- 音質・ノイキャン・機能性、あらゆる点が平均以上
- 装着感の良さやノイキャンの圧迫感のなさ等、快適性能も高い
- マルチポイントにも対応
- イヤホンから音量調節出来ない(カスタマイズは可)
総合評価 |
|
10/10 |
---|
投稿日:2022年4月1日
更新日:2022年8月19日 評価の表現を最新のものに変更
おかげさまでイヤホンレビュー歴7年目を迎えました、猫居です。
本日レビューするのはJBLの新作完全ワイヤレスイヤホンLIVE FREE 2。
ノイズキャンセリング機能・外音取り込み機能・アプリ対応・マルチポイント対応・ワイヤレス充電対応etc‥
と今ある便利機能全部入れましたと言わんばかりの多機能モデル。
それなのにAmazonでは15000円を切るコスパの良さに惹かれて予約購入してみました。
早速評価からみていきましょう。
メイン機能評価
音質 |
|
8/10 |
---|---|---|
ノイキャン |
|
8/10 |
外音取り込み |
|
9/10 |
装着感 |
|
9/10 |
使い勝手評価
操作性 | S・A・B・C・D |
---|---|
携帯性 |
S・A・B・C・D |
便利機能 | S・A・B・C・D |
通話品質 | S・A・B・C・D |
全ての便利機能がハイレベルな凄い多機能イヤホン。
専用アプリもSONYやAnker並に作り込まれていて非常に使いやすいです。
それでいて音質的にはJBLらしくきちんとオーディオ的な音を聴かせてくれるので、『買い』の一言ですね。
ノイキャンは強力なノイズキャンセリングの基準となる-40dbのANCイヤホとほぼ同等の効き目でした。
十分消音効果を実感できると思います。
音質的には解像度高めで音場も広く、名前の通りLIVE感ある音が楽しめるサウンド。
個人的には少し低音が軽めなのが気になりましたが価格帯平均は余裕で超える音でしょう。
使い勝手もかなり考えられた力作でこれは相当売れるのでは。
詳細については目次より各項目をご覧ください。
- JBL LIVE FREE 2の基礎スペックに言及
- 開封メモ
- JBL LIVE FREE 2の音質評価
- JBL LIVE FREE 2のノイズキャンセリング機能評価
- JBL LIVE FREE 2の外音取り込み機能評価
- JBL LIVE FREE 2の装着感評価
- JBL LIVE FREE 2のアプリなど使い勝手の評価
- 代替となり得る同価格帯他社製品との比較
JBL LIVE FREE 2の基礎スペックに言及
連続再生時間 |
6時間(ANC ON時) |
コーデック | SBC・AAC |
防水性能 | IPX5 |
機能 |
ノイズキャンセリング機能 |
専用アプリで出来ること |
ノイズキャンセリング調整機能 |
この価格帯に限らず全TWSの中でもトップクラスの多機能イヤホン。
連続再生時間6時間は最近の完全ワイヤレスイヤホンとしてはすこし少なめという以外文句のつけようがないでしょう。
再生時間についても急速充電がありますし、個人的には5時間以上あれば普段使いで困ることは無いと感じています。
Amazon口コミで多数みられるマルチポイント出来ないという声
こちらで多数見られるマルチポイント接続がうまく出来ないというものについてです。
たしかに発売当初はマルチポイントの切り替えがうまく出来ませんでした。
しかしイヤホンのアップデート後は問題なくマルチポイント使用出来ています。
専用アプリ『JBL Headphones』でファームウェアアップデートして最新の状態にすれば大丈夫です。
ちゃんとマルチポイントできるのか不安だった方はご安心を。
開封メモ
付属品はイヤーピース・充電用ケーブル・説明書類です。
説明書は読まなくても専用アプリをインストールすれば操作方法その他全てわかるようになっています。
イヤホンケースは特に言及するところもないくらい普通ですね。
コンパクトでQiワイヤレス充電にも対応しているので使いやすいです。
イヤホン本体は光沢があって少し高級感あるデザイン。
指紋はそれほどつかなかったです。
また見た目以上に装着感が良かったです。(後述します)
JBL LIVE FREE 2の音質評価
解像度高めの硬質な音です。
音場も広くLIVE FREEという名前に違わぬ躍動感あるサウンドが特徴的です。
中音・高音は解像度高くすっきりした音。
ボーカルには艶も感じられて芯も太く中々パワフルな歌声が聴けます。
低音はJBLにしては量感は抑えめで標準的な量感。
少し沈み込みが浅めで軽めな低音という印象も。
ただ弾けるような低音がぐっと前に出てくるところはJBLらしいですね。
この辺が躍動感あるサウンドにもつながっているかと思います。
またアプリのイコライザー機能がかなり細かく設定をいじれるのである程度好みな音に変化させて聴くことができるでしょう。
多機能さが売りのイヤホンだと思いますが音質的にも価格帯平均を超える良い音だと思います。
JBL LIVE FREE 2のノイズキャンセリング機能評価
ノイズ低減効果-40dbを謳うイヤホンとほぼ同等かなという印象です。
(-40dbノイキャンのSOUNDPEATS Mini Pro HSやEarFun Free Pro2と使用比較して同程度でした)
これは15000円以下のTWSとしては優秀な部類に入ります。
うるさめの換気扇ノイズなどはほぼ無音化してくれるくらいの効き目です。
日常生活でしっかり効果を実感できると思います。
特に良いなと思ったのがその圧迫感の無さ。
これくらいの効き目となるとノイズキャンセリング特有の耳への圧を感じるものですが、LIVE FREE2はその圧迫感がほとんど無し。
とても快適です。
逆にいまいち効果がわからなかったのがアプリに搭載されている外耳道の補正というモード。
外耳道をスキャンして形状に合わせて自動的にノイズキャンセリングの補正を行うというものなんですが‥
自分の場合、耳へのフィット感がとても良かったこともあり補正されるものがあまりなくて特に効果を感じなかったのかもしれません。
【関連記事:ノイキャン完全ワイヤレスイヤホンのおすすめと最強がわかる比較表 】
JBL LIVE FREE 2の外音取り込み機能評価
2種類の外音取り込み機能を搭載。
1つはアンビエントアウェア機能。
他社製品の外音取り込み機能と同様に外音を透過してイヤホンをしたまま外音が聞けるという機能です。
外音を取り込む音量を細かくコントロール可能なのがポイント。
7段階の調整が出来て3で自然に近い外音取り込み音になります。
そこから好みで外音取り込み量を上げたり下げたりできるわけです。
もう1つの機能がトークスルー機能。
人との会話の音に絞って音を透過。
余計な雑音を抑えて会話に集中できるというものです。
実際には人の声に近い中音ノイズは透過してしまうものの、かなり人の声は聞きやすく使い勝手は良いと感じました。
外音取り込み機能の充実ぶりはTWSの中でも最高クラスではないでしょうか。
JBL LIVE FREE 2の装着感評価
豆粒タイプの完全ワイヤレスイヤホンですが、個人的には非常に付け心地は良いと感じました。
豆粒タイプにありがちなゴツゴツした付け心地もなく、すんなりフィットしてむしろ軽い装着感です。
今までJBLのイヤホン、装着感良くても普通くらいのものが多かったので凄く改善されてます。
もちろんこのへんは個人差あると思いますが‥
音質やノイキャンなどの性能は一緒でスティックタイプのイヤホン『LIVE PRO 2』も同時発売されていますので、好みに合わせて選べばいいのかなと。
(値段は若干LIVE PRO 2のほうが高いですが)
JBL LIVE FREE 2のアプリなど使い勝手の評価
アプリは全部紹介するのが大変なくらいに多機能。
ソニーやアンカーに勝るとも劣らない機能性です。
特に良いなと思った点をあげます。
イコライザー機能がプリセットの設定からさらに自分で微調整できるところです。
プリセット+自分で0からいじれるカスタムが提供されているイヤホンは結構ありますが、0から音の調整をするのってすごく大変なんですよね。
半端な調整ではニュートラルのほうがいいやって大抵の場合なってしまう。
でもプリセットである程度方向性をつけてそこから自分の好みに微調整することができるこの方法なら音が変に破綻したりすることもないです。
逆に微妙だなと思った点も1つ。
タッチ操作のカスタマイズができるのですが、↓の画像のように4種類の中から左右1つずつ割り振るということしかできません。
『無し』の操作は無いとしても3種類中1つを諦めるしかありません。
ノイキャン操作と再生停止の操作は外せないのでデフォルトで外されている音量が外したままになりますよね。
音量操作もイヤホンからできるようにカスタマイズできたら最高だったなと、その点だけ少し残念でした。
代替となり得る同価格帯他社製品との比較
音質面での同価格帯他社イヤホンとの比較
音質だけでみればfinalのZE3000がこの価格帯ではトップにくるでしょう。
(ZE3000のレビュー記事:https://www.goodgoodlife.xyz/entry/ZE3000)
しかしLIVE FREE 2も15000円前後までで買える完全ワイヤレスイヤホンの中ではかなり高音質な部類に属します。
また、ZE3000はノイズキャンセリング機能などの便利機能は一切ついていません。
総合力に優れるLIVE FREE 2か音質重視のZE3000か、好みで選ぶと良さそうです。
ノイズキャンセリングなど機能面の同価格帯他社製品との比較
同価格帯で同じようなコンセプトのイヤホンのイヤホンはいくつかありますが、ライバルと呼べそうなのはAnkerのSoundcore Liberty Air 2 Proでしょう。
(Soundcore Liberty Air 2 Proのレビュー記事:https://www.goodgoodlife.xyz/entry/Anker_Soundcore_Liberty_Air2_Pro)
ノイズキャンセリングの効き目はLiberty Air 2 Proがやや上。
しかしマルチポイントで接続できる点はLIVE FREE2の方が便利です。
その他の便利機能はかなり似通っていてどちらも非常に便利に使えます。
Liberty Air 2 Proはハイレゾ並の高音質で聴けるLDACに対応している点が大きなポイントになりそうですが、実際に聴き比べてみると音はLIVE FREE2の方が良いです。
この辺はさすがオーディオメーカーといったところ。
LIVE FREE2はオーディオ的な均整がきちんと取れた音、Liberty Air 2 Proはやや派手さ重視といった感じです。
総合力ではやはりLIVE FREE2がオススメです。