僕は猫だった

TWSコレクターによるイヤホンレビューブログ

コレクターが選ぶ完全ワイヤレスイヤホンおすすめランキング【価格帯別】

Author:猫居こうた

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更新日:2024年4月4日

こんにちは、猫居です。

趣味で完全ワイヤレスイヤホン(TWS)を集めています。

今回はこれまで使ってきた200個以上のTWSの中から特におすすめと感じたイヤホンを厳選して紹介。

価格帯別にランキング形式でまとめてみました。

【価格帯別】完全ワイヤレスイヤホンおすすめランキング

【1万円以下】エントリークラスTWSのおすすめTOP5

1万円以下の完全ワイヤレスイヤホンは中華メーカーが圧倒的に強いです。

ハイエンド品に負けないような高機能なイヤホンを実売価格6,000~7,000円くらいでリリースして人気を集めています。

ただ、機能面では敵わずとも音質重視で奮闘している日本のメーカーもあります。

【更新履歴】

2024年4月4日
IN

  • 1位 CMF by NOTHING Buds Pro

OUT

  • 5位 SOUNDPEATS Air 4:押し出される形で圏外へ。低価格帯のインナーイヤー型としては1番高機能でおすすめです。
1位 CMF by NOTHING Buds Pro

CMF by NOTHING Buds Pro

  • 価格:7,000円台
  • 連続再生時間:11時間/39時間(ケース込)
  • 対応コーデック:SBC/AAC
音質 ノイキャン*1 外音取り込み*2 装着感
8.3/10 9/10 9/10 8.5/10
マルチポイント*3 ハイレゾ*4 低遅延*5 イコライザー
- -

1万円以内でもっともおすすめの完全ワイヤレスイヤホンはCMFのBuds Proです。

CMFはイギリスのメーカー「Nothing」のサブブランドに当たります。

安価なTWSとは思えないほど音質・ノイキャンともに優秀で、ノイズキャンセリングは僕がこれまで使ってきた1万円以下の完全ワイヤレスの中でもっとも強力でした。

大きなノイズもかなり抑えてくれるのでしっかりと効果を実感できます。

音質的にもU1万円ではTOPクラスの高音質。

低価格帯では気になりがちな雑味が少なく、非常に深みのある良質な低音が魅力です。

また、安価なTWSはデザインが似たりよったりになりがちですが、Buds Proはデザインの面でもおしゃれでおすすめできます。

欠点は2台同時接続可能なマルチポイントには非対応なところ。

マルチポイントは必須という方は2位のTWSがおすすめです。

CMF by NOTHING Buds Proの詳細レビュー

2位 EarFun Air Pro 3

  • 価格:7,000円台
  • 連続再生時間:9時間/45時間(ケース込)
  • 対応コーデック:SBC/AAC/aptX/aptX Adaptive
音質 ノイキャン 外音取り込み 装着感
7.5/10 8.5/10 9/10 8.5/10
マルチポイント ハイレゾ 低遅延 イコライザー

次いでおすすめなのがEarFunのAir Pro 3。

ハイコスパなワイヤレスイヤホンを出すことで近年非常に人気な中華系のメーカーです。

定価は7,990円ですが6,000円台で購入できることが多いと思います。

マルチポイント・ハイレゾ再生のほか、低価格帯では珍しいワイヤレス充電にも対応。

欲しい便利機能は全て詰まっているといった感じで、ハイエンドクラスの完全ワイヤレスイヤホンに引けをとらない高機能さが魅力です。

音質的には非常に迫力のある低音が特徴。

ノイキャンも1位のCMF Buds Proには僅かに劣るもののかなり強力。

低価格帯とは思えないほど充実した性能で使い勝手は抜群です。

欠点は低音がやや過剰気味なところ。

低音を強調した音が苦手な場合は同程度の値段・性能なSOUNDPEATS Air4 Proがおすすめです。

こちらはバランスの取れたサウンドが魅力。

低価格でも高機能な完全ワイヤレスイヤホンが欲しいという方におすすめの2品でした。

EarFun Air Pro 3の詳細レビュー

3位 GEO QT13 (QCY T13)

  • 価格:2,000円台
  • 連続再生時間:8時間/40時間(ケース込)
  • 対応コーデック:SBC/AAC
音質 ノイキャン 外音取り込み 装着感
7.2/10 - - 8.5/10
マルチポイント ハイレゾ 低遅延 イコライザー
- -

3位の完全ワイヤレスイヤホンはとにかく安くて使える完全ワイヤレスイヤホンが欲しいという方におすすめ。

GEOで売っているエントリークラスの完全ワイヤレスイヤホン、QT13です。

その中身は超コスパで人気の中華メーカーQCY T13のOEM品。

GEOでは2,170円、QCYのT13はAmazonで2,600円くらいでしょうか。

ただ、最近は近所のGEOでも見かけないしGEOオンラインショップでもずっと売り切れなのでGEOの方はもう無いのかもしれません…。

1番の特徴は2000円台で買えるワイヤレスイヤホンとは思えないくらいの音の良さ。

イヤホンに特にこだわっていない方が使ったら音の良さにびっくりすると思います。

低遅延モードも優秀でゲームや動画も遅延を気にせず楽しめます。

欠点はケースやイヤホンに指紋が付きやすい、ちょっと見た目安っぽいというところでしょうか。

実際に安いので仕方ありませんが、100均系完全ワイヤレスイヤホンのおもちゃみたいな質感に比べたら全然ちゃんとした造りです。

100均系の完全ワイヤレスイヤホンはBluetooth接続はよく途切れるし音質も酷いものでしたが、少し上乗せするだけで全然まともに使えるTWSが買えるので是非コチラを選んでいただきたいです。

GEO QT13 (QCY T13)の詳細レビュー

GEO産↓

GEOオンラインストア:GRFD-SWE100QT13
QCY産↓

4位 Victor HA-A30T

  • 価格:7,000円台
  • 連続再生時間:9時間/21時間(ケース込)
  • 対応コーデック:SBC
音質 ノイキャン 外音取り込み 装着感
7.8/10 4/10 8/10 8/10
マルチポイント ハイレゾ 低遅延 イコライザー
- - BASSモード

4位のおすすめは日本のメーカー、VictorのエントリーモデルHA-A30T。

イヤホンケースは手のひらで覆い隠せるほどの小ささで、完全ワイヤレスイヤホンの中でも最小クラスのコンパクトサイズです。

そして音質面もVictorだけあってエントリークラスでもしっかり整ったサウンド。

BASSモードを起動すれば重低音サウンドも楽しむことができるので重低音好きな方にも◎。

専用アプリはありませんが、ボタン操作で低遅延モードもBASSモードも呼び出すことができて操作がアプリなしで完結しています。

アプリとかインストールするの面倒くさい!という方にもおすすめです。

欠点はノイキャンはかなりマイルドな効き目なのであまり期待できないという点。

低価格帯で強力なノイキャンが欲しい方は価格帯1位のCMF Buds Proなどを選びましょう。

Victor HA-A30Tの詳細レビュー

5位 ag PITA

  • 価格:6,980円
  • 連続再生時間:5時間/30時間(ケース込)
  • 対応コーデック:SBC/AAC
音質 ノイキャン 外音取り込み 装着感
8.2/10 - - 9/10
マルチポイント ハイレゾ 低遅延 イコライザー
- - - -

5位のおすすめは寝ホンとして売り出されているagのPITA。

agは音質の良さでオーディオ好きから絶対的な信頼を得ている日本のメーカーfinalのサブブランドです。

その名の通り、ピタっと耳に収まる形状で寝ながら使っても耳が痛くならないのが特徴。

音質的には暖色系で低音から高音まで過不足なく出る優等生。

低価格帯ではTOPクラスの高音質だと思います。

粉雪塗装加工という指紋や傷がつきにくい加工がされていて触ったときの質感が非常に良いです。

欠点は機能らしい機能は何も無いという点ですね。

音質と装着感に特化イヤホンなので、ノイキャンなどの機能よりもそちらを優先したいという方におすすめです。

ag PITAの詳細レビュー

【1万円台】ミドルローTWSのおすすめTOP5

大手のブランドが続々と顔を出す価格帯。

しかしブランドメーカーでもその出来はピンキリ。

SONYということで多くの人が選択肢に入れそうなWF-C700Nなどは他社製品と比較するとなんともいえない性能だったりしました。

そんな中でも2万円以上のものに引けを取らないと感じた優秀なTWSを紹介します。

【更新履歴】

2024年4月4日
IN

  • 1位 EDIFIER NeoBuds Pro 2
  • 2位 Technics EAH-AZ40M2

OUT

  • 4位 JBL Quantum TWS:ゲーミング完全ワイヤレスイヤホン。低遅延なだけでなく普通のTWSとしても優秀。ケースに収納されたドングルを使えばペアリングなしで様々な端末と即座に接続可能。
  • 5位 final ZE3000:この価格帯でもっとも高音質なTWS。ただ、機能は何もなし。高音質な上に高機能なAZ40M2と交代する形となりました。
1位 EDIFIER NeoBuds Pro 2

EDIFIER NeoBuds Pro 2

  • 価格:17,000~19,000円台
  • 連続再生時間:5.5時間/22時間(ケース込)
  • 対応コーデック:SBC/AAC/LDAC/LHDC
音質 ノイキャン 外音取り込み 装着感
9/10 9.5/10 8.5/10 8.5/10
マルチポイント ハイレゾ 低遅延 イコライザー
-

今、1万円台の完全ワイヤレスイヤホンでもっともおすすめなのがEDIFIER NeoBuds Pro 2です。

使い勝手に少し癖のあるイヤホンなので初めてTWSを買うという方には2位か3位のTWSのほうが良いかもしれませんが、とにかく高性能なのが魅力です。

ノイズキャンセリングはSONYの旧ハイエンド完全ワイヤレスイヤホンWF-1000XM4と遜色のないレベルの強力さ。

これほど強力なノイキャンは3万円オーバーでも中々ありません。

音質的にもハイブリッドドライバーを生かしたパワーのあるドンシャリで、こちらも2万円以内で買える完全ワイヤレスではTOPクラス。

空間オーディオ機能も備えるなど、2万円後半〜3万円くらいのイヤホンと比較しても引けをとらない性能です。

欠点は前述の通り、ちょっと癖があるところ。

  • マルポイントには対応していない
  • 音量の調節は実質的にデバイス側から行う必要がある
  • 連続再生時間が最近のTWSとしては少し少なめ

上記のようなちょっとした癖はありますが、強ノイキャンと高音質を両立したイヤホンはかなりレアなので個人的には非常におすすめです。

EDIFIER NeoBuds Pro 2の詳細レビュー

2位 Technics EAH-AZ40M2

Technics EAH-AZ40M2 Review

  • 価格:15,000円
  • 連続再生時間:5.5時間/18時間(ケース込)<ノイキャンON時>
  • 対応コーデック:SBC/AAC/LDAC
音質 ノイキャン 外音取り込み 装着感
9.1/10 4/10 8.5/10 9/10
マルチポイント ハイレゾ 低遅延 イコライザー

(3台)

次いで1万円台のTWSでおすすめなのがTechnics EAH-AZ40M2。

TechnicsはPanasonicの高級オーディオブランドです。

音質だけみれば1位のEDIFIER NeoBuds Pro 2よりも良く、高解像で明瞭なサウンドはこの価格帯では最高峰の高音質だと思います。

さらに3台同時接続可能なマルチポイントに対応するなど機能面も充実。

(3台同時接続ができるのは今のところTechnicsだけ)

欠点はノイズキャンセリングがあまり強力とは言えないところ。

3万以上するTechnicsのハイエンド機と比べて値段差ほど音質の差はありませんが、ノイズキャンセリングは結構な差があります。

逆にその点以外はとても出来が良く、装着感はむしろ上位機よりも良いくらい。

ノイズキャンセリングはそれほど重視していないという方には非常におすすめできます。

Technics EAH-AZ40M2の詳細レビュー

3位 JBL LIVE FREE 2

  • 価格:13,000円前後
  • 連続再生時間:7時間/35時間(ケース込)
  • 対応コーデック:SBC/AAC
音質 ノイキャン 外音取り込み 装着感
8.2/10 8/10 9/10 9/10
マルチポイント ハイレゾ 低遅延 イコライザー
-

世界最大規模のオーディオブランドJBLのLIVE FREE 2。

2022年にメガヒットしたイヤホンですね。

ミドルクラスながらJBLらしいノリの良いサウンドが楽しめます。

小粒なイヤホンはいつまでもつけていられるほど軽い装着感です。

2台同時接続可能なマルチポイント・実用レベルのノイキャン・取り込み量を調整可能な外音取り込み機能。

さらに大手メーカーらしく非常に出来の良い専用アプリが用意されており、機能性は申し分なし。

総合的な性能のバランスの良さ、ストレスのない使い勝手が魅力です。

唯一の欠点は音量の調整がイヤホンから出来ないことくらいでしょうか。(アプリから操作の割当を変更することはできますが)

JBL LIVE FREE 2の詳細レビュー

4位 Anker Soundcore Liberty 4

  • 価格:14,990円
  • 連続再生時間:9時間/28時間(ケース込)
  • 対応コーデック:SBC/AAC/LDAC
音質 ノイキャン 外音取り込み 装着感
8/10 8.5/10 8/10 8.5/10
マルチポイント ハイレゾ 低遅延 イコライザー
-

Anker史上最高を謳うTWS、Liberty 4。

ダイナミックドライバーを2基積んだデュアルドライバー仕様のイヤホンです。

非常に多機能なイヤホンで全ての価格帯をあわせてもTOPレベルの機能性。

マルチポイントや強力なノイキャンはもちろんのこと、心拍数や消費カロリーを測定するワークアウト機能にヘッドトラッキングを利用した空間オーディオ機能まで搭載。

(ヘッドトラッキングは音像が正面に固定され臨場感が増す機能。右を向けば左耳の方から音が、後ろを向けば後ろから音が聴こえるようになります。)

音質はかなりど派手なドンシャリ。

高音がかなりキンキンするのでイコライザーで少し抑えてあげたほうが良いと個人的には思います。

欠点はやはり高音が刺さるという点ですね。

また、Liberty 4にはノイキャン特化型のLiberty 4 NCという兄弟機が存在します。

こちらはワークアウト機能やヘッドトラッキングが無いかわりにノイキャンは最上位クラスの効き目。(ノイキャン評価9.5/10)

ノイキャンでコスパを重視するならこちらも外せない存在です。

Anker Soundcore Liberty 4の詳細レビュー

5位 ゼンハイザー CX Plus True Wireless

  • 価格:18,000円前後
  • 連続再生時間:8時間/24時間(ケース込)
  • 対応コーデック:SBC/AAC/aptX/aptX Adaptive
音質 ノイキャン 外音取り込み 装着感
8.7/10 8.5/10 7/10 8/10
マルチポイント ハイレゾ 低遅延 イコライザー
-

高級オーディオメーカー、ゼンハイザーのCX Plus True Wireless。

この価格帯では定番人気のイヤホンですね。

3万円した旧ハイエンドTWSMomentum True Wireless 2と同様のドライバーを搭載。

広大な音場に生音感を感じさせる上質なサウンド。

ミドルクラスでもしっかりゼンハイザーらしい味が出せています。

ノイズキャンセリングも強力な部類に入り、音質とノイキャンだけをみれば2万円以内で買えるTWSの中ではかなりのパフォーマンスを発揮します。

少し古いイヤホンなので総合力No1!とはいきませんが、その分セール時の値引き率も高いので安くなったときはかなりの狙い目と言えます。

欠点はマルチポイントに非対応な点と外音取り込み機能がやや雑味強めな点。

ゼンハイザー CX Plus True Wirelessの詳細レビュー

【2万円台】ミドルハイTWSのおすすめTOP5

以前は2~3万円が完全ワイヤレスイヤホンの天井でしたが、近年ではミドルハイといった感じに。

3万円台のTWSが値下がりして降りてきたパターンも多いですが、下手な型落ち品に手を出すと微妙な結果になるかもしれません。

最近では4万円前後も珍しくないハイエンドクラスのイヤホンと遜色ない優秀なTWSを紹介します。

【更新履歴】

2024年4月4日
IN

  • 1位 HUAWEI FreeBuds Pro 3
  • 2位 Jabra Elite 8 Active
  • 4位 Marshall Motif II A.N.C.

OUT

  • 2位 HUAWEI FreeBuds Pro 2:Devialet監修のTWS。3がリリースされ、終売?のようなので交代。スピーカーで聴くかのような深い沈み込みの低音は2の方が好みでした。
  • 4位 HUAWEI FreeBuds 5:インナーイヤー型としては最高の性能。
  • 5位 Beats Studio Buds+:Apple Music限定ではあるものの、64台のスピーカーに囲まれているような感覚を味わえるという空間オーディオ機能は圧巻。
1位 HUAWEI FreeBuds Pro 3

HUAWEI FreeBuds Pro 3

  • 価格:28,800円
  • 連続再生時間:6.5時間/31時間(ケース込)
  • 対応コーデック:SBC/AAC/LDAC/HWA
音質 ノイキャン 外音取り込み 装着感
9.5/10 9/10 8.5/10 8.5/10
マルチポイント ハイレゾ 低遅延 イコライザー

この価格帯でもっともおすすめなのがHUAWEIのハイエンド完全ワイヤレスイヤホン、FreeBuds Pro 3。

平面振動板ドライバー+11mmダイナミックドライバーのデュアルドライバー構成で、やや中高音寄りのバランスの良いサウンドです。

特に歪み無く綺麗に伸びる高音は秀逸だと思います。

ノイズキャンセリングも上位一握りに入るくらい強力。

AirPods Proのようにイヤホンのスティック部分をつまむと再生/停止などの操作になり、スワイプすると音量を上下にコントロールできる操作体系も非常に実用的で利便性が高いです。

4万円前後のハイエンドTWSにも負けないくらいの総合力の高いおすすめイヤホンです。

欠点はHuaweiはGoogle八分にあっており、アプリをGoogleストアからダウンロードできないということ。(iPhoneはApp Storeからダウンロードできます)

HUAWEI FreeBuds Pro 3の詳細レビュー

2位 Jabra Elite 8 Active

Jabra Elite 8 Active Review

  • 価格:~29,000円台
  • 連続再生時間:14時間/56時間(ケース込)
  • 対応コーデック:SBC/AAC
音質 ノイキャン 外音取り込み 装着感
9.2/10 9/10 8/10 9.5/10
マルチポイント ハイレゾ 低遅延 イコライザー
- -

ヘッドセットで有名なJabraの完全ワイヤレスイヤホンです。

水中でも使える完全防水仕様のスポーツ向けイヤホンですが、普段使いでも相当強いです。

音質は力強く切れの良い低音が特徴のワークアウトでテンションを持っていきやすいチューニング。

ノイズキャンセリングも強力で、音質・ノイキャンともにこの価格帯ではかなりの上位に入ります。

また、装着感もフィット感を重視する方には唯一無二と言えるくらい非常に上質。

バシっとハマるフィット性なのに圧迫感はほとんどないという良く考えられた着け心地です。

空間オーディオ機能もあり、音声通話も明瞭。

スポーツ利用だけではもったいないくらい総合力の高いイヤホンです。

欠点らしい欠点はありませんが、強いてあげるならばこの価格帯のTWSにしては外音取り込み機能は少し雑味が強めと言えます。

Jabra Elite 8 Activeの詳細レビュー

3位 JBL TOUR PRO 2

  • 価格:25,000円前後
  • 連続再生時間:10時間/40時間(ケース込)
  • 対応コーデック:SBC/AAC
音質 ノイキャン 外音取り込み 装着感
8.8/10 8/10 9/10 9/10
マルチポイント ハイレゾ 低遅延 イコライザー
-

JBLのハイエンドTWS。

イヤホンケースにスマートタッチディスプレイを備えており、イヤホンケースを通して曲変更やイコライザーの設定・機能の切り替えなどを行うことが出来ます。

音質は低音の量感がかなり多めな躍動感のあるサウンド。

通常のイコライザーの他に音質を個人に最適化する機能などもあり、好みの音に調整しやすくなっています。

装着感も抜群に良く、軽いのに安定した付け心地で快適です。

JBLらしく全ての機能がしっかりと作り込まれており(空間オーディオ機能は微妙ですが)、総合的な使い勝手の良さはTOPクラスと言えます。

一方でハイエンド製品としては他社ハイエンド品と比較して音質やノイキャンの性能で突き抜けた良さが無いのも事実で、それが欠点と言えます。

値段差を考慮しないなら他の大手(SONYやTechnics、Sennheiserなど)のハイエンド品の方が明らかに1枚、2枚と上手なのですが、値段設定が絶妙。

他社ハイエンド品が4万弱するところ、TOUR PRO 2は2,5万円ほどで購入できてしまうのでコストパフォーマンスで考えれば優秀です。

JBL TOUR PRO 2の詳細レビュー

4位 Marshall Motif II A.N.C.

  • 価格:29,800円
  • 連続再生時間:9時間/43時間(ケース込)
  • 対応コーデック:SBC/AAC
音質 ノイキャン 外音取り込み 装着感
9.4/10 8/10 8/10 9/10
マルチポイント ハイレゾ 低遅延 イコライザー
- -

イヤホンケースがMarshallのアンプを思わせるおしゃれな完全ワイヤレスイヤホンです。

しかし、Motif II A.N.C.はただのおしゃれアイテムにあらず。

価格帯上位に入る音質の良さが魅力で、特にギターなど楽器の表現力が高いです。

下から上までバランス良く鳴る明瞭サウンドで、前作Motif A.N.C.からボーカルの表現力もぐっとUPしています。

マルチポイントに対応し、ノイズキャンセリングや外音取り込み機能も一定水準のレベル。

今どきのTWSに欲しい機能をきちんと有しており、快適に使用できます。

欠点は実質的にイヤホン側から音量調節できないところ。

Marshall Motif II A.N.C.の詳細レビュー

5位 FiiO FW5

  • 価格:21,500~25.000円程
  • 連続再生時間:7時間/21時間(ケース込)
  • 対応コーデック:SBC/AAC/aptX/aptX Adaptive/LHDC
音質 ノイキャン 外音取り込み 装着感
9.8/10 - - 7/10
マルチポイント ハイレゾ 低遅延 イコライザー

ポタオデ界の超コスパ中華メーカーFiiOの完全ワイヤレスイヤホン。

  • Knowles製バランスド・アーマチュア2基+DLCダイナミック1基のハイブリッドドライバー構成
  • 旭化成エレクトロニクス製のDACアンプ一体型チップ「AK4332」を左右独立搭載

という現状これ以上無いほどの超高音質構成。

FiiOらしい硬質で明瞭なサウンドで、出力が非常に高いのでワイヤレス感を全く感じません。

タイトで深みのある低音、ボーカルはやや淡白に感じますが非常に明るい中音、突き抜けるほど伸びやかな高音。

どこにも壁を感じない、果てしなく広い音場感がものすごく心地よいです。

ノイズキャンセリング機能はありませんが、音質は最上位クラスと比較しても全く遜色ないレベル。

音質で最高レベルのものをコスパ良く、と考えたらこのFW5が1番良いと思います。

欠点はややフィットさせるのに手間取る装着感ですね。

上位機種はほとんどがタッチセンサー式なのにFW5は物理ボタン式というのも地味にポイントです。

FiiO FW5の詳細レビュー

【3万円以上】ハイエンドのおすすめ完全ワイヤレスイヤホンランキング

3万円以上のハイエンド帯の完全ワイヤレスイヤホンで特に素晴らしかったものを厳選して紹介します。

【更新履歴】

2024年4月4日
IN

  • 3位 Jabra Elite 10
  • 4位 ゼンハイザー Momentum True Wireless 4

OUT

  • 3位 ゼンハイザー Momentum True Wireless 3:4が出て世代交代。性能的にはいまだにTOPクラスだと思います。セールなどで安く買えるなら全然アリ。
  • 5位 Apple AirPods Pro音質は8.3点。それ以外はALL10点。快適な装着感と強力なノイズキャンセリング、そしてイヤホンをしているのを忘れるほど自然な外音取り込み機能が魅力。Apple製品との親和性が高いのでiPhoneの方には有力な選択肢。
1位 Technics EAH-AZ80

  • 価格:36,000円程
  • 連続再生時間:7時間(ANC ON)/24時間(ケース込/ANC ON)
  • 対応コーデック:SBC/AAC/LDAC
音質 ノイキャン 外音取り込み 装着感
9.7/10 9.5/10 9.5/10 8.5/10
マルチポイント ハイレゾ 低遅延 イコライザー

(3台同時可)

現時点で2023年最高評価の完全ワイヤレスイヤホンです。

均整の取れたモニターライクなサウンド。

非常に高解像で空気感や余韻がしっかり感じられる様は高音質な有線イヤホンのよう。

ノイズキャンセリングもTOPクラスに強力で大きなノイズも大幅にカットしてくれます。

ストレスのない使い勝手なのもポイントです。

  • 誤タッチが起きないようにイヤホンを外している時はタッチ操作を無効化できる
  • 通話時のノイズカット強度を調整可能(強すぎると声の小さい人は自分の声までカットされてしまうことがあるため)
  • 外音取り込み時、音楽を停止するかどうか選択可能

ハイエンドらしい細かい気配りが利いています。

3台同時接続可能なマルチポイントなど、機能性も抜群。

欠点らしい欠点がほぼないと言える素晴らしいイヤホン。

とにかくおすすめです。

Technics EAH-AZ80の詳細レビュー

2位 SONY WF-1000XM5

  • 価格:36,000円台
  • 連続再生時間:12時間/36時間(ケース込)
  • 対応コーデック:SBC/AAC/LDAC/LC3
音質 ノイキャン 外音取り込み 装着感
9.6/10 10/10 9.5/10 9/10
マルチポイント ハイレゾ 低遅延 イコライザー
-

2021年最高評価だったSONY WF-1000XM4の後継機。

WF-1000XM4の欠点だった圧迫感強めの装着感が改善。

イヤホンが超小型化されたことで付け心地が抜群に良くなりました。

音質は低音の量感がかなり増し、高音は明瞭感が大きく上昇。

元気系のサウンドになってパワーアップしました。

元々強力だったノイズキャンセリングも順当に進化しており、低音ノイズから高音ノイズまで強力にカットしてくれます。

行動や場所に応じてノイキャンと外音取り込み機能を自動で切り替えてくれる機能も健在。

(喋ると外音取り込みモードに、電車に乗るとノイズキャンセリングに、最寄りのコンビニに入ると外音取り込み機能…といった具合に)

スキのない、完成度の高いイヤホンです。

ただ、WF-1000XM4の時点でかなりの完成度だったので順当なパワーアップに対して値上がり幅が大きすぎました。

発売当時の値段は43.000円。

そんなに出すなら1位のTechnics EAH-AZ80の方が良いよ、と思ったのは僕だけじゃないはず。

発売からわずか一ヶ月でもう36.000円まで下がったのでライバルとして見れる存在になりましたが…。(予約購入した自分としてはちょっと納得いかないですけど 笑)

この値段なら総合力により強いノイズキャンセリングを求める人にはAZ80より有力な選択肢となるでしょう。

SONY WF-1000XM5の詳細レビュー

3位 Jabra Elite 10

Jabra Elite 10 Review

  • 価格:36,000円
  • 連続再生時間:8時間/36時間(ケース込)
  • 対応コーデック:SBC/AAC
音質 ノイキャン 外音取り込み 装着感
9.5/10 10/10 9/10 10/10
マルチポイント ハイレゾ 低遅延 イコライザー
- -

Jabraのハイエンド完全ワイヤレスイヤホン。

セミオープン型という耳穴を完全には塞がない装着方法をとっているため、着け心地が非常に軽いのが特徴です。

長時間着けっぱなしにしていても耳疲れせず、それでいてしっかりフィットしてくれます。

こういった装着方法の場合、低音がスカスカになったりノイキャンの効きが悪かったりするものですが、Elite 10は音質もノイキャンも極上。

音場の広い柔らかい音で、半開放型らしい抜けの良さが心地よいです。

ノイズキャンセリングもApple AirPods Proと大差ないくらいの強力さ。

Dolby Atmos音源限定ですが、空間オーディオ機能も臨場感を楽しめて優秀。

総合力が非常に高いイヤホンです。

  • 1位 AZ80は優れた総合力(特に音質)
  • 2位 WF-1000XM5は優れた総合力(特にノイキャン)
  • 3位 Elite 10は優れた総合力(特に装着感)

といった感じなので、装着感を重視したい方には1位・2位のイヤホンよりおすすめです。

Jabra Elite 10の詳細レビュー

4位 ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 4

ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 4

  • 価格:49,940円
  • 連続再生時間:7.5時間/30時間(ケース込)
  • 対応コーデック:SBC/AAC/aptX/aptX Adaptive/aptX Lossless
音質 ノイキャン 外音取り込み 装着感
9.9/10 9.5/10 8/10 9/10
マルチポイント ハイレゾ 低遅延 イコライザー

高い総合力を誇ったMomentum True Wireless 3の後継機です。

デフォルトではフラットな音なのですが、アプリで音質を個人に最適化させる機能を使うと音が激変します。

低音から高音まで素性がとても良く、幅広く個人個人の好みにあった音を再現してくれます。

Momentum True Wireless 4で音楽を聴いたあとに4万円以下の完全ワイヤレスイヤホンで聴くと少し物足りなく感じるほどに音質は良いです。

ノイズキャンセリングも非常に強力で、音質とノイキャンの総合力は間違いなくNo1かと思います。

欠点は曲を停止した状態で外音取り込み機能をONにすると、左耳から異音がする点。

曲を再生中には起きない現象なので、ながら聴き中には異音はしません。

無音で機能を使いたい場合、無音の曲を流したり控えめなヒーリングサウンドを再生することで一応ノイズの発生を防げますが、外音取り込み機能をよく使うという方は要注意です。

あとはやっぱり値段がお高いというのが高性能でもおすすめ4位に位置している理由となります。

ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 4の詳細レビュー

5位 Bose QuietComfort Ultra Earbuds

Bose QuietComfort Ultra Earbuds

  • 価格:35,000円弱
  • 連続再生時間:6時間(ANC ON)/24時間(ケース込/ANC ON)
  • 対応コーデック:SBC/AAC/aptX/aptX Adaptive
音質 ノイキャン 外音取り込み 装着感
8.9/10 10/10 9.5/10 9.5/10
マルチポイント ハイレゾ 低遅延 イコライザー
-

Boseのハイエンド完全ワイヤレスイヤホン。

ノイズキャンセリング、臨場感を最重視するなら間違いなくコレと言える存在です。

自分がつけているノイズキャンセリングの強度比較ランキングでも1位。

ノイキャンイヤホンをこれまで100個以上使ってきましたが、2位以下を圧倒するものすごく消音効果です。

音質はBoseらしい豊かな低音が魅力。

空間オーディオ機能も他社製品より非常に優れており、どんな音源もホームシアターのスイートスポットで聴いているような臨場感を味わえます。

また、装着感もハイエンドに相応しい素晴らしさです。

長時間着けっぱなしにしていても全く疲れがこないので快適に使えます。

欠点はマルチポイントには未対応な点。

そして今どきのTWSにしてはイヤホンケースがややでっかいという点ですね。

Bose QuietComfort Earbuds II の詳細レビュー

あとがき

おすすめの完全ワイヤレスイヤホンを価格帯ごとに紹介してみました。

自分はメーカーからお金をもらってのレビューとかは一切やっていないので純粋に使って良かったものだけをセレクトしています。

最後に玉石混交の低価格帯で『この価格帯はこのメーカーが強い!選んでおけば失敗しにくい!』というのをなんとなくまとめてみます。

(リンクはAmazonの各メーカーショップページ)

今回は以上となります。

この記事が皆様のイヤホン選びの一助となれば幸いです。

*1:ノイズキャンセリング機能とは:周囲のノイズを打ち消す機能。高性能なものほど雑音が減り、音楽への没入感UP。

*2:外音取り込み機能とは:イヤホンをしたまま周囲の音を取り込む機能。精度の高いものならイヤホンをしたままの会話や“ながら聴き”が可能。ヒアスルー・アンビエントサウンド等と呼ばれることも

*3:マルチポイントとは:PCとスマホなど複数の機器と同時に接続可能な機能。TWSでは基本2台。一部3台同時接続できるものもあり

*4:ハイレゾ相当で再生可能なコーデック[aptX HD・aptX Adaptive・LDAC]に対応しているものを○で表示。

*5:ゲームや動画視聴時の音ズレを防ぐ低遅延モード(ゲームモード)あるいはaptX Adaptiveに対応しているものを○で表示。