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オーディオマニアによるイヤホン/ヘッドホンのレビューブログ

Noble audio FALCON ANCをレビュー!高音質とハイレベルノイキャンを両立して2万円切りの完全ワイヤレスイヤホン

Noble audio FALCON ANC Review

Amazon:Noble audio - FALCON ANC

おかげさまでイヤホンレビュー歴7年目を迎えました、猫居です。

今回レビューするのはNobleからリリースされた新作完全ワイヤレスイヤホン、FALCON ANCです。

約2万円でノイズキャンセリングやマルチポイント、低遅延モードといった流行り機能を全て投入した全部入りモデルとなっています。

もともと音質面は非常に評価の高いブランドなのであとは機能面がどうなのかというのが皆さん気になるポイントかと思います。

正直、これまでのNobleはアプリやら機能性やらはイマイチと言わざる得ない出来栄えでしたが今回はどうでしょう。

いつも通り結論から見ていきましょう。

<使用感データ>
評価
音質

低音:★★★★★★★★★★

中音:★★★★★★★★★★

高音:★★★★★★★☆☆☆

装着感 S・A・B・C・D
通話品質

S・A・B・C・D

ノイキャン ★★★★★★★★☆☆
外音取り込み ★★★★★★☆☆☆☆

FALCON ANCの良い点

  • 迫力満点!さすがの高音質
  • 強力なノイズキャンセリング
  • マルチポイント+aptX Voiceでテレワークも快適

FALCON ANCの注意点

  • やや厚みがありかさばるイヤホンケース
  • ANC無音時のホワイトノイズ

FALCON2にノイズキャンセリングを付けたものかと思いきや、まぁ違う!

音の傾向から装着感までとにかく違うものになっていました。

ほぼ同じなのはイヤホンケースのデザインくらいではないでしょうか 笑

音の傾向は迫力のある低音とボーカルが非常に印象的で、解像度も高くかなりクッキリハッキリしたサウンドです。

ノイズキャンセリングもかなり高レベル。

3万円級の最上位クラスノイキャンに肉薄するくらいの効き目です。

また通話品質が非常に良くマルチポイントにも対応しているのでテレワーク用としてもかなり優れたイヤホンに仕上がっています。

気になる点はちょっと大きすぎるイヤホンケースとノイキャン無音時のホワイトノイズくらいですね。

高音質とハイレベルなノイズキャンセリングを両立している完全ワイヤレスイヤホンとして人気作になる予感がします。

3万級のハイエンドイヤホンではなく2万くらいのイヤホンでこれは中々ないですからね。

詳細については目次より各項目をご覧ください。

イヤホン選びに迷ったら!【比較で判る】コレクターおすすめの完全ワイヤレスイヤホン6選【価格帯別】

 

Noble audio FALCON ANCの基礎スペックに言及

<基礎データ>
評価
連続再生時間

約8.5時間

約34時間

コーデック SBC・AAC・aptX・aptX adaptive・Snapdragon Sound
防水性能 IPX4
機能

ノイズキャンセリング機能

外音取り込み機能

マルチポイント

ワイヤレス充電

急速充電

aptX Voice(高品質音声通話)

音声アシスタント

専用アプリで出来ること

アプリのカスタマイズ機能

外音取り込み機能の調整

ノイズキャンセリングの調整

マスターゲイン設定

イコライザー機能

低遅延モード

赤外線センサー

タッチ操作の割り当て

 

今、完全ワイヤレスイヤホンに欲しい機能がほぼ全て詰まった全部入りTWSと言った感じの性能です。

表に現れないデメリットとしてはやはりイヤホンケースがかなり大きいという点。

スペックから見えるデメリットは本当にそれくらいのものです。

開封、デザインチェックと使い勝手の評価

外箱にあまり色気がないのはいつも通りといった感じです。

付属品。

イヤホンケースに充電用ケーブル、そしてイヤーフックとスタートガイドです。

初回生産分だけSpinfitのTWS用イヤーピース「CP360-F」が同梱しています。

結構高いイヤーピースなので得した気分です。

イヤホンケースはFALCON2と同じデザイン。

しかし下の写真を御覧ください。

FALCON ANCのほうが一回り大きくなっています。

重さはANCのほうが軽いのですが‥。

僅かな差のようで結構威圧感を感じる大きさです。

昨今の完全ワイヤレスイヤホンはコンパクトなケースが多いですからかなり大きなという印象を受けます。

僕はケースをポケットに入れたい派なんですがこのサイズだとポケットに入れるのはちょっと躊躇しちゃいます。

続いてイヤホン本体。

正直にいってFALCON ANCのデザインはあまり好みではありませんが、マイクの指向性のためのこのデザインなのかなと。

クリアな通話品質を実現するaptX Voiceやマルチポイントに対応しているなど、FALCON ANCのテレワーク対策はかなり本気度が高いです。

FALCON2のころから通話品質は高かったのですが、FALCON ANCはさらにクリアで好印象。

スポーツ用にイヤーフックを装着すると下の写真のようになります。

Noble audio FALCON ANCの音質評価

FALCON ANCとFALCON2の音の違いにも注目

FALCON2とFALCON ANCは音の傾向がかなり違います。

むしろ全く別のイヤホンと思ったほうが良いかもしれません。

FALCON2はフラット気味で繊細な表現力が魅力の完全ワイヤレスイヤホンでした。

一方FALCON ANCは熱量の高い音が特徴。

低音は深み・キレともに優秀、それでいて非常に豊かな量感があり余裕すら感じます。

ボーカルも生々しさに溢れてて非常に熱気を感じるイヤホンですね。

一言で言えば迫力満点といったところ。

この辺は特筆に値します。

ただ高音はどうでしょう。

聴き比べると正直FALCON2のほうが高音の抜けは良いと感じます。

FALCON2の音が味気ないと感じていた人にはFALCON ANCは最高にマッチするでしょう。

逆にFALCON2の音が気に入っていた人はANCこそないですがfinalのZE3000のほうが気に入るんじゃないかなぁと思います。

総合的な音質評価は相当満足度の高いものです。

FALCON ANCとFALCON2、それぞれ特徴は違うものの“Wizard”ことジョン・モールトン氏の手ほどきで見事な音に仕上がっていると言えます。

Noble audio FALCON ANCのノイズキャンセリング機能評価

FALCON ANCのノイズキャンセリングは期待値よりずっと良かったです。

「ゴオオォォ」という大きめな低音ノイズもほぼ無音までカット。

先日レビューしたJBLのLIVE FREE2より消音効果高いです。

SONYのWF-1000XM4など業界最高クラスのノイキャンと比較するとやや劣りますが‥

最上位機種と比べると値段的にはだいぶFALCON ANCのほうが安いんですよね。

コストパフォーマンスはこちらが上回りそうです。

同価格帯で最大のライバルと言えそうなゼンハイザーのCX Plus True Wirelessと比較してもFALCON ANCのほうが若干消音能力が高かったです。

2万円以下では一番のノイズキャンセリング力と言えそう。

しかし無音時のホワイトノイズがわずかに入るのがマイナスポイント。

CX Plus True Wirelessはホワイトノイズが全然気にならないので、ホワイトノイズが気になる人はCX Plus True Wirelessの方が良いかもしれません。

【関連記事:1万円台のノイキャンイヤホン強度ランキングTOP3

Noble audio FALCON ANCの外音取り込み機能評価

FALCON2の外音取り込み機能は非常に雑味の多いものでしたが、FALCON ANCでは大幅に進化。

しかし、元がひどかったので大幅進化しても優良とまではいきませんでした。

優秀な外音取り込み機能を有したイヤホンですとイヤホンを外している時と同じような音の聞こえ方するものですが、そこまでには至っていません。

マイクで音を拾ったようなやや強調したような外音です。

PCのファンの音など普段はあまり聞こえない音まで強調して拾ってしまうので外音を意識的に聞きたい時以外はOFFが基本となりそう。

まともに使えるレベルまで進化した点は評価できます。

Noble audio FALCON ANCの装着感評価

FALCON ANCはFALCON2と違って軽めの装着感です。

FALCON2は長いノズルを耳穴に差し込んで安定させる方法だったので圧迫感が強めの装着感でした。

FALCON2では耳介で支えて付属のウレタンイヤーピースやイヤーフックで安定させる装着方法になっています。

長時間の装着では耳が痛くなってしまったFALCON2に比べて軽めの装着感なので長時間装着もいけそうです。

ただイヤホンが結構大きい上に軽めの装着感ということもあってイヤーフックなしで運動するのは心許ない感じ。

運動するときはイヤーフックを装着しましょう。

専用アプリNoble FALCON ANCの機能紹介と評価

FALCON2の専用アプリはひどい出来でしたがFALCON ANCの専用アプリはかなり作り込まれたものに進化しました。

・外音取り込み機能の調整

外音を取り込む量を調整できます。

デフォルトは大。

ちょっと強調したような音で自然に耳から聞こえる量より多く外音を取り込むので下げてもいいかもしれません。

・ノイズキャンセリングの調整

ノイズキャンセリングの消音力を調整可能です。

しかしあまり変化がみられず。

・マスターゲイン設定

マスターゲインをいじれます。

接続したデバイスで音が大きかった場合に調整。

・イコライザー機能

三種類のイコライザー設定を保存可能です。

比較的変化は素直についてくれます。

プリセットなどは無し。

・低遅延モード

マルチポイントモードか低遅延モードか選ぶことができます。

マルチポイントモードなら複数の機器と同時に接続が可能。

低遅延モードでは遅延を低減して動画やゲームが楽しめます。

・赤外線センサー

赤外線センサーはイヤホンを外すと自動で音楽停止、装着すると自動で再生再開する機能です。

これをONにするかOFFにするか選択できます。

・タッチ操作の割り当て

割り当てといってもダブルタップとトリプルタップの操作を入れ替えることができるだけなのですが、すべての操作がイヤホンから可能になっており十分に使いやすいです。

代替となり得る同価格帯他社製品との比較

音質面での同価格帯他社イヤホンとの比較

ライバルとなるのはほぼ同価格のゼンハイザー、CX Plus True Wireless。

そしてfinalのZE3000。

ZE3000はFALCON2を正統進化させたような非常に均整の取れた音。

CX Plus True Wirelessはクッキリハッキリした音のFALCON ANCよりもう少しゆったりしたサウンドを展開します。

それぞれキャラクターが異なるので難しいですが個人的にはZE3000>FALCON ANC>CX Plus True Wirelessの順に音が良いかなと思います。

ただZE3000はノイキャンなど機能らしい機能は何もない音質一本勝負のイヤホンなので音質だけに焦点を当てた場合の評価です。

CX Plus True Wirelessのレビュー記事:https://www.goodgoodlife.xyz/entry/CX_Plus_True_Wireless

ZE3000のレビュー記事:https://www.goodgoodlife.xyz/entry/ZE3000

ノイズキャンセリングなど機能面の同価格帯他社製品との比較

ノイズキャンセリングでのライバルもやはりCX Plus True Wirelessでしょう。

これまで音質・ノイキャンの優れたアンダー2万円TWSといえばCX Plus True Wirelessだったのでどうしても比較対象となります。

ノイズキャンセリング評価でも触れたようにノイズキャンセリングの消音力自体はFALCON ANCの方が上です。

しかしFALCON ANCは無音時にホワイトノイズがやや気になり、CX Plus True Wirelessは気にならない。

イヤホンをつけている限り無音で運用することはあまりなさそうですが、耳栓代わりに使うこともあるという人はCX Plus True Wirelessの方が良いでしょう。

逆にイヤホン装着=音楽再生が常という人はFALCON ANCが良いと思います。