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TWSコレクターによるイヤホンレビューブログ

【Skullcandy Sesh ANC レビュー】ノイキャン機能搭載でスポーツにも使えるフィット感・防水防塵性能を併せ持つTWS

Author:猫居こうた

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Skullcandy Sesh ANC Review

  • 明瞭感あるリスニング重視のサウンド
  • スポーツでも使える防水・防塵性能
  • Tileで忘れ物が多い人も安心して使える
  • ケースの重さ・厚みが少し気になる
  • ANC・外音取り込みの切り替えに長押し3秒必要
総合評価
 
7.5/10

TWSコレクターの猫居です。

今回レビューするのはSkullcandyの完全ワイヤレスイヤホン、Sesh ANC。

SkullcandyのTWSで最上級に当たるモデルです。

ノイズキャンセリング機能と位置情報が把握出来て忘れ物防止に役立つTileを搭載しています。

また防水・防塵性能にも優れているので多少ハードに扱っても大丈夫なところも魅力ですね。

詳しくチェックしていきましょう。

Skullcandy Sesh ANCの外観チェック

イヤホン本体

ドライバーが12mmと大きめなのでイヤホンサイズもやや大ぶり

Skullcandyのトレードマークであるドクロのマーク
gif動画で雰囲気をチェック

イヤホンケース

イヤホンケースにもシンプルにドクロマーク

ケースは厚みが結構あります

付属品

付属品リスト

  • イヤーピース
  • 充電用ケーブル
  • 説明書類
  • オリジナルステッカー

Skullcandy Sesh ANCのスペックと測定結果

スペック表

  Sesh ANC
基本価格 13,980円
連続再生時間 6時間(ANC利用時)
32時間(ケース込み/ANC)
防水性能 IP55
ノイズキャンセリング
マルチポイント
低遅延モード
専用アプリ
その他の機能 Tile機能
外音取り込み機能
イコライザー機能
急速充電(10分で2時間再生可)
クリアボイススマートマイク

ノイズキャンセリングの他、低遅延モードや専用アプリにも対応。

防水だけでなく防塵機能がついていたり、失くしても探せるTile機能がついているのが他にはあまりない機能ですね。

クリアボイススマートマイクはクリアな音声通話を可能にする機能とのことです。

重さ・サイズ実測値

ケースサイズ 縦:38.0mm
横:77.6mm
高さ:33.5mm
重さ イヤホン:6.2g
ケース:53.6g

イヤホンは大きさの割にそれほど重さは感じません。

平均くらいかな?

一方ケースは平均的なTWSよりやや重めです。

遅延測定結果

  • 通常モード=235ms
  • ゲーミングモード=112ms

100ms=0.1秒です。
この測定環境ではスピーカー出力時52msの遅延を観測します。
結果から-52msした数値をワイヤレスイヤホン由来の遅延と考え記載しています。

ゲーミングモード時の遅延結果がかなり優秀です。

約0.11秒の遅延。

リズムゲーなどのシビアなタイミングを要求されるゲームは遅延0.05秒以下が望ましいのでそれでも厳しいですが‥。

しかし普通のゲームや動画の視聴は問題なく楽しめます。

交換イヤーピース対応表

自分がよく使うTWS用イヤーピース+SONY製イヤーピースの対応表です。

イヤホンには入るけどケースに収まらないパターンが多かったように思います。

SONY
ハイブリッドイヤーピース(M)
AZLA
SednaEarfit Crystal(M)
SONY
トリプルコンフォートイヤーピース(M)
final
TYPE E(M)
COMPLY
TG-200 トゥルーグリップ(M)
Spinfit
CP360(M)
NUARL
Magic Ear+(M)
   

Skullcandy Sesh ANCの詳細レビュー

音質評価

まず最初に触れておきたいことが‥

Skullcandyというとどうしてもヘッドホン『クラッシャー』のイメージで重低音を想像してしまう方もいるかと思います。

しかし前回レビューしたSkullcandyのマルチポイント対応TWS『MOD』もそうでしたが、重低音はそれほど派手には出ません。

低音が物足りないとかではなく、フラットな量感よりやや強調感有りくらいのサウンド。

なので派手な重低音を好む方には物足りない可能性はあります。

その場合はアプリのイコライザーで持ち上げてあげると良いでしょう。

男性ボーカルは程よい量感で芯のある響き。

女性ボーカルはかなり明るめです。

MODでは暗さが少し気になった高音もSesh ANCは上位モデルだけあって見通しが良くなりました。

逆に6000~7000Hzくらいの音がちょっとキツめで刺さりを感じるかな。

全体の傾向は弱ドンシャリでリスニングを楽しく聴けるバランスになっています。

ノイズキャンセリングの効き目を比較

ノイズキャンセリングの効き目は低音ノイズをかなり効果的にカット。

中高音はやや遠ざける程度の効き目。

同価格帯のEdifierのW240TNとほぼ同等の消音力でした。

なので-38dbくらいの効果ですね。

実用レベルにあるノイズキャンセリング能力といえます。

(参考:ANCイヤホンのおすすめがわかるノイキャン強度ランキング)

ステイアウェア(外音取り込み)機能の評価

取り込み量をアプリで調整できます。

マックスにするとやや高音のカサつき、雑味が気になる聞こえ方。

取り込み量の調整は主にノイズの取り込み量を調整している模様。

人の声の聞きやすさにはそれほど大きな影響はなかったです。

なので取り込み量5~6割くらいが人の声は充分聞けて無駄な雑音が入ってこない良いバランスかなと感じました。

装着感

見た目のサイズ感とは裏腹に装着感は良いです。

ピタッと耳にフィットする感じで圧迫感もそれほど感じません。

スポーツイヤホン並に防水・防塵性能が高いので運動で使っても良さそうです。

(軽くジョギングで使ってみましたがブレることもなく問題ありませんでした)

マイク性能:クリアボイススマートマイクを試す

アピールポイントの1つでもあるクリアボイススマートマイク。

その効果はたしかにあるようでかなりクリアな通話が可能でした。

周りの雑音をしっかり除去して声はしっかりと聞こえる。

声を張ったりせずともちゃんと相手に声が届くのでストレス無く通話できます。

専用アプリ【Skullcandy】の主な機能

Skullcandy
Skullcandy
開発元:Skullcandy, Inc
無料
posted withアプリーチ

アプリの機能はやや少なめ

イコライザー機能

3種類のプリセットとカスタムが用意されています

ヒアリングモード

ノイキャン・ノーマル・外音取り込みの切り替え
常に注意モード=外音取り込みですね
外音を取り込む量を調整できます

ゲーミングモード

低遅延モードのON/OFF

Tile機能

Tile内蔵なので忘れ物をしやすい人には強い味方

Skullcandy Sesh ANCの使い方と注意点

ペアリング方法

初回ペアリングはケースからイヤホンを取り出すと自動で開始されました

Bluetooth設定画面からSesh ANCを選択すればペアリング完了です

リセット方法

左右両方のイヤホンのタッチ部分を3秒間長押しするとリセットできます

充電方法

USBの差し口はケース後ろ側

接続端子はUSB Type-C。

付属の充電用ケーブルで充電できます。

10分の充電で2時間再生可能な急速充電にも対応。

操作方法

  L側 R側
1クリック 再生/停止 左に同じ
2クリック 音量UP 音量DOWN
3クリック ボイスアシスタント 左に同じ
長押し(1秒) 曲送り 曲戻し
長押し(3秒)

モード切替

・ノイキャン

・ステイアウェア

左に同じ

基本操作は全てイヤホンから行えます。

物理ボタン式なのでノイキャン切り替えの長押し3秒がちょっとやりにくいですね。

ボタンを押してる間、耳穴にイヤホンが押し込まれる感覚があり少し耳が痛くなります。

注意点1:ゲーミングモードはアプリから起動する必要がある

ゲーミングモードの低遅延ぶりが優秀なのでゲームや動画視聴で積極的に使いたくなると思います。

しかしゲーミングモードはイヤホンから操作できません。

専用アプリからゲーミングモードに移行しましょう。

また、ゲーミングモードのままだと接続が切れやすいのでゲーミングモードのまま混み合う場所(満員電車など)には突撃しないようにしたほうが良いです。

メリット・デメリットのまとめ

Skullcandy Sesh ANCを選ぶメリット

明瞭感あるリスニング重視のサウンド

明瞭感のある派手めなサウンド。

低価格帯の中華TWSのように破綻した音のバランスではないので心地よくリスニングが楽しめます。

重低音が欲しい場合はイコライザーで調整を。

スポーツでも使える防水・防塵性能

スポーツ用を謳っているわけではありませんが、充分なフィット感。

そして防水・防塵性能のIP55。

スポーツで使っても良し、アウトドアで使っても良し。

Tileで忘れ物が多い人も安心して使える

Skullcandy製完全ワイヤレスイヤホンの特徴的な機能。

アプリから紛失した場所を特定できるので、イヤホンをよく失くしてしまうという方には神機能ですね。

Skullcandy Sesh ANCを選ぶデメリット

ケースの重さ・厚みが少し気になる

最近は非常にコンパクトなケースが増えてきているのでそれらと比べるとやや厚みを感じます。

ポケットに入れるとかなり存在感ありです。

一昔前なら全然コンパクトな部類だったと思いますが‥進化の早さを感じますね。

ANC・外音取り込みの切り替えに長押し3秒必要

経験上ノイズキャンセリングと外音取り込み機能は瞬時に切り替えられたほうが絶対便利。

ものすごいデメリットというわけでないですが長押し3秒はやや悠長かなと。

また物理ボタン式のため、長押しのあいだ耳穴にイヤホンが押し込まれてちょっと痛いです。

総合評価

メイン機能評価

音質
 
7.5/10
ノイキャン
 
7/10
外音取り込み
 
8.5/10
装着感
 
7.5/10

使い勝手評価

操作性 S・A・B・C・D
携帯性

S・A・B・C・D

便利機能 S・A・B・C・D
通話品質 S・A・B・C・D

Sesh ANCはスポーツイヤホン並の耐性にリスニングがしっかり楽しめるサウンドと実用レベルのノイキャンを併せ持ったTWS。

マイクもクリアで低遅延モードも優秀なので意外と幅広く、どんな状況でも使っていけそうです。

落とし物対策のTile機能を搭載しているのも他にはあまりない優位性ですね。

Tileありでマルチポイントが欲しい場合はMOD

Tileありでノイズキャンセリングが欲しい場合はSesh ANC。

そんな感じで選ぶと良いでしょう。

今回は以上となります。

また次回のレビューでお会いしましょう。