしていても全く疲れがこないので快適に使えます。
欠点は今どきのTWSにしてはイヤホンケースがややでっかいという点ですね。
【Bose QuietComfort Earbuds IIの詳細レビュー】
5位 Apple AirPods Pro 2
- 価格:33,000~39800円
- 連続再生時間:6時間(ANC ON)/30時間(ケース込/ANC ON)
- 対応コーデック:SBC/AAC
音質 | ノイキャン | 外音取り込み | 装着感 |
8.3/10 | 10/10 | 10/10 | 10/10 |
マルチポイント | ハイレゾ | 低遅延 | イコライザー |
-* | - | -* | -* |
*アップル製品間では超低遅延で簡易イコライザーも使え、マルチポイントのような端末の切り替えも出来ます
従来のAirPodsシリーズと違い、しっかりと量感を感じられる低音を備えた『リスニングもいけるAirPods Pro』。
かなりフラットな音の傾向で、非常に真面目な音作りがなされています。
AirPods Pro2の一番の魅力は着けているのを忘れるほど快適な装着感と超自然な外音取り込み機能です。
最近では耳を塞がないオープンイヤー型のイヤホンによる“ながら聴き”がにわかに流行りつつありますが、AirPods Pro 2なら!
耳を塞いでるのに塞いでいる感覚ほぼなしでイヤホンをしていないときと全く同じように外音を聞くことが可能。
これにより周囲の音を聞きながら自分にだけBGMが流れているような感覚で“ながら聴き”できます。
多くのTWSが外音取り込み機能を実装していますが、AirPods Pro 2のそれは他のどの完全ワイヤレスイヤホンよりも優秀です。
また、ノイズキャンセリング機能も非常に強力。
ノイズをぱっと消すことも逆に取り込むことも自由自在。
日常生活によく溶け込む、ノイズコントールに長けたイヤホンといえます。
値段を考えれば音質は決して高評価とは言い難いですが、これまでのAirPodsは明らかに音に不満があったのに対して第2世代では充分に音楽が楽しめるくらいの音質になっているのは大きいです。
あとがき
おすすめの完全ワイヤレスイヤホンを価格帯ごとに紹介してみました。
自分はメーカーからお金をもらってのレビューとかは一切やっていないので純粋に使って良かったものだけをセレクトしています。
低価格帯でも充分に使えるものが手に入る一方、高額になっても結構できの悪いイヤホンも少なくはありません。
音は良いけど使い勝手が酷いとか、むしろ高額なもののほうが目立つかも。
最後に玉石混交の低価格帯で『この価格帯はこのメーカーが強い!選んでおけば失敗しにくい!』というのをなんとなくまとめてみます。
(リンクはAmazonの各メーカーショップページ)
今回は以上となります。
この記事が皆様のイヤホン選びの一助となれば幸いです。