*2022年 8月2日更新
皆さん、こんにちは。
いつもレビューをご覧いただきありがとうございます。
どうせ音楽を聴くならなるべく良い音で聴きたいですよね。
カタログスペックではいまいちわかりにくい商品なだけにPioneerやPanasonic等のメーカー名でなんとなく選んでいる方も多いのではないでしょうか。
通販サイトなどでランキングをみても何基準で選んでいるのかわからないですしね。
でもヘッドホン好きの間では定番になっている良いヘッドホンってやはりあるんですよ。
今回は安くて音質の良いコスパ高な物からマニア御用達の超高音質品まで、使用目的別に厳選しておすすめのヘッドホンを紹介していきます。
前半は有線ヘッドホン編、後半はBluetoothヘッドホン編となります。
ぜひ御覧ください。
- 最高のコスパ!手軽な値段で良い音を聴きたい方に
- サブウーファー搭載!重低音を楽しみたい方に
- プロも使う!リアルサウンド志向の方に
- 1ランク上の長く使えるブランド名機をお探しの方に
- とにかく最高の音で聴きたい方に
- Bluetoothヘッドホンはノイズキャンセリングの効きとLDACが鍵
- あとがき
最高のコスパ!手軽な値段で良い音を聴きたい方に
知る人ぞ知る名品。密閉型ヘッドホン。
迷ったらアルバナと言えるヘッドホン初心者の方にもっともオススメの商品です。
初心者のみならずマニアにも評価される一品。
昔は1万円程しましたが、今ではその6000~7000円程度の値段で買えます。
しかし安いヘッドホンと侮るなかれ。音質は本物です。
1万円でもお買い得だったので、本当におすすめです。
この価格帯でこのヘッドホンに比肩するものはそうそうありません。
15000円級のヘッドホンと同等の音が楽しめます。
タイプ:密閉型
音の傾向:弱ドンシャリ(低音と高音域を強調)
コスパ:★★★★★★
音質 :★★★☆
付け心地:★★★☆
一言メモ:圧倒的コスパ!メイン機にもサブ機にもおすすめのヘッドホンです。
サブウーファー搭載!重低音を楽しみたい方に
低音好きにはたまらないサブウーファーを内蔵した曲者ヘッドホンをご紹介します。
特定ジャンルで無類の強さを発揮。
低音好きな方のメイン用にはもちろんのこと、サブで1つもっておくと音楽を違った角度から楽しめると思います。
「マツコの知らないオシャレヘッドホンの世界」で紹介されて再度注目を集めたヘッドホン。
マツコの知らない世界で紹介されたヘッドホンについてはこちら
サブウーファーを内蔵したヘッドホンで、低域(55Hz以下)の音を振動させる非常に面白い存在です。
『CRUSHERにしか出せない、まるで大口径のスピーカーで音を浴びているような圧倒的な重低音』
という謳い文句の通り、通常のヘッドホンではどうやっても出せない重低音が心地良いです。
映画やゲームに使うと【響く低音】効果で迫力が数倍UP。
そのためだけに買うのもアリなくらい良い感じです。
特徴がはっきりしたヘッドホンなので、このヘッドホンが気になる方は買ってまず失敗はないと思います。
こういうの好きじゃない人は全く見向きもしないアイテムですが、好きな人はとことんハマるヘッドホンだと思います。
メイン機を持っているのサブ用にもおすすめ。
普通のヘッドホンとは違った楽しみ方・聴こえ方で満足度はかなり高いでしょう。
近所や家族に迷惑でウーファーを使えない方も是非!
タイプ:密閉型
音の傾向:重低音
コスパ:★★★★☆
音質 :★★★
付け心地:★★★☆
一言メモ:振動をOFFにして通常のヘッドホンとしても使用可能・パワーアンプ内蔵
プロも使う!リアルサウンド志向の方に
所謂モニターヘッドホンと呼ばれるヘッドホンでおすすめのものを紹介します。
日本のスタジオではSONYのMDR-CD900STが標準的に使われていますが、CD900STは『音を聴く』ヘッドホンであり、『音楽を聴く』のにはあまり適していないことに注意が必要です。
原音重視のリアルサウンドで音楽を楽しみたい方にオススメなのがATH-M40xです。
スタジオレコーディングなどで使うことを想定されたプロ仕様のヘッドホン。
装着感などへのこだわりも感じる一品。
その場で実際に聴いているかのようなリアルな音は感動物です。
20000円以上のヘッドホンの音に負けないクオリティがあります。
タイプ:密閉型
音の傾向:フラット
コスパ:★★★★☆
音質 :★★★★
付け心地:★★★★
一言メモ:予算次第ではさらに安価な兄弟機、ATH-M20x・ATH-M30xも選択肢に
*追記:より詳しい解説記事を書きました→M50xとM40x、M30xとM20xの比較!どれを選べば良いのか教えます【Audio-technica】
M40xの上位機種、米AmazonベストセラーのATH-M50x。
M40x・M50x共にリスニング・スタジオモニタリングの両用ができるヘッドホンですが、M50xのほうがより高音質で側圧も強めのスタジオモニター向き。
なのでスタジオモニターや音質を重視して使う方はM50xを、長時間のリスニングやコスパを重視する方はM40xを選ぶのがベストかと思います。
タイプ:密閉型
音の傾向:フラット
コスパ:★★★★
音質 :★★★★☆
付け心地:★★★☆
一言メモ:日本よりアメリカで評価が高く、絶大な人気を誇ります
1ランク上の長く使えるブランド名機をお探しの方に
2万円以下のヘッドホンとは一線を画す、1ランク上を行く名ヘッドホンを2つ紹介します。
オーディオ好きの間では定番中の定番で非常に人気の高い商品です。
のちほど紹介するHD650と双璧をなすドイツの老舗ヘッドホンブランド・ゼンハイザーの主力ヘッドホンHD598、通称「プリン」。
HD500シリーズのハイエンド商品です。
柔らかく上品な音は多くのファンを魅了。
屈指の付け心地の良さ、抜けの良い音に加え、高音に強い開放型ではおろそかになりがちな低音も十分に質感を感じることができる名機です。
メガネをかけて長時間使用しても全く疲れない付け心地とその音の良さで圧倒的支持を誇ります。
(現在はHD598の生産は終了、後継機HD599にコンセプトはそのままに受け継がれバージョンアップ)
今もっともおすすめなのが、新バージョンのHD599・・・ではなく!
Amazon限定で発売されているHD598の色違いタイプHD598SR・HD598の密閉型タイプHD598CS、この2つなのです。
これが今Amazonでは14200円という超破格、HD599より7000円ほど安く買うことが出来ます。(2022年 1月現在の価格)
音の傾向や音質的な部分はほぼ同じなのでものすごいお買い得だと思います。
いつまでこの値段が続くのかわかりませんが、超おすすめです!
(詳細レビュー:プリンの密閉型!HD598csをレビュー)
タイプ:開放型
音の傾向:フラット
コスパ:★★★☆(HD599)
音質 :★★★★★★
付け心地:★★★★★
一言メモ:極上の音質と付け心地。眼鏡でも気にせず一日中付けていられるヘッドホンです
ハイレゾ用ヘッドホンといえばこのMDR-1A。
ハイレゾを牽引するSONY製だけあってハイレゾの力を存分に引き出してくれる存在でウォークマンやXperiaとの相性も抜群です。
クリアな高音でかつ低音の響きもよく、どんな音楽も生音のごとく再現するオールラウンダーな存在。
ハイレゾを抜きにしたノーマルなヘッドホンとしても非常に人気があり、HD598と並んで2万円台のヘッドホンを代表する存在です。
タイプ:密閉型
音の傾向:低音寄りフラット
コスパ:★★★☆
音質 :★★★★★★
付け心地:★★★★☆
一言メモ:ハイレゾホンの殿堂入りといえる名品です
こちらもドイツの老舗ヘッドホンブランド・ベイヤーダイナミックが送り出す人気シリーズ、DTシリーズの最高峰・プロ仕様ヘッドホンDT990PRO。
高音の切れが良くしっかりとした低音で、その音の広がりは2万以下のヘッドホンとは一目瞭然ならぬ一聴瞭然の違いがあります。
モニター仕様なのでPVの現場撮影なんかでプロの方が使っているのもよく見かけますね。
日本人好みなドンシャリ傾向(低音と高音が強調された音)にあり、ドンシャリ好きはハマる人が続出する人気ヘッドホンです。
タイプ:開放型
音の傾向:ドンシャリ
コスパ:★★★☆
音質 :★★★★★★
付け心地:★★★★
一言メモ:とにかく『ハマる』ヘッドホン。HD598と使い分けの併用も
とにかく最高の音で聴きたい方に
最高の音質で音楽を楽しみたい方にオススメ。
マニアの間では定番中の定番。
これより何倍も高い高級ヘッドホンはいくつもありますが、HD650を最高のヘッドホンに推す人も少なくありません。
ヘッドホンアンプと合わせて使わないと本領を発揮できないので注意が必要です。
アンプにはHD650と相性が良く、コストパフォーマンスに優れるFOSTEXのHP-A3をオススメします。
タイプ:開放型
音の傾向:低音豊かでバランスの取れたサウンド
コスパ:★★☆
音質 :★★★★★★
付け心地:★★★★★
一言メモ:心地よい音の世界で音楽を堪能できます
Bluetoothヘッドホンはノイズキャンセリングの効きとLDACが鍵
Bluetoothヘッドホンはワイヤレス接続する関係上、高音域が損なわれやすい欠点があります。
しかしソニーが開発したLDACで接続できるヘッドホンの場合はその限りではないのです。
LDACではハイレゾ相当のデータ伝送が可能なため音質が損なわれること無く音楽を楽しめるからです。
また外使用が想定されることから外部の騒音を軽減するノイズキャンセリング機能も重要視されます。
ノイズキャンセリングの効き目は実際に使ってみなければ中々わからない難しいところ。
僕はたくさんのノイキャンヘッドホンに触れてその上で選んでいますのでぜひオススメをチェックしていただけたらと思います。
外で音楽を聴くなら“実用的な”ノイズキャンセル機能があると本当に便利です。
電車の中でも雑音などがすっと消えて音楽に集中できるので一度使うと手放せなくなります。
しかし、ワイヤレス・ノイズキャンセリング共に粗悪で実用性のない名ばかり商品が多いので選ぶのが難しい商品でもあります。
そこでエントリーモデルとしてオススメしたいのがAnker Soundcore Life Q35です。
1万円というワイヤレスヘッドホンとしては低価格な部類で、ハイレゾ相当の音で聴けるLDACに対応。
その他ノイズキャンセリング・外音取り込み機能・専用アプリによるイコライザー。
3万円の高級機と遜色ない機能性を備えた超コスパヘッドホンです。
ノイキャンはしっかり実用レベル、音質はAnkerらしい深みのある低音が持ち味となっております。
タイプ:密閉型
音の傾向:ドンシャリ
コスパ:★★★★★★
音質 :★★★☆
付け心地:★★★★
ノイズキャンセル:★★★★
機能性:★★★★★★
一言メモ:欲しい機能が全部入りした高機能でお得なヘッドホンです
---------------追記---------------
『新作WH-1000XM5が出たけど個人的にはこれがベスト』
新作試聴してきました。
音質・ノイズキャンセリングともに確かにパワーアップしています。
しかしそれ以上にお値段が超パワーアップしすぎです。。
折り畳めなくなって持ち運びも不便になりましたし、ゴツい。
これまでずっと新作が出るたびに買い替えてきましたが今回は見送ることとしました。
SONYがWH-1000XM4と併売に決めたのもWH-1000XM4が一つの完成形だからじゃないかと思います。
---------------終了---------------
現状のBluetoothヘッドホンでベストと言える存在、それがSONYのWH-1000XM4です。
DACとアンプを内蔵した高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN1を搭載。
張りのある低音に豊かな表現力。
ワイヤレスとは思えないほど繊細で細やかな音を聴かせてくれます。
ノイズキャンセリング機能はBoseを超えてノイズキャンセリングの最高峰。
有名どころのノイズキャンセリングヘッドホン同士、BoseのQuiet Comfort 35とどちらを買うか悩む方もいるかと思います。
前機種との比較では装着感の良いQC35も選択肢にはいってきましたが、WH-1000XM4では装着感も大幅に改善されQC35と遜色のないものになりました。
この2つなら絶対にWH-1000XM4のほうがオススメです!
クイックアテンションモードというハウジングに手を当てるだけで外音を拾える機能のおかげでヘッドホンをしたままでも会話や店での会計に困らないなど機能面も超充実。
もちろんLDACも搭載。
SONYのハイレゾ対応WALKMAN・Xperiaとの相性も抜群です。
タイプ:密閉型
音の傾向:低音豊かでバランス良いサウンド
コスパ:★★☆
音質 :★★★★★★
付け心地:★★★★★★
ノイズキャンセル:★★★★★★
一言メモ:抜群に使い勝手が良いです、Bluetoothヘッドホンで一番のおすすめ。
ワイヤレスヘッドホンでもう1つ候補にいれたいのがこのBeoplay HXです。
値段は5万5000円ほどとワイヤレスヘッドホンの中でもかなり高価な部類に属します。
ですが、その洗練されたデザインとワイヤレスとは思えないほど繊細な音で非常に高い人気を誇るヘッドホンです。
さらに従来機種ではやや不満のあったノイズキャンセリング機能も改善され実用レベルになりました。
- ヘッドホンを外すと音楽を自動停止・着けると自動再生する機能
- ハウジングを撫でるだけで音楽を一時停止し外音を集音するTransparency機能
など機能面も充実。
外で使う以上上質なデザインも選ぶポイントの1つになり得ますよね。
高い値段を出す価値が十二分にある、物欲を刺激しまくるヘッドホンです!
タイプ:密閉型
音の傾向:低音豊かなフラット
コスパ:★★
音質 :★★★★★★
付け心地:★★★★★
ノイズキャンセル:★★★★☆
機能性:★★★★
あとがき
僕はヘッドフォン初心者の友人に「ヘッドフォン買いたいんだけど何がいい?」と聞かれればいつもAurvana Liveを推しています。
とにかく最高の音を追求するならHD650+HP-A3ですね。
良い音で聴けば好きな音楽がもっと好きになると思います。
気になるヘッドフォンがあれば是非試してみてください!