*2018年 10月13日更新
皆さん、こんにちは。
年間100万円以上オーディオに注ぎ込む愛好家の猫居(@KotaNekoi222)です。
ここ最近は音楽について色々と書いてきましたが、
音楽をどうせ聴くなら良い音で聴きたいですよね。
カタログスペックではいまいちわかりにくい商品なだけにPioneerやPanasonic等のメーカー名でなんとなく選んでいる方も多いのではないでしょうか。
通販サイトなどでランキングをみても何基準で選んでいるのかわからないですしね。
でもヘッドホン好きの間では定番になっている良いヘッドホンってあるんですよ。
今回は安くて音質の良いコスパ高な物からマニア御用達の超高音質品まで、使用目的別に厳選しておすすめのヘッドホンを紹介していきます。
- 最高のコスパ!手軽な値段で良い音を聴きたい方に
- プロも使う!リアルサウンド志向の方に
- 1ランク上の長く使えるブランド名機をお探しの方に
- とにかく最高の音で聴きたい方に
- Bluetooth&ノイズキャンセリング!ストレスフリーで聴きたい方に
- ハイレゾ対応の高音質高コスパヘッドホンをお探しの方に
- サブウーファー・アンプ搭載!重低音を楽しみたい方に
- 映画やゲームに最適、眼鏡が気になる方にも
- あとがき
最高のコスパ!手軽な値段で良い音を聴きたい方に
知る人ぞ知る名品。密閉型ヘッドホン。
迷ったらアルバナと言えるヘッドホン初心者の方にもっともオススメの商品です。
初心者のみならずマニアにも評価される一品。
昔は1万円程しましたが、今ではその半額程度の値段で買えます。
しかし安いヘッドホンと侮るなかれ。音質は本物です。
1万円でもお買い得だったので、本当におすすめです。
この価格帯でこのヘッドホンに比肩するものはそうそうありません。
15000円級のヘッドホンと同等の音が楽しめます。
1万円以下のその他のおすすめについては下記参考URLをご覧ください。
→【名機厳選】1万円以内で買える定番の良ヘッドホンを紹介します【ハズレなし】
タイプ:密閉型
音の傾向:弱ドンシャリ(低音と高音域を強調)
コスパ:★★★★★★
音質 :★★★☆
付け心地:★★★☆
一言メモ:圧倒的コスパ!メイン機にもサブ機にもおすすめのヘッドホンです。
世界最大手オーディオメーカーJBLの2017年新作。
エントリーモデルとなる5000円程のBluetoothヘッドホンです。
低価格帯のBluetoothオーディオは中華製品が市場を席巻する中、中華にはない安定感ある品質と音質でJBLが勝負をかけてきました。
特にこれまでの低価格帯Bluetoothオーディオの常識を覆すアタック感ある低音は必聴です。
手軽な値段で便利さと音質の両取りが可能なヘッドホンは、今のところT450BTをおいて他にはないでしょう。
タイプ:密閉型
音の傾向:弱ドンシャリ(低音と高音域を強調)
コスパ:★★★★★★
音質 :★★★
付け心地:★★★
一言メモ:便利なBluetooth機なのに安いし音質も良い、いいとこ取りヘッドホン
プロも使う!リアルサウンド志向の方に
所謂モニターヘッドホンと呼ばれるヘッドホンでおすすめのものを紹介します。
日本のスタジオではSONYのMDR-CD900STが標準的に使われていますが、CD900STは『音を聴く』ヘッドホンであり、『音楽を聴く』のには適していないことに注意が必要です。
リアルサウンドを重視で音楽を楽しみたい方にオススメなのがATH-M40xです。
スタジオレコーディングなどで使うことを想定されたプロ仕様のヘッドホン。
装着感などへのこだわりも感じる一品。
その場で実際に聴いているかのようなリアルな音は感動物です。
20000円以上のヘッドホンの音に負けないクオリティがあります。
タイプ:密閉型
音の傾向:フラット
コスパ:★★★★☆
音質 :★★★★
付け心地:★★★★
一言メモ:予算次第ではさらに安価な兄弟機、ATH-M20x・ATH-M30xも選択肢に
*追記:より詳しい解説記事を書きました→M50xとM40x、M30xとM20xの比較!どれを選べば良いのか教えます【Audio-technica】
M40xの上位機種、米AmazonベストセラーのATH-M50x。
M40x・M50x共にリスニング・スタジオモニタリングの両用ができるヘッドホンですが、M50xのほうがより高音質で側圧も強めのスタジオモニター向き。
なのでスタジオモニターや音質を重視して使う方はM50xを、長時間のリスニングやコスパを重視する方はM40xを選ぶのがベストかと思います。
タイプ:密閉型
音の傾向:フラット
コスパ:★★★★
音質 :★★★★☆
付け心地:★★★☆
一言メモ:日本よりアメリカで評価が高く、絶大な人気を誇ります
1ランク上の長く使えるブランド名機をお探しの方に
2万円以下のヘッドホンとは一線を画す、1ランク上を行く名ヘッドホンを2つ紹介します。
オーディオ好きの間では定番中の定番で非常に人気の高い商品です。
のちほど紹介するHD650と双璧をなすドイツの老舗ヘッドホンブランド・ゼンハイザーの主力ヘッドホンHD598、通称「プリン」。
HD500シリーズのハイエンド商品です。
屈指の付け心地の良さ、抜けの良い音に加え、高音に強い開放型ではおろそかになりがちな低音も十分に質感を感じることができる名機です。
メガネをかけて長時間使用しても全く疲れない付け心地とその音の良さで圧倒的支持を誇ります。
(現在はHD598の生産は終了、後継機HD599にコンセプトはそのままに受け継がれバージョンアップ)
今もっともおすすめなのが、新バージョンのHD599・・・ではなく!
HD598の色違いタイプHD598SR・HD598の密閉型タイプHD598CS、この2つなのです。
これが今Amazonでは16500円という超破格、HD599より1万円ほど安く買うことが出来ます。(2017年 10月現在の価格)
音の傾向や音質的な部分はほぼ同じなのでものすごいお買い得だと思います。
いつまでこの値段が続くのかわかりませんが、超おすすめです!
(詳細レビュー:プリンの密閉型!HD598csをレビュー)
タイプ:開放型
音の傾向:フラット
コスパ:★★★☆(HD599)
音質 :★★★★★★
付け心地:★★★★★
一言メモ:極上の音質と付け心地。眼鏡でも気にせず一日中付けていられるヘッドホンです
こちらもドイツの老舗ヘッドホンブランド・ベイヤーダイナミックが送り出す人気シリーズ、DTシリーズの最高峰・プロ仕様ヘッドホンDT990PRO。
高音の切れが良くしっかりとした低音で、その音の広がりは2万以下のヘッドホンとは一目瞭然ならぬ一聴瞭然の違いがあります。
モニター仕様なのでPVの現場撮影なんかでプロの方が使っているのもよく見かけますね。
日本人好みなドンシャリ傾向(低音と高音が強調された音)にあり、ドンシャリ好きはハマる人が続出する人気ヘッドホンです。
タイプ:開放型
音の傾向:ドンシャリ
コスパ:★★★☆
音質 :★★★★★★
付け心地:★★★★
一言メモ:とにかく『ハマる』ヘッドホン。HD598と使い分けの併用も
とにかく最高の音で聴きたい方に
最高の音質で音楽を楽しみたい方にオススメ。
マニアの間では定番中の定番。
これより何倍も高い高級ヘッドホンはいくつもありますが、HD650を最高のヘッドホンに推す人も少なくありません。
ヘッドホンアンプと合わせて使わないと本領を発揮できないので注意が必要です。
アンプにはHD650と相性が良く、コストパフォーマンスに優れるFOSTEXのHP-A3をオススメします。
タイプ:開放型
音の傾向:低音豊かなフラット
コスパ:★★☆
音質 :★★★★★★
付け心地:★★★★★
一言メモ:オーディアマニアの世界へようこそ
Bluetooth&ノイズキャンセリング!ストレスフリーで聴きたい方に
Bluetoothヘッドホンに関して、新しい記事で詳しく書き直しました。
ここでは掻い摘んでいくつかおすすめを紹介しますが、より詳しいBluetoothヘッドホンのおすすめや比較は下記記事を御覧ください。
→高音質Bluetoothヘッドホンの最新おすすめランキング
ワイヤレスのヘッドホンは色々とありますが、外で音楽を聴くならノイズキャンセル機能があると非常に便利です。
電車の中でも雑音などがすっと消えて音楽に集中できるので一度使うと手放せなくなります。
しかし、ワイヤレス・ノイズキャンセリング共に粗悪で実用性のない名ばかり商品が多いので選ぶのが難しい商品でもあります。
そこでエントリーモデルとしてオススメしたいのがZX770です。
ワイヤレスでもCDクオリティで聴けるaptX機能、ハンズフリー通話マイク内蔵。
さらに実用に足るノイズキャンセリング機能を備えていて1万円そこそこで買える驚異的なコストパフォーマンスを誇ります。オススメです。
タイプ:密閉型
音の傾向:弱ドンシャリ
コスパ:★★★★☆
音質 :★★★☆
付け心地:★★★★
ノイズキャンセル:★★★
一言メモ:欲しい機能が全部入りした高機能でお得なヘッドホンです
現状のBluetoothヘッドホンでベストと言える存在、それがSONYのWH-1000XM3です。
大ヒットを飛ばしたWH-1000XM2の後継機にあたります。
DACとアンプを内蔵した高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN1を新たに搭載。
張りのある低音に豊かな表現力。
ワイヤレスとは思えないほど繊細で細やかな音を聴かせてくれます。
ノイズキャンセリング機能はWH-1000XM2の4倍の性能にパワーアップ。
WH-1000XM2の時点でBoseを超えてノイズキャンセリングの最高峰でしたが、WH-1000XM3だけ別次元の性能になってしまいました。
有名どころのノイズキャンセリングヘッドホン同士、BoseのQuiet Comfort 35とどちらを買うか悩む方もいるかと思います。
前機種との比較では装着感の良いQC35も選択肢にはいってきましたが、WH-1000XM3では装着感も大幅に改善されQC35と遜色のないものになりました。
この2つなら絶対にWH-1000XM3のほうがオススメです!
aptXだけでなくハイレゾ音源までワイヤレスで聴けるLDACという技術を搭載。
ハウジング部分は高機能なタッチパネルになっていてコントローラーは不要。
クイックアテンションモードというハウジングに手を当てるだけで外音を拾える機能のおかげでヘッドホンをしたままでも会話や店での会計に困らないなど機能面も超充実。
SONYのハイレゾ対応WALKMAN・Xperiaとの相性も抜群です。
タイプ:密閉型
音の傾向:低音豊かでバランス良いサウンド
コスパ:★★☆
音質 :★★★★★★
付け心地:★★★★★★
ノイズキャンセル:★★★★★★
一言メモ:抜群に使い勝手が良いです、Bluetoothヘッドホンで一番おすすめ
WH-1000XM2とQC35ではSONYをオススメしましたが、もう1つ候補にいれたいのがこのB&OのH9iです。
値段は5万5000円ほどとワイヤレスヘッドホンの中でもかなり高価な部類に属します。
ですが、その洗練されたデザインとワイヤレスとは思えないほど繊細な音で非常に高い人気を誇るヘッドホンです。
さらに従来機種ではやや不満のあったノイズキャンセリング機能もH9iで改善され実用レベルになりました。
- ヘッドホンを外すと音楽を自動停止・着けると自動再生する機能
- ハウジングを撫でるだけで音楽を一時停止し外音を集音するTransparency機能
など機能面も充実。
高い値段を出す価値が十二分にある、物欲を刺激しまくるヘッドホンです!
タイプ:密閉型
音の傾向:低音豊かなフラット
コスパ:★★
音質 :★★★★★★
付け心地:★★★★★
ノイズキャンセル:★★★★☆
一言メモ:ワイヤレスで最高の音質とデザインです。とにかくカッコイイ!
詳細レビュー:B&OのH9iをソニーWH-1000XM2と比較しながらレビューします!
ハイレゾ対応の高音質高コスパヘッドホンをお探しの方に
SONYのウォークマン効果で最近流行りのハイレゾ音源。
CDの6倍以上の情報量があり、高音質で原音に近い音が聴けるハイレゾですが、ウォークマンやXperiaなどのハイレゾ環境があっても肝心のヘッドホンが対応していなければ意味がありません。
ここではハイレゾ対応かつハイレゾ未使用でもコスパが良いといえる良ヘッドホンを紹介します。
ウォークマンについてはこちらの記事をご覧ください
エレコムと聞くだけで身構えてしまいがちですが、ハイレゾ対応イヤホンCH1000が高コスパで話題になったように最近はエレコムがこの分野で見逃せない存在になりつつあります。
こちらのヘッドホンも非常にコスパに優れた商品で元々は15000円オーバーの高級品が4000円~5000円ほどで買うことができます。(2017年 10月現在の価格)
定価詐欺では?と思われるかも知れませんが、中高音をクリアにするチタンコート振動板などが使われる等モノは良く、音もかなり上質です。
5000円以下ならその作りの良さや音質は評価に値する隠れ良ヘッドホンです。
タイプ:密閉型
音の傾向:低音寄りフラット
コスパ:★★★★★★(5000円以下の時)
音質 :★★★☆
付け心地:★★★☆
一言メモ:ハイレゾ入門用として破格の値段。お値段以上間違い無しの逸品です
ハイレゾ用ヘッドホンといえばこのMDR-1A。
ハイレゾを牽引するSONY製だけあってハイレゾの力を存分に引き出してくれる存在でウォークマンやXperiaとの相性も抜群です。
クリアな高音でかつ低音の響きもよく、どんな音楽も生音のごとく再現するオールラウンダーな存在。
ハイレゾを抜きにしたノーマルなヘッドホンとしても非常に人気があり、HD598と並んで2万円台のヘッドホンを代表する存在です。
タイプ:密閉型
音の傾向:低音寄りフラット
コスパ:★★★☆
音質 :★★★★★★
付け心地:★★★★☆
一言メモ:ハイレゾホンの殿堂入りといえる名品です
サブウーファー・アンプ搭載!重低音を楽しみたい方に
低音好きにはたまらないサブウーファーやパワーアンプを内蔵した曲者ヘッドホンをご紹介します。
特定ジャンルで無類の強さを発揮。
低音好きな方のメイン用にはもちろんのこと、サブで1つもっておくと音楽を違った角度から楽しめると思います。
「マツコの知らないオシャレヘッドホンの世界」で紹介されて再度注目を集めたヘッドホン。
マツコの知らない世界で紹介されたヘッドホンについてはこちら
サブウーファーを内蔵したヘッドホンで、低域(55Hz以下)の音を振動させる非常に面白い存在です。
『CRUSHERにしか出せない、まるで大口径のスピーカーで音を浴びているような圧倒的な重低音』
という謳い文句の通り、通常のヘッドホンではどうやっても出せない重低音が心地良いです。
映画やゲームに使うと【響く低音】効果で迫力が数倍UP。
そのためだけに買うのもアリなくらい良い感じです。
特徴がはっきりしたヘッドホンなので、このヘッドホンが気になる方は買ってまず失敗はないと思います。
こういうの好きじゃない人は全く見向きもしないアイテムですが、好きな人はとことんハマるヘッドホンだと思います。
メイン機を持っているのサブ用にもおすすめ。
普通のヘッドホンとは違った楽しみ方・聴こえ方で満足度はかなり高いでしょう。
近所や家族に迷惑でウーファーを使えない方も是非!
タイプ:密閉型
音の傾向:重低音
コスパ:★★★★☆
音質 :★★★
付け心地:★★★☆
一言メモ:振動をOFFにして通常のヘッドホンとしても使用可能・パワーアンプ内蔵
アンプで有名なDENONが放つシリーズ「URBAN RAVER」。
このシリーズのコンセプトは【まるでクラブにいるかのような体の芯まで伝わるパワフルで豊かな重低音】。
アンプの得意なDENONがハイパワーアンプを内蔵したヘッドホンなだけあって素晴らしく重低音が響きます、大迫力です。
タイプ:密閉型
音の傾向:重低音
コスパ:★★★☆
音質 :★★★★
付け心地:★★★☆
一言メモ:アンプ機能をOFFにして通常使用も可能・専用アプリ(イコライザー・ネットラジオ)
映画やゲームに最適、眼鏡が気になる方にも
映画やゲームにおすすめのヘッドホンは所謂サラウンドヘッドホンです。
スピーカーを複数用意しなくてもホームシアター効果が楽しめることと長時間使用を想定して付け心地に配慮されたものが多いのが特徴。
その中でエントリーモデルとしてオススメなのがPanasonicのRP-WF7です。
スピーカー8個分の7.1chサウンドで映画やゲームの臨場感が大幅にUPします。
映像中、街中などでざわざわと聞こえる話し声もどの方向から喋っているのかがはっきりわかりますしゲームで足音を聞き分けるのにも有効です。
イヤーパッドを2種類使っていて、眼鏡が当たる部分は柔らかいイヤーパッドを使用。
眼鏡の締め付けが辛くてヘッドホンを躊躇してしまう方にもおすすめです。
タイプ:密閉型
音の傾向:サラウンド
コスパ:★★★★☆
音質 :★★★
付け心地:★★★★★
一言メモ:低音ブースト機能・ノイズカット機能
RP-WF7の完全上位互換といえるのが9.1サラウンドのMDR-WH700DS。
単純にチャンネル数が増加しているだけではありません。
世界初の9.1サラウンド効果でサラウンドバックまでフォローされたこのヘッドホンの完成度は凄まじく、さながら映画館にいるかのような臨場感を味わえます。
お値段の方もしっかり上位互換になっていますが、サラウンドスピーカー9本+サブウーファー1基+AVアンプ分の機能を1つのヘッドホンで利用出来るという意味では大変お買い得だと思います。
タイプ:密閉型
音の傾向:サラウンド
コスパ:★★★
音質 :★★★★
付け心地:★★★★★
一言メモ:HDMI対応・エフェクト(シネマモード/ゲームモード)
あとがき
僕はヘッドフォン初心者の友人に「ヘッドフォン買いたいんだけど何がいい?」と聞かれればいつもAurvana Liveを推しています。
とにかく最高の音を追求するならHD650+HP-A3ですね。
良い音で聴けば好きな音楽がもっと好きになると思います。
気になるヘッドフォンがあれば是非試してみてください!