僕は猫だった

TWSコレクターによるイヤホンレビューブログ

ヤマハTW-E3Cが出るのでTW-E3Bを簡単にレビューしておきます

Author:猫居こうた

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Yamaha TW-E3B Review

TWSコレクターの猫居です。

今回レビューするのはヤマハの完全ワイヤレスイヤホン、TW-E3B。

実はもうすぐ後継機のTW-E3Cがリリースされます‥。

新作が出るまですっかりレビューするのを忘れていたTW-E3Bですが、せっかくなので簡単に紹介します。

新製品とはコンセプトは変わっていないみたいですが値段差が結構あるのでどちらを買うか迷っている方の参考になれば幸いです。

TW-E3CとTW-E3Bの違い

  TW-E3C TW-E3B
価格 10,000円 5,570円
連続再生時間 9時間(単体)
24時間(ケース込)
6時間(単体)
24時間(ケース込)
コーデック SBC・AAC・aptX SBC・AAC・aptX
ノイキャン
外音取り込み
イコライザー機能
マルチポイント
低遅延モード
リスニングケア
  • 物理ボタン→タッチセンサ式
  • イヤホン形状→小型化
  • アンビエントサウンド(外音取り込み機能)の追加
  • ゲームモード(低遅延)の追加
  • マルチポイントに対応
  • アプリ→イコライザー機能追加

TW-E3Bは機能らしい機能はほとんどありません。

それに比べてTW-E3Cはかなり機能が充実。

(ノイズキャンセリングが無いので機能的にまだ他社製品と肩を並べたとはいえないですが)

野暮ったいデザインもちょっとかっこよくなっています。

値段にかなりの差がありますがTW-E3Bも発売当初は同じくらいの値段でした。

TW-E3Cをとりあえず様子見する理由

  • 前前作に当たるTW-E3Aは充電の接触不良ですぐ返品した
  • 今回レビューするTW-E3Bは購入後割とすぐに大幅に値下げされた
  • TW-E3Bは値下げ後は良い選択肢だが定価では微妙だった

ということもあって今回はTW-E3Cをスタートダッシュで購入するのは見送った次第です。

「TW-E5A」「TW-E7A」では返品回収になる騒動もありましたね。

初期不良系の心配については今年発売のハイエンド機TW-E7Bが問題なく使えたので大丈夫だとは思いますが‥

またすぐ値下がりとかするとちょっとガッカリするので 笑

TW-E3Bの簡易レビュー

音質について

非常にニュートラルで聴き疲れしにくいサウンドです。

今現在のTW-E3Bの値段(6000円前後)でここまで癖のない音を鳴らす完全ワイヤレスイヤホンは他にありません。

それだけでこのイヤホンの価値は大きいといえそうです。

エントリーモデルでもヤマハらしく曲中の各楽器の聴き分けが可能。

アコースティック音源が得意で、逆に電子音源はあまり得意ではないかなという感じ。

スピード感のある曲よりスロウな曲の方が得意です。

この価格帯は低音のボリューム過多なイヤホンが大半なので低音に邪魔されず抜けの良い中高音を味わいたい人にはうってつけかと思います。

装着感について

イヤホンの形状は一昔前の量産型中華イヤホンのどんぐり型と同じ。

なので装着感はものすごく普通です。

それなりの圧迫感があるので長時間つけていると耳が痛くなってきます。

ゆとりを持って音楽を楽しみたいタイプのサウンドなのに装着感はあまりゆとりを感じないという、このへんはギクシャクしていますね。

新作TW-E3Cは形状が洗練されているような印象を受けるので改善していると良いのですが。

リスニングケアは優秀

リスニングケアとは‥

『耳に負担になるような大音量にならないようにボリュームを一定量までに制限する機能』

ではありません。

名前的に勘違いしてしまいそうですよね。

『音量を下げると低音と高音が聴こえにくくなる人の耳の特性にあわせて、ボリュームごとに音質のバランスを調整してくれる機能』が正解。

ようするに小音量にすると低音と高音を持ち上げて小音量でもスカスカな音にならずに音楽が楽しめるわけです。

アンプでいうところのラウドネススイッチのようなもの。

本当に小音量にしても低音が潰れずしっかり聴ける優秀な機能です。

操作方法と使い勝手について

  L側 R側
1クリック 再生/停止 再生/停止
2クリック 音量DOWN 音量UP
長押し(2秒) 曲戻し 曲送り

物理ボタン式です。

基本操作はイヤホンからコントロールできます。

ただ、機能が少ないのにリスニングケアのON/OFFはアプリを通じてしか出来ません。

物理ボタンを押すと耳穴にイヤホンが押し込まれてちょっと痛いのが気になるポイント。

この点は新作TW-E3Cではタッチセンサ式になって改善されているみたいです。

専用アプリ「Headphones Controller」はほぼ機能無し

ファームウェアアップデートとリスニングケアのオンオフをするためだけのアプリ。

アプリとイヤホンの接続は中々成功しないし機能は全然無いしで使い勝手は非常に悪いです。

サイズ・重量(実測値)

ヤマハ TW-E3B イヤホンケース サイズ・重量

イヤホンケース

  • 縦:34.5mm
  • 横:70.5mm
  • 高さ:34.6mm
  • 重さ:38.8g

イヤホン(片方)

  • 重さ:5.0g

総合評価

TW-E3Bは

定価では見向きもされないけれど値下がり後の今の値段なら価値がある

そんな完全ワイヤレスイヤホンです。

ワイヤレスでもクリアで整った音を聴きたいという希望を安価に叶えてくれる一品。

1万円以上でこの機能の少なさ・デザイン・装着感だと低評価したくなっちゃいます。

しかしエントリーモデルが並ぶ6000円前後の価格帯ならば。

ヤマハくらいのブランドだったら全然それくらいOK。

音さえ良ければいいよっていえます。

そしてTW-E3Bはそういうイヤホンなのです。

新作TW-E3Cはマルチポイントに対応しているなど高級寄りな機能も有しているので今のTW-E3Bほど値下がりすることは多分無いでしょう。

どういった評価になるのかわかりませんが、そのうち自分の耳でも確かめて見たいと思います。

今回は簡易レビューとなりますので以上です。

また次回お会いしましょう。