僕は猫だった

オーディオマニアによるイヤホン/ヘッドホンのレビューブログ

ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 3をレビュー!感動のサウンドクオリティ。早くも2022年最高の完全ワイヤレスイヤホンの誕生か

SENNHEISER MOMENTUM True Wireless 3 Review

  • 有線高級イヤホンを思わせる程の高音質
  • 大幅に進化したノイズキャンセリング
  • ストレスのない装着感と使い勝手の良さ
  • 性能と共に値段もアップした
総合評価
 
10/10

2022年10月27日 更新

アップデートで2台同時接続可能なマルチポイント機能が利用できるようになりました。

おかげさまでイヤホンレビュー歴7年目を迎えました、猫居です。

今回レビューするのは待ちに待ったゼンハイザーの新作完全ワイヤレスイヤホン、MOMENTUM True Wireless 3です。

今回レビューをするにあたってはかなり厳し目にチェックを入れるつもりでした。

といいますのも、ゼンハイザーからはMOMENTUM True Wireless 2の廉価版とも言えるCX Plus True Wirelessという完全ワイヤレスイヤホンが出ているんですよね。

【ゼンハイザー CX Plus True Wirelessレビュー】音の傾向はMomentum2に近く、ノイキャンは木綿2以上!

このCX Plus True Wirelessは高音質でノイキャンもそこそこ強力な高コスパなイヤホン。

CX Plus True Wirelessは2万円切り・MOMENTUM True Wireless 3はAmazonで36000円程ですから‥

これは生半可な進化では評価出来ないなと、そんな思いだったわけです。

勿体ぶらずに結論からいきます。

音質・ノイキャン・使い勝手、全ての評価項目で高得点を取れるハイレベルな仕上がり。

2022年を代表する完全ワイヤレスイヤホンとなるでしょう。

MOMENTUM True Wireless 2の時点で上質な音質でしたが、そのはるか上をいく有線イヤホンの高級機を思わせるようなサウンドに進化しています。

MOMENTUM True Wireless 2では並くらいだった装着感も物凄く良くなっています。

ノイズキャンセリング機能も大幅に進化。

使い勝手は元から良かったですし、本当に言うことない出来です。

ストレス無くどこでも高音質が楽しめる。

たしかに値段は高い、だけどこれは間違いなく買いです。

<使用感データ>
評価
音質

低音:★★★★★★★★★★

中音:★★★★★★★★★★

高音:★★★★★★★★★★

装着感 S・A・B・C・D
通話品質

S・A・B・C・D

ノイキャン ★★★★★★★★★
外音取り込み ★★★★★★★★★

詳細な評価については目次より各項目をご覧ください。

イヤホン選びに迷ったら!【比較で判る】コレクターおすすめの完全ワイヤレスイヤホン6選【価格帯別】
(MTW3は筆者のおすすめ6選入りイヤホンです)

 

ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 3の基礎スペックに言及

<基礎データ>
評価
連続再生時間

約7時間

約28時間

コーデック SBC・AAC・aptX・aptX adaptive
防水性能 IPX4
機能

ノイズキャンセリング機能

外音取り込み機能

ワイヤレス充電

急速充電

音声アシスタント

専用アプリで出来ること

風切り音カット(ノイズキャンセリング)

外音取り込み機能の調整

タッチ操作の割り当て

イコライザー機能

Sound Check(アプリ機能紹介の項目で説明)

Sound Zones(アプリ機能紹介の項目で説明)

 

スペック表記に表れないポイント

  • 同社有線イヤホンIE 600と同様のアコースティックバックボリューム機構を搭載(IE600はAmazonで現在9万円ほどする高級イヤホン)
  • DAC の役割を担うプロセッサをもう1基搭載。音の表現力UPに貢献

つまり音質面で相当力を入れて造られているということですね。

最新の完全ワイヤレス基準で欲しい機能がきちんと網羅されていて、Sound Zones(指定した施設などでノイキャンや外音取り込みを自動切り替え)などの高級機らしい便利機能もあり。

フィットの良さと防水機能も備えているので軽い運動にも使えそうです。

開封:デザインチェックと使い勝手の評価

付属品。

今回から装着感UPのためイヤーフィンが付属されています。

イヤーピースは標準装備のMを含めてSS・S・Lと幅広いサイズに対応。

ファブリック調のイヤホンケース。

前作と色違いなだけかと思いきや‥

並べて比較してみるとかなり小型化しているのがわかります。

写真だと僅かな違いにみえますが、手に持ったりポケットに入れたときも凄くしっくりきます。

イヤホン本体はデザインが大幅に変更。

非常にコンパクトになりました。

実物を見るまでは前作のほうがデザイン良いかなぁと思っていたのですが、実際見てみると印象が変わりました。

シンプルでなめらかさのある造形がカッコいいです。

耳につけたときもそのシンプルさが服装の邪魔をせず映えます。

使い勝手も非常になめらかでストレスがありません。

  • すべての操作をイヤホンから行える
  • タップ操作をのレスポンスの良さ
  • タップした回数を効果音の違いで認識できる親切設計

耳にも生活にもよく馴染むイヤホンです。

ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 3の音質評価

非常に解像度の高い澄んだ音。

驚くほど透明感のあるサウンドです。

前作MOMENTUM True Wireless 2だけでなくSONYのWF-1000XM4や先日レビューしたFalcon ANCなどと聴き比べしても明らかな差を実感できます。

低音は過不足ない量感に圧倒的な深みがあり解像度も高いです。

これは完全に高級イヤホンの音ではないでしょうか。

中音もボーカルが非常に生々しくその息遣いまで感じ取れます。

高音もとにかくよく伸びるし艶感がハンパないです。

低音域・中音域・高音域とどの帯域もしっかり厚みがあり、バランス感覚も秀逸。

どんな音楽もさらっと余裕を持って鳴らすことができる。

そしてゼンハイザーらしく音場がとてつもなく広いのでその聴き心地の良さには感動すら覚えます。

とにかくレベルが高いです。

ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 3の装着感評価

とても軽い装着感で付け心地は非常に快適です。

これまでのゼンハイザーの完全ワイヤレスイヤホンはイヤホン本体が結構大きめでイヤホンが耳に【居座っている感】が結構あったんですよね。

しかしMOMENTUM True Wireless 3は

  • イヤホン本体が小型化されたこと
  • イヤーフィンが採用されたこと

これらによりフィッティングが相当改善されました。

耳介に添えるだけで安定させるような浅めのフィット位置なので圧迫感や耳への負担もほとんど感じません。

いかにもカナル型な圧迫感があったMOMENTUM True Wireless 2やCX Plus True Wirelessとは快適度が大きく違います。

僕は普段Mサイズのイヤーピースを使っていますがこのイヤホンではSサイズがジャストフィットしました。

SSサイズまで同梱されているので普段Sサイズの方も大丈夫だと思います。

ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 3のノイズキャンセリング機能評価

MOMENTUM True Wireless 2ではノイズキャンセリングはマイルドな印象でしたが、こちらも非常に進化しています。

ゼンハイザーTWS史上最高の効き目です。

現状の最高クラスのノイキャンであるWF-1000XM4と比較しても低音の消音力は大差ないレベルです。

大きめの換気扇の音も無音と言っていいほど効果的に消音してくれます。

人の声より上の中高音以降は遮音性の差などもありややWF-1000XM4の方が効果的に消音していると感じます。

しかしその軽い装着感を考えれば十分に素晴らしいノイズキャンセリング能力と言えるでしょう。

ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 3の外音取り込み機能評価

これまでのゼンハイザーTWSはやや強調感のある外音取り込み音でしたが、かなり自然な外音に近い取り込み音になりました。

また、アプリで外音を取り込む量を調整可能です。

マイクで強調したような違和感がないので外音取り込みをONにしたままの【ながら聴き】にも使えます。

外音取り込み音とイヤホンを外した状態の外音との差を全く感じないWF-1000XM4やAirPods Proと比べると僅かに外音が小さくなっているかなと言った感じです。

外音を100とすると取り込み音が90~95くらいのイメージです。

アプリで取り込み音をゲージMAXにすればほぼ100になるのですが、そうするとホワイトノイズまで大きくなってしまいます。

個人的にはホワイトノイズが気にならないデフォルト設定(ゲージ半分)で使うのが良いと思います。

デフォルトでも十分な取り込み量です。

専用アプリSmart Controlの機能紹介と評価

・イコライザー

バス・中・トレブルの3項目を上下させて音を変化させることができます。

デフォルトの音が最高なので個人的にはいじる必要性は感じませんが‥

低音を強化するバスブーストモードや話し言葉に特化したポッドキャストモードも搭載されています。

・Sound Check

好きな音楽を再生して、良いと感じる音を3択から1つ選ぶ。

それを3回繰り返します。

そうすると自分好みの音のイコライザー設定が表示されると機能です。

・トランペアレントモード

外音取り込みモード実行時に音楽を流しながら外音を聞くか、音楽もストップするか選べます。

外音取り込み量をスライドで調整することも可能です。

取り込み量を最大にするとややホワイトノイズが目立つのでデフォルト(ゲージ半分)での運用がオススメです。

・アダプティブノイズキャンセレーション

通常のノイズキャンセリングモードと風切り音防止モードの選択が出来ます。

扇風機に思い切り顔を近づけてやると風切り音がすごいことになりますが、風切り音防止モードにするとそれがピタッと止まりました。

風が強い日やジョギング時などに役立ちそうです。

・Sound Zones

指定したエリア内で特定機能のON/OFF切り替えを自動で行う機能です。

例えば自宅を指定してノイキャンをOFF。

近所のコンビニを指定して外音取り込み機能をON。

駅や商業施設ではノイキャンをON。

こんな具合に設定しておけばタップ操作で機能切り替えをしなくても自動で切り替わってくれるというわけです。

・タッチコントロール

操作方法を自由に入れ替えることができます。

1回タップ・2回タップ・3回タップ・長押しとすべての操作を変更可能。

デフォルトですべての操作をイヤホンから操作可能ですが、好みの配置があれば好きなように変更可能です。

代替となり得るイヤホン考察

音質的側面から代替イヤホンを探る

音質面で代替となり得るライバルイヤホンは現状では正直無いです。

音への満足感を追求するなら迷わずMOMENTUM True Wireless 3を購入することをオススメします。

機能的側面から代替イヤホンを探る

ノイズキャンセリングの消音力だけを重視するならSONYのWF-1000XM4やBoseのQuietComfort Earbudsが候補に入ってくるでしょうか。

しかし総合的な機能性でのライバルという意味ではWF-1000XM4がもっとも有力な代替候補となるでしょう。

【使用比較】買うならどちら?BoseとSONYの完全ワイヤレスイヤホンWF1000XM4 vs QC Earbuds 

WF-1000XM4は機能性の高さと値段の面で強みがあり、MOMENTUM True Wireless 3はその圧倒的な音質と総合的な使い勝手の良さに強みがあります。

どちらが良いかは懐事情にもよってくるのでしょうが‥

個人的には予算が許すのであればMOMENTUM True Wireless 3のほうがオススメです。