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TWSコレクターによるイヤホンレビューブログ

BOSE QuietComfort Ultra Earbuds海外発表。QuietComfort Earbuds IIとの違いとは

Author:猫居こうた

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https://www.bose.com/p/earbuds/bose-quietcomfort-ultra-earbuds/QCUE-HEADPHONEIN.html

TWSコレクターの猫居です。

BOSEの新作完全ワイヤレスイヤホン、QuietComfort Ultra Earbudsが海外で発表されました。

(原文:https://www.bose.com/pressroom/bose-announces-new-quietcomfort-ultra-headphones-and-earbuds)

価格は299ドル。

日本での展開についてはまだ発表されていないようですが、じきに出るでしょう。

ちょうど1年ほど前にノイキャン世界最高を謳うQuietComfort Earbuds IIが出たばかりなので正直すこし驚きました。

今回はアナウンス文からわかる新作とQuietComfort Earbuds IIの違いについて考察してみようと思います。

追記

実機レビューしました。

BOSE QuietComfort Ultra EarbudsとQuietComfort Earbuds IIの違い

価格差について

QuietComfort Ultra Earbudsは299ドル(約44,000円)

QuietComfort Earbuds IIは定価39,600円、実売価格約33,000円(Amazon)となっています。

ただ、QuietComfort Earbuds IIも元々299ドルだったのでQuietComfort Ultra Earbudsも39,600円となるかもしれません。

空間オーディオ『Bose Immersive Audio』の実装

デバイスやサービスにかかわらず空間オーディオで再生可能な『Bose Immersive Audio』を実装。

QuietComfort Ultra Earbudsの1番の目玉機能のようです。

『Still』と『Motion』の2種類のモードがあり、

  • 『Still』:音像が所定の位置に留まる。静止した状態でのリスニングに適したモード。
  • 『Motion』:音像がユーザーの動きと連動する。外出時のリスニングに適したモード。

と説明されています。

『Still』モードはヘッドトラッキング機能で音像が正面に固定されるAirPods Pro 2Anker Soundcore Liberty 4のような感じでしょうか。(後ろを向けば後ろから音楽が鳴っているように聴こえる)

AirPods Pro 2やBeats Studio Buds+の空間オーディオは【iPhoneまたはDolby Atmos対応Androidスマホ】+【Apple Music】といった具合に使えるスマホやサービスに縛りがありますが、その分強力な空間オーディオ機能が搭載されています。

一方でどんな端末やサービスでも使用可能なAnker Soundcore Liberty 4やJBL TOUR PRO 2などの空間オーディオは上記のような特定の条件でしか使えない空間オーディオに比べると一歩劣る印象。

特にLiberty 4以外の空間オーディオについてはあまり使用する気がしないものが多かったです。

『Bose Immersive Audio』はどんな端末でも使えてApple並の空間オーディオが実現できるのか?

もしできたならこの機能1つで充分に乗り換える価値がありそうかなと思っています。

ワイヤレス充電への対応

オプションとして新しいケースカバーが49ドル(約7,200円)で発売されるそうです。

これを装着することでワイヤレス充電が可能に。

QuietComfort Earbuds IIに装着することもできる模様。

ワイヤレス充電できないことが不満だった方には朗報なのかな…個人的にはちょっと高すぎるというのが率直な感想です。

音質面は対応コーデックの差?

  • QuietComfort Ultra Earbudsの対応コーデック:SBC・AAC・aptX Adaptive
  • QuietComfort Earbuds IIの対応コーデック:SBC・AAC

Snapdragon Soundに対応。

これによりハイレゾ相当での再生~ロスレス再生まで可能になります。

ドライバーなどについては言及されていなかったので通常のリスニングにおいてはコーデックの違い=2つの音質差ということなのかなぁと。

SBCやAACからaptX Adaptiveにかわると如実にその違いを実感できますが、QCE1→QCE2のような劇的な音質UPとはならないでしょう。

ノイズキャンセリング機能は同程度?

BOSEのアナウンス文には『引き続き世界クラスのノイズ キャンセリングを提供』とあります。

なのでおそらくですが、ノイズキャンセリング機能はQuietComfort Earbuds IIと同等なのではないかと。

自分がつけているノイズキャンセリングのランキングでは未だQuietComfort Earbuds IIを超えるノイキャンは出ておらず、2位のSONY WF-1000XM5と比べても明らかにBOSEのノイキャンが1枚上手と感じます。

ノイキャン目的でQCE2から買い替えるのはやめた方がいいかもしれませんが、新規で購入するならパワーアップしていなかったとしても最高峰のノイキャンTWSです。

その他の違い

以下について簡単に言及されています。

  • 通話品質の向上
  • デザインの高級感UP
  • イヤホンのフィット感の向上

フォルムはほぼQCE2と同じように見えます。

意匠の部分で金属パーツが用いられたことで高級感が増したという感じでしょうか。

まとめ・比較表

   QuietComfort Ultra Earbuds QuietComfort Earbuds II
定価 299ドル
?円
39,600円
連続再生時間 6時間
24時間(ケース込)
6時間
24時間(ケース込)
コーデック SBC
AAC
aptX Adaptive
SBC
AAC
防水性能 IPX4 IPX4
ノイキャン
マルチポイント - -
専用アプリ
機能 Bose Immersive Audio
急速充電(20分→2時間)
急速充電(20分→2時間)

QuietComfort Ultra EarbudsとQuietComfort Earbuds IIの主な違い

  • 空間オーディオ
  • 音質微アップ(コーデックによる)
  • 通話品質UP

今回の発表をみるに大きな違いはこれくらいかと思います。

実際に使ってみたら結構音が違うとかいう可能性もありますが。

QuietComfort Earbuds IIのよく聞く不満点

  1. ハイレゾ再生不可
  2. マルチポイントに対応していない
  3. イヤホンケースが大きめ
  4. ワイヤレス充電できない

このうち1・4の欠点が解消されることになります。

4については高額なオプションパーツを購入する必要があるので微妙ですが…

2台同時接続可能なマルチポイントに相変わらず非対応なのは残念。

個人的には1・4はさほどデメリットとは思っていなかったのでマルチポイントには対応してほしかったですね。

イヤホンケースも結構大きめ

やはり目玉の空間オーディオ『Bose Immersive Audio』がどの程度の出来なのかがポイントとなりそうです。

もし大した効果がないなら同じノイキャン効果で安くなっているQCE2の方がお買い得。

僕としては多少の音質UPを目指すより空間オーディオでライブ感あるサウンドを目指すほうがBOSEのサウンドにはマッチしていると思うので期待はしています。

発売が決まれば購入するつもりです。

そのときには実機で比較レビューしますのでまた覗いていただけますと幸いです。

今回は以上となります。

また次回お会いしましょう。