おかげさまでイヤホンレビュー歴7年目を迎えました、猫居です。
今回レビューするのは予約購入したのにレビューし忘れていたNoble audioの完全ワイヤレスイヤホンFALCON2です。
2020年10月発売のイヤホンをなぜ今更レビューしようと思ったかといいますと、FALCON2が価格改定で値下がりしたんですよね。
1万円を切る9780円に。
購入当時下書き程度にレビューを書き留めてはいたんですが、それは全て破棄しまして‥
1万円以下の価格帯に降りてきたFALCON2を2022年現在の基準で評価・レビューしてみようと思い筆を執っています。
前置きはこれくらいに早速結論からみていきましょう。
音質 |
低音:★★★★★★★★☆☆ 中音:★★★★★★★★☆☆ 高音:★★★★★★★★☆☆ |
装着感 | S・A・B・C・D |
通話品質 |
S・A・B・C・D |
ノイキャン | - |
外音取り込み | ★★★☆☆☆☆☆☆☆ |
FALCON 2のメリット
- 1万円以下のTWSながら本格的な高音質サウンド
- apt-X Adaptive・連続再生時間10時間など今でも通用する基礎機能
FALCON 2の注意点
- 長いノズルで高い密閉性があるためカナル型が苦手な人は注意
- 外音取り込み機能はおまけ程度の性能
2020年発売のイヤホンとはいえ1万円台半ばで音質重視のイヤホンとして高評価だったFALCON2。
それが1万円以下となればこの価格帯で音質面ではやはり敵なし状態です。
機能面はノイズキャンセリングもなく、搭載されている外音取り込み機能も微妙な性能なので音質一本勝負のイヤホンと思っていいでしょう。
しかしそれでも全然買う価値があると思える高音質ぶり。
2万円級のイヤホンとくらべてもFALCON2の方が良い音だと思えるケースも少なくありません。
余計な機能より音質のコストパフォーマンスを重視したい方にオススメです。
詳細評価は目次より各項目をご覧ください。
- FALCON 2の基礎スペックに言及
- ピクチャーメモ
- Noble FALCON 2の音質評価
- Noble FALCON 2の外音取り込み機能評価
- Noble FALCON 2の装着感評価
- 専用アプリ「Noble Sound Suite」の評価
- Noble FALCON 2の使い勝手を評価
- 代替となり得る同価格帯他社製品との比較
FALCON 2の基礎スペックに言及
連続再生時間 |
10時間 40時間(ケース込) |
コーデック | SBC・AAC・apt-X・apt-X Adaptive |
防水性能 | IPX7 |
機能 |
外音取り込み機能 ワイヤレス充電 急速充電 |
専用アプリで出来ること |
イコライザー機能 操作カスタマイズ |
連続再生時間10時間・apt-X Adaptive対応など、2022年現在も通用する基礎スペックです。
機能面ではノイズキャンセリング機能は無いもののワイヤレス充電や外音取り込み機能などの使い勝手の面に考慮した機能は搭載されています。
水没に耐えうる防水機能IPX7をクリアしているのもポイント。
ピクチャーメモ
Noble FALCON 2の音質評価
音の傾向はフラット気味です。
高解像度で各音の粒立ちも良く一聴して良い音とわかるイヤホン。
完全ワイヤレスイヤホンでは珍しい非常にオーディオ的な均整の取れたサウンドに仕上がっています。
TWSの中でも最高クラスの音質を誇るfinalのZE3000と音の鳴りはかなり近いです。
ZE3000のほうが後発なので向こうが近いという方が正しいでしょうか。
(ZE3000のレビュー記事:https://www.goodgoodlife.xyz/entry/ZE3000)
1万円以下でこのレベルの音が聴けるのは今のところはFALCON2だけでしょう。
前作である初代FALCONとの違い
前作と比べると低音の量感が抑えられ、より明瞭感あるサウンドになっています。
音場も広くなりましたね。
低音が抑えられたとはいっても必要十分な量感はあり、キレの良さや解像感など質感の面も優れています。
前作のボリューミーな低音サウンドが好きだったという方はアプリのイコライザーで低音の量を増やしてやると良いかもしれません。
Noble FALCON 2の外音取り込み機能評価
今どき珍しいくらい雑な外音の取り込み具合です。
余計な雑音を拾いまくりですし、ON/OFFの切り替えに数秒を要するのも良くないですね。
また切り替え時のピー音が大きすぎて不快度高いです。。
この機能は微妙だから使わないようにって警告してくれてるのかな?笑
それくらい微妙なので外音取り込み機能はおまけ程度と割り切って使いましょう。
Noble FALCON 2の装着感評価
ノズルが長くしっかり密閉するタイプの装着感です。
ノイズキャンセリング機能がないので物理的な遮音性(パッシブノイズキャンセリング)を高める造りになっているのかなと思います。
1時間・2時間程度の装着は問題ありませんが、それ以上の長時間着用は耳に疲れがくるというのが個人的な感想です。
カナル型の密閉感が苦手という方は注意されたし。
また、IPX7と高い防水性能を有していますがこれをつけて運動したいとは思わないですね。
普段使い用と思ったほうが良いでしょう。
専用アプリ「Noble Sound Suite」の評価
以下より無料ダウンロード可能です。
・Noble Sound Suite - Google Play Store
・Noble Sound Suite - Apple Store
アプリは機能も少なく、接続を認識するのにやたら時間がかかるなどあまり良い出来とはいえません。
自分はイヤホンのファームウェアアップデートのためにしか利用していないです。
使える機能は主に2つ。
・イコライザー機能
機能自体はベーシックなものですが、FALCON2の音がフラットなので味付け自体はしやすいです。
・ボタンの割り当て機能
操作ボタンの割り当てですね。
デフォルトの設定ですべての操作を網羅できているのであまり変える必要性は感じませんが‥
手持ちの別のイヤホンの操作方法と同じにするといった使い方はあるかもしれません。
Noble FALCON 2の使い勝手を評価
完全ワイヤレスイヤホンのマルチファンクションボタンにはタッチセンサー式と物理ボタン式の2通りありますが、FALCON2は物理ボタン式です。
物理ボタン式のメリットは操作時に誤タッチやミスが出ないこと。
デメリットはボタンを押したときにイヤホンのフィッティングがズレてしまう場合があること。
また、個人的には気になりませんがボタンを押したときにノズルが余計に耳穴に押し込まれる感覚が不快という方もいますね。
操作の配置はアプリで変更することもできますが、デフォルトですべての操作が可能かつ使いやすい配置になっています。
イヤホンケースは2022年現在の基準でいうとやや厚みの面で不満もありますが、コンパクトさは十分。
イヤホンの出し入れもスムーズに出来、取り回しは快適です。
代替となり得る同価格帯他社製品との比較
音質面での同価格帯他社イヤホンとの比較
1万円以下で買える完全ワイヤレスイヤホンにおいて、音質面でFALCON2のライバルになりそうなイヤホンはあまりありません。
次点で高音質なagのCOTSUBUくらいでしょうか。
(COTSUBUのレビュー記事:https://www.goodgoodlife.xyz/entry/ag_COTSUBU)
こちらもオーディオ的な均整の取れた音でFALCON2より低音はボリューミーです。
聴き比べるとFALCON2のほうが高解像でツヤ感あるサウンドが楽しめます。
機能的にも連続再生時間半分、外音取り込みなども無しの完全単機能TWSです。
しかしCOTSUBUには可愛らしいデザイン性・軽いフィット感・極小のイヤホンケースといったFALCON2にはない良さもあります。
軽いフィット感など重視する場合はCOTSUBUを選ぶのも有りでしょう。
機能面での同価格帯他社製品との比較
今では1万円以下でもノイズキャンセリング機能を搭載した完全ワイヤレスイヤホンがたくさん出ています。
なので機能面ではFALCON2より優れたイヤホンはいくらでもあります。
中でもAnkerのSoundcore Life P3は高級イヤホン並の多機能性が売りのオススメイヤホン。
もし完全ワイヤレスイヤホンに機能性を求めるのであればこちらがオススメです。
(Life P3のレビュー記事:https://www.goodgoodlife.xyz/entry/Soundcore_Life_P3)