僕は猫だった

オーディオマニアによるイヤホン/ヘッドホンのレビューブログ

【レビュー】Bose QuietComfort Earbuds IIは音質や使い勝手も進化。ANCだけじゃない前作との違い

Bose QuietComfort Earbuds II Review

  • 圧倒的なノイズキャンセリング
  • 臨場感・迫力あふれるBoseサウンド
  • 極上の装着感
  • 専用アプリが頻繁にフリーズする
総合評価
 
9.5/10

TWSコレクターの猫居です。

今回レビューするのはBose QuietComfort Earbuds II。

ノイズキャンセリング世界最高を掲げてリリースされた完全ワイヤレスイヤホンです。

前作にあたるQuietComfort Earbudsには当時かなり批判的なレビューをしました。

実際ノイキャン以外は微妙な出来栄えだったと思います。

では新作QuietComfort Earbuds IIのほうはどうなのか。

先に結果を言ってしまいますと、今作は全体的にレベルアップしていてかなりオススメできるイヤホンに仕上がっています。

前作からどのような進化を遂げたのか、その違いを実機比較しながらお伝えします。

Bose QuietComfort Earbuds IIのスペックと測定結果

スペック表

  QuietComfort Earbuds II QuietComfort Earbuds
連続再生時間 6時間(ANC利用時)
24時間(ケース込)
6時間(ANC利用時)
18時間(ケース込)
Bluetooth ver 5.3 5.1
コーデック SBC・AAC SBC・AAC
防水機能 IPX4 IPX4
ノイズキャンセリング
マルチポイント
専用アプリ
その他の機能 急速充電(20分→2時間)
イコライザー機能
CustomTuneテクノロジー
ActiveSenseテクノロジー

急速充電(15分→2時間)
Qi規格ワイヤレス充電

イコライザー機能

取扱説明書 QCE 2説明書(PDF)  

スペックだけみると進化しているのか退化しているのかわかりませんね。

でもちゃんと進化しているのでご安心ください(笑)

CustomTuneテクノロジーとActiveSenseテクノロジーについては後述します。

重さ・サイズ実測値

最近の小さいイヤホンだと5g程のものもあるのでそこまで軽いわけではないです

ケースサイズも前作と比べると小さくなりましたが特別コンパクトというわけではないです
ケースサイズ 63.3mm×54.9mm×25.4mm
重さ イヤホン7.0g
ケース59.7g

遅延測定結果

  • SBC:235ms
  • AAC:291ms

(100ms=0.1秒)

この測定環境では有線イヤホンで50ms程度遅延を観測します。

なので結果から-50msすると実際の遅延値に近づくと思われます。

動画を観る程度なら問題ないくらいの遅延です。

なるべく遅延を少なくしたい場合はSBCで接続した方が良いでしょう*

*AndroidのみBluetooth設定画面でAACをオフにすることで切り替え可能

Bose QuietComfort Earbuds IIの外観チェック

イヤホン本体

gif動画で雰囲気をチェック

イヤホンケース

前作とのサイズ感比較

かなり大きかったケースも随分コンパクトになりました

イヤホンもすごくコンパクトに

付属品

付属品リスト

  • イヤーピース
  • 固定バンド
  • 充電用ケーブル

Bose QuietComfort Earbuds IIの使い方と注意点

ペアリング方法

  1. イヤホンをケースに収納したままケースを開ける
  2. ケース背面のボタンをインジケーターが青く点滅するまで長押しする
  3. スマホなどの接続機器のBluetooth画面からQuietComfort Earbuds IIを選択

QuietComfort Earbuds IIをクリックすればペアリング完了

リセット方法

  1. ペアリング時と同様にイヤホンをケースに収納したままケースを開ける
  2. ケース背面のボタンをインジケーターが白く点灯するまで(15秒間)長押しする

充電方法

付属の充電用ケーブルで充電できます
Qiワイヤレス充電には非対応

前作では対応していたワイヤレス充電。

今作ではなぜか非対応になっています。

操作方法と使用感について

タッチセンサーの感度は良好で思った通りに操作できます
操作方法 QC Earbuds II
(左右共通)
1クリック 再生/停止
2クリック 曲送り
3クリック 曲戻し
長押し モード切替
・ノイキャン
・外音取り込み
スワイプ 音量上下

注意点1:初回アップデートが終わらない問題

グルグル状態でアップデートが終わらず‥

QuietComfort Earbuds IIの専用アプリをインストールすると初回アップデートをするよう促されます。

指示に従ってイヤホンのアップデートを行ったのですが、進行ゲージがMAXになってもアップデートが終わりませんでした。

20分ほど待っても上の画像のような状態になってしまったので仕方なくアプリを強制終了。

その後アプリを再起動してみたところ問題なくアップデートを完了していました。

注意点2:マルチポイントには非対応

2台の機器と同時接続できるマルチポイントには対応していません。

ペアリング先を記憶できるマルチペアリングには対応しています。(最大7台まで記憶可)

注意点3:汎用イヤーピースとの互換性は無い

楕円形のノズルで付属のイヤーピースがカチッとはまるタイプ。

汎用イヤーピースは装着感できません。

Bose QuietComfort Earbuds IIを前作と比較しつつレビュー

音質評価

ノイズキャンセリングに注目が集まりがちですが、音質面の進化も見逃せません。

前作は低音はBoseらしさが出ていたものの、高音域が暗くぼんやりした印象が拭えませんでした。

しかしQuietComfort Earbuds IIと前作を聴き比べると明らかに高音域の明瞭感が改善しています。

低音も深みとキレが更に増し、全体としての音場感も良くなったと感じます。

総じて迫力が前作とは段違い。

音のバランスよりも音楽を楽しく聴けることを優先したBoseらしい音楽表現が出来ています。

ノイズキャンセリング評価 - Quietモード

前作もノイズキャンセリングの効き目に関しては文句のつけようのない出来でした。

今作はそれにさらなる磨きがかかっています。

特にSONY WF-1000XM4に劣っていた中音・高音ノイズに対するノイズキャンセリング効果。

この部分の進化は目覚ましいものがあります。

従来は人の声などの高い音は中々カットできなかったのですが、QuietComfort Earbuds IIはそういった音も圧倒的に遠ざけます。

ノイキャン2倍を謳うApple AirPods Pro 2とのノイキャン比較でもQuietComfort Earbuds IIのノイキャンの方が強力でした。

もちろんWF-1000XM4よりも上です。

このブログのノイキャンイヤホンの強度ランキングでも現在1位につけています。

本当にものすごく効きます。

CustomTuneテクノロジーの長所

QC Earbuds CustomTuneテクノロジー

QuietComfort Earbuds IIはBoseが独自開発した『CustomTuneテクノロジー』という機能を搭載しています。

イヤホンを装着するたびに耳に合わせてノイズキャンセリングをパーソナライズというもの。

似た機能を搭載したイヤホンは他にもありますが、そのどれもが専用アプリから耳への最適化を行うものでした。

QuietComfort Earbuds IIはイヤホンの起動音で耳への音響反応を測定するそうなのでスマホ以外で利用する際もパーソナライズが有効になります。

どんな端末で利用しても最高のパフォーマンスが期待できるというわけです。

Awareモード(外音取り込み機能)の使い心地

イヤホンをしていない時に聞こえる外音とほぼ変わりない、自然な外音を取り込めます。

Awareモードにすればイヤホンをしたまま会話も充分可能。

外音を取り込みながらの“ながら聴き”もできます。

ただ、外音取り込み時に若干ホワイトノイズがあります。

環境音が全くない時にAwareモードにすると気付く程度の僅かなもの。

個人的には特に気にはならないです。

ActiveSenseテクノロジーの効果・使用感

ActiveSenseテクノロジーとは外音取り込み中に大きな騒音を感知すると、それをそのまま耳に届けるのではなく騒音を軽減してから届けるというもの。

外音取り込みとノイズキャンセリングを組み合わせたような機能ですね。

こう言うとものすごく便利な機能に聞こえますが‥

実際は大半のノイズはそのまま透過して聞こえます。

電車の通過時とか本当に大きな騒音にのみ効果ありといった感じ。

実際の使用感は普通の外音取り込み機能と大差無いなぁというのが本音です。

改善された装着感

QuietComfort Earbuds IIは装着感も相当改善されています。

極上の装着感もウリの1つであるQuietComfortシリーズにふさわしい出来かなと。

装着方法はアプリでも説明がありますが‥

画像のようにクルッとイヤホンを回した瞬間に耳への圧迫感が一気になくなる感覚。

非常に快適に長時間着用していられます。

通話機能・マイクの性能

前作では合計4マイクだったものが左右に4ずつマイクが設置されています。

ただ、前作の時点で通話性能は非常に良好でした。

さらにクリアになったとは思いますが元々優秀だったのでそれほど違いは感じないかなと。

快適に通話できます。

専用アプリ『Bose Music』の機能

Bose Music
Bose Music
開発元:Bose Corporation
無料
posted withアプリーチ

イコライザー機能

4バンド。簡易的なイコライザーといった感じです。

装着テスト

正しくイヤホンが装着できているかテストできます

脱着検知

イヤホンを付け外しした時のアクションを設定できます

操作カスタマイズ

長押ししかカスタマイズできずコマンドの選択肢も2つだけ
実質この機能は無いと思っていいです

QCE IIを選ぶメリット

圧倒的なノイズキャンセリング

QuietComfort Earbuds IIのノイズキャンセリングは他のイヤホンのノイズキャンセリングとは全く違います。

人の声やガラスを重ねる音などの高い音も的確にカットしますし、もちろん低音ノイズも強力に低減します。

音楽への没入感が非常にアップします。

臨場感・迫力あふれるBoseサウンド

前作の眠たくなるようなぼやけた音から迫力・臨場感あふれるサウンドへ。

Boseが好きな方はもちろんのこと、ノリ重視で音楽を聴く人はだいたいの方が楽しめるんじゃないかと思います。

極上の装着感

長時間装着していられる圧迫感のないつけ心地。

このリッチな装着感こそQuietComfortシリーズって感じです。

QCE IIを選ぶデメリット

専用アプリが頻繁にフリーズする

前作から変わらなかった点ですね。

アプリは良くフリーズするし機能もそれほどでもない。

アップデート以外にほとんど立ち上げる機会はないかもしれません。

総合評価

メイン機能評価

音質
 
8.5/10
ノイキャン
 
10/10
外音取り込み
 
9.5/10
装着感
 
9.5/10

使い勝手評価

操作性 S・A・B・C・D
携帯性

S・A・B・C・D

便利機能 S・A・B・C・D
通話品質 S・A・B・C・D

QuietComfort Earbuds IIは前作から完全ワイヤレスイヤホンとしてのレベルがものすごくアップしました。

ノイズキャンセリングが本当に素晴らしいので是非試していただきたいです。

1にも2にもノイズキャンセリングがすごい。

音質もだいぶ進化して楽しくリスニングできるものになりましたし、装着感も良好です。

ノイキャン一辺倒だった前作と違い、総合的に満足できると思います。

非常にオススメです。