僕は猫だった

オーディオマニアによるイヤホン/ヘッドホンのレビューブログ

【SOLID BASSシリーズ vs XXシリーズ】どちらがおすすめ?オーテクATH-CKS30TWとJVC HA-XC72Tの重低音イヤホン使用比較

SOLID BASS vs XXシリーズ。オーテクATH-CKS30TWとJVC HA-XC72Tの重低音イヤホン比較。

TWSコレクターの猫居です。

今回の比較は共に重低音を謳う同価格帯の完全ワイヤレスイヤホン。

オーテクのSOLID BASSシリーズ『ATH-CKS30TW』とJVCのXXシリーズ『HA-XC72T』です。

この2つを使用比較してどちらがおすすめなのか判定してみようと思います。

結論から言ってしまうと総合的にはSOLID BASSシリーズ『ATH-CKS30TW』のほうがおすすめです。

ただ重低音を追求するならXXシリーズ『HA-XC72T』のほうがより深い重低音が楽しめると思います。

項目別の評価表をご覧ください。

  SOLID BASS
ATH-CKS30TW

XX Series
HA-XC72T

音質(10) 8.5 8
重低音(10) 9 10
ノイズキャンセリング(10) - 4
装着感(10) 8.5 7.5
マルチポイント(有無) -
価格
(Amazon調べ)
11,273円 10,073円

どちらもコンパクトで使い勝手の良い完全ワイヤレスイヤホンです。

装着感も両方優秀。

音質面は重低音をとにかく追求するのか、重低音以外の音も欲しいのかで答えが変わってきます。

機能面では2台同時接続可能なマルチポイントが欲しい場合はATH-CKS30TW。

HA-XC72Tのノイズキャンセリング機能はかなり弱めなためあまり決定打にはなりません。

詳細な比較結果については目次より各項目をご覧ください。

【使用比較】SOLID BASS ATH-CKS30TW vs XXシリーズ HA-XC72T

サイズの比較

ATH-CKS30TW

HA-XC72T

どちらのイヤホンもTWSでは最小クラスのコンパクトさ。

ケースサイズはATH-CKS30TWのほうが比較するとかなりコンパクトですね。

HA-XC72Tのケースも十分コンパクトなのですが、ATH-CKS30TWはケースのサイズも全TWSの中でトップクラスにコンパクト。

持ったりポケットに入れたときの感覚もATH-CKS30TWのほうが薄くて快適です。

サイズ:SOLID BASS ATH-CKS30TWの方が優秀

スペックの比較

  SOLID BASS
ATH-CKS30TW
XXシリーズ
HA-XC72T
連続再生時間 7.5時間
20時間(ケース込)
ノイキャンON
7.5時間
18時間(ケース込)
ノイキャンOFF
9時間
21時間(ケース込)
Bluetooth Ver. 5.2 5.1
対応コーデック SBC・AAC SBC・AAC
ドライバー 9mm 6mm
防水性能 IP55 IP55

似たようなスペック構成。

連続再生時間も7,5時間で同じです。

ただHA-XC72TはノイズキャンセリングをOFFにすればさらに連続再生時間が伸びます。

また、急速充電機能(10分の充電で1時間再生可能)もあるので使用時間に関しては僅かにHA-XC72Tの方が優勢です。

ただ普通に使う限りは7.5時間も再生できれば十分なはずなのでここが決定打になることはないでしょう。

また、Bluetoothバージョン5.1と5.2にワイヤレスイヤホンに関する性能の違いはありません。

スペック:有意差なし

機能性の差

  SOLID BASS
ATH-CKS30TW
XXシリーズ
HA-XC72T
ノイズキャンセリング
外音取り込み機能
マルチポイント
低遅延モード
専用アプリ
イコライザー 5つのプリセット バスブースト

機能面ではHA-XC72Tにはノイズキャンセリング機能。

ATH-CKS30TWにはマルチポイントと専用アプリ対応という強みがあります。

ただHA-XC72Tのノイキャンはかなり弱めで大きなノイズに対してはあまり効果を実感できません。

一方、ATH-CKS30TWは専用アプリに対応していることでカスタマイズ性に優れています。

  • 一部操作方法を自由に設定可能
  • 5つのプリセットから好みのものをイコライザーにセット可能
  • ヒアスルーの外音取り込み量を調整可能
  • ボリュームステップを64段階まで設定可能
  • 左右バランスを調整可能

2台同時接続可能なマルチポイントもテレワークが普及した昨今では非常に重宝される機能ですね。

あまり強力とは言えないノイキャンと有用な機能2つ、どちらが良いか。

僕はATH-CKS30TWの方が機能性に優れていると思います。

機能性:SOLID BASS ATH-CKS30TWの方が優秀

音質比較

まずATH-CKS30TWですが、デフォルトのサウンドは重低音ではありません。

バランス重視のサウンドなので重低音を求めてこれだけ聴いたらがっかりするかもしれません。

ATH-CKS30TWはイコライザーのプリセットが5つ用意されており、そのうちの『Bass Boost Deep』にすることで超重低音サウンドになります。

その他、『Bass Boost Beat』ではキレ重視の重低音と中音・高音の明瞭感のバランスをとったもっともソリッドベースらしい音に。

『Dynamic』では低音と高音を強調した、いわゆるドンシャリサウンドに。

『Vocal』では低音を落ち着かせ、中音・高音の明瞭感をぐっと引き上げる調整。

非常にクリアで美しいサウンドとなります。

『Clear』は高音の繊細表現が得意なチューニング。

おとなしめなサウンドで楽器の響きを楽しみたいときに有効です。

一方、HA-XC72Tはシンプルに重低音。

デフォルトから重低音ガンガン決まってます。

ノーマルとバスブーストモードの2種類が選べるようになっているのですが、ノーマルからすでに重低音。

そしてバスブーストモードをONにするとさらに重くて深い、超重低音となります。

重低音に特化したHA-XC72T。

重低音から美音まで幅広く聴けるATH-CKS30TW。

音質評価(8.5vs8)の通りATH-CKS30TWの方が一般受けは良いでしょう。

音質:SOLID BASS ATH-CKS30TWの方が優秀

重低音比較

では重低音具合はどっちが上なのかというお話。

重低音シリーズの比較だけにもっとも重視されるのはこの項目でしょう。

お互いにもっと重低音が出る設定で比較してみました。

  • ATH-CKS30TWは『BASS BOOST Deep(強度・強め)』
  • HA-XC72Tは『バスブーストモード』

どちらも非常に深くて重みのある重低音です。

量感も半端ではなく、圧倒的な迫力。

しかし僅かにですがHA-XC72Tの方さらに深い重低音だと感じます。

そして中音・高音には明確な差を感じます。

ATH-CK30TWは細かく重低音具合を調整できるのですが最強の重低音設定すると中音・高音の明瞭感がHA-XC72Tと比較して劣ります。

HA-XC72TはバスブーストのON/OFFのみとシンプルな分、超重低音にしても明瞭な中音・高音が表現できているかなと。

重低音対決はHA-XC72Tが勝っていると感じました。

重低音:XXシリーズ HA-XC72Tの方が優秀

マイク性能・通話品質の比較

どちらもクリアな音声ですが、明確な違いがあります。

ATH-CKS30TWは小さな声でもはっきり拾うので非常に聞き取りやすいです。

一方、HA-XC72Tは音声自体はクリアですが声はちょっと小さめ。

ボソボソとした声で喋るとちょっと聞き取りにくいところがあります。

ATH-CKS30TWの方が通話時の聞き取りやすさは上です。

マイク性能:SOLID BASS ATH-CKS30TWの方が優秀

遅延の比較

  SOLID BASS
ATH-CKS30TW
XXシリーズ
HA-XC72T
通常時 360ms 270ms
低遅延モード 192ms 160ms

100ms=0.1秒です。

この測定環境では有線イヤホンで50msほど遅延を観測します。

なので結果から-50msすると実態に近い数値となると思われます。

HA-XC72Tは160-50=110で約0.11秒の遅延。

ATH-CKS30TWは192-50=142で約0.142秒の遅延。

どちらもリズムゲーはちょっと厳しいですがゲームや動画試聴に問題の無いくらいの遅延です。

遅延は少ないに越したことはないので若干HA-XC72Tの方が優秀です。

遅延:HA-XC72Tの方が優秀

装着感の違い

どちらも非常に軽量で装着感は優秀です。

比較するとATH-CKS30TWの方が耳穴にフィットする形状。

これが圧迫感の少ない軽い付け心地を生み出し、耳疲れも起きにくくなっています。

HA-XC72Tは耳に触れる部分をなるべく少なく、イヤーピースで支える感じの装着感。

凄く軽いので耳疲れしにくいです。

どちらかといえばATH-CKS30TWの方が優れていると感じます。

装着感:SOLID BASS ATH-CKS30TWの方が優秀

使い勝手の比較

ATH-CKS30TWの操作方法

  L側 R側
1クリック 音量UP 再生/停止
2クリック 音量DOWN 曲送り
3クリック - 曲戻し
長押し(2秒)
<カスタマイズ可能>
イコライザー トークスルー

HA-XC72Tの操作方法

  L側 R側
1クリック 再生/停止 外音取り込み
2クリック 音量DOWN 曲送り
3クリック 音量UP 曲戻し
5クリック 低遅延モード -
長押し(1秒) バスブースト ノイキャン

HA-XC72Tは覚えるまでちょっとわかりにくい操作性。

(低遅延モード5回押しとか)

しかし覚えてさえしまえば操作性については大差ないという印象です。

ATH-CKS30TWは『長押し』操作のみですが操作方法を好みに設定可能。

ボリュームステップを細かく刻める点や外音取り込みの量を調整できる点、そしてタップの感度を好みに変更できる点。

ちょっとした違いが使用感の差に現れます。

実際に使ってみるとATH-CKS30TWの方が使い勝手が良いなぁと感じます。

使い勝手:SOLID BASS ATH-CKS30TWの方が優秀

総評:SOLID BASS ATH-CKS30TWのほうが総合的にはおすすめ

  SOLID BASS
ATH-CKS30TW

XX Series
HA-XC72T

音質(10) 8.5 8
重低音(10) 9 10
ノイズキャンセリング(10) - 4
装着感(10) 8.5 7.5
マルチポイント(有無) -
価格
(Amazon調べ)
11,273円 10,073円

HA-XC72Tもコンパクトで十分に使い勝手の良いイヤホン。

重低音を最重視するならこちらがおすすめです。

お互いに重低音MAXモードにしたときの重低音の深さ、中音・高音の明瞭感でHA-XC72Tの方が優れています。

総合的にはさらに便利で使い勝手が良く、幅広いサウンドが楽しめるATH-CKS30TWがおすすめ。

重低音もHA-XC72Tにはやや劣りますが非常に迫力のあるものです。

プリセットを変えればドンシャリやボーカル重視の美音サウンドも楽しめてしまう。

5つのイヤホンを使い分けしている感覚で非常に楽しいですしお得感があります。

今回の比較は以上です。

また次回のレビューでお会いしましょう。

ATH-CKS30TWの詳細レビュー

JVC HA-XC72Tの詳細レビュー