Redmi Buds 5 | |
発売日 | 2024年1月15日 |
価格 (発売時) |
6,980円 |
連続再生時間 (単体/ケース込) |
ANC OFF 10時間/40時間 |
コーデック | SBC/AAC |
ドライバー | 12.4mmダイナミックドライバー (チタニウムダイヤフラム) |
防水性能 | IP54 |
Bluetooth Ver. | 5.3 |
機能 | ノイズキャンセリング・外音取り込み機能・マルチポイント・プリセットイコライザー・Google Fast Pair・着脱検知・専用アプリ・急速充電(5分→2時間) |
資料 | 公式サイト |
- 中域に厚みがあり、ボーカルが力強い
- ノイキャンやマルチポイントなど、便利機能が充実
- 安価ながらビルドクオリティは高め
- 高域の暗さ
- イヤホンケースが少し開けにくい
総合評価 |
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8/10 |
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こんにちは、猫居です。
今回レビューするのはXiaomiの完全ワイヤレスイヤホン(TWS)、Redmi Buds 5。
2024年2月現在、Amazonでの販売は無く楽天と公式サイトのみの販売ですかね?
定価約7,000円と比較的安価な完全ワイヤレスイヤホンながら、ANC(アクティブノイズキャンセリング)機能や2台同時接続可能なマルチポイントに対応。
音質やノイキャンの強度次第ではEarFunやSOUNDPEATSといったコスパ中華オーディオメーカーに並ぶくらいの低価格帯の有力な候補となりそうなイヤホンです。
先に総評を紹介します。
より詳細な内容は目次以降をご覧ください。
総評 |
8/10点 低音~中音にかけてボリューム。力強いボーカルが魅力ですが、高音が暗いのは気になる所。音質についてはお値段なりかな、という評価です。 |
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音質 | 7.2/10 | 便利機能 | SABCD |
ノイキャン | 8.0/10 | 携帯性 | SABCD |
外音取り込み | 8.0/10 | 操作性 | SABCD |
装着感 | 8.5/10 | 通話性能 | SABCD |
- Xiaomi Redmi Buds 5のスペック・特徴
- Xiaomi Redmi Buds 5の外観・付属品チェック
- Xiaomi Redmi Buds 5 測定データ
- Xiaomi Redmi Buds 5 詳細レビュー
- Xiaomi Redmi Buds 5 総合評価
Xiaomi Redmi Buds 5のスペック・特徴
Redmi Buds 5の特徴
https://www.mi.com/jp/product/redmi-buds-5/
『特徴』
- ワイドアクティブノイズキャンセリング機能:最大46dBのノイズリダクションを実現し、航空機内や地下鉄乗車時などの低周波ノイズを効果的に低減。
- 通話用2マイクAIノイズキャンセリング機能:自社開発のデュアルチャンネルAIアルゴリズムを採用し、風速6m/s*のノイズにも対応。
- チタニウムダイアフラム搭載超大型ドライバー:低音豊かな12.4mmの大型ダイナミックドライバー12.4mmに優れた高音性能を発揮する丈夫で硬いチタンメッキダイアフラムを採用。
- 快適なフィット感を提供するクラシックなイヤホンデザイン:カナル型モデルのデータモデリングから最適化されたデザイン。内側と外側の重量配分が65:35で、耳側が重く、より快適なフィット感を実現。
Redmi Buds 5とRedmi Buds 5 Proのスペック比較表
Redmi Buds 5 | Redmi Buds 5 Pro | |
定価 | 6,980円 | 9,980円 |
連続再生時間 |
ANC OFF |
ANC OFF 10時間 38時間(ケース込) |
ドライバー | チタニウムダイアフラム搭載12.4mmダイナミックドライバー | チタニウムダイアフラム搭載11mmバスドライバー 10mm圧電セラミックツイーター |
コーデック | SBC / AAC | SBC / AAC / LDAC / LC3 |
防水性能 | IP54 | IP54 |
ノイキャン | ○ | ○ |
マルチポイント | ○ |
○ |
専用アプリ | ○ |
○ |
低遅延モード | - | - |
ワイヤレス充電 | - | - |
空間オーディオ | - | ○ |
通話用マイク | 2 | 3 |
その他の主な違い
- イヤホンケースのデザインは全く別物
- イコライザーの違い:5はプリセットイコライザーのみ、5 Proはカスタムイコライザーも有り
- ノイキャン性能の公称値:5は-46dB、5 Proは-52dBの消音力を謳う
同時リリースされた上位イヤホン『Redmi Buds 5 Pro』との比較です。
使える機能という点では2つに大きな違いはありません。
Redmi Buds 5 Proのレビュー記事でより詳細な比較をしていますので、5 Proの方も気になっている方はそちらをご覧ください。
便利機能 | S・A・B・C・D |
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Xiaomi Redmi Buds 5の外観・付属品チェック
清潔感のあるデザイン。
高級感はありませんが、この価格帯の完全ワイヤレスイヤホンとしてはビルドクオリティは高い方だと思います。
イヤホン本体
タッチセンサー式を採用。
【画像5枚:スクロールバーorスワイプでスライド出来ます】
イヤホンケース
ワイヤレスには非対応。
5分の充電で2時間再生可能な急速充電に対応しています。
ケースの上蓋が薄くて指が引っかかりにくく、少し開けにくいです。
【画像5枚:スクロールバーorスワイプでスライド出来ます】
外箱・付属品
付属品リスト
- イヤーピース
- 充電用ケーブル
- ユーザーガイド
Xiaomi Redmi Buds 5 測定データ
重さ・サイズ実測値
ケースサイズ | 縦:50.0mm 横:61.0mm 高さ:24.9mm 三辺合計:135.9mm |
重さ | イヤホン:5.0g ケース:32.3g |
イヤホンケースはそれなりにコンパクト。
厚みはそれほどないのでポケットなどへの収まりは良く、扱いやすいです。
イヤホンはサイズ・重さ共に平均的な数値。
参考:【小さい順】コンパクトなイヤホンケースの完全ワイヤレスイヤホン
携帯性 | S・A・B・C・D |
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遅延測定結果
Android・PC その他 | iPhone | |
通常時 | 246ms(SBC) 281ms(AAC) |
281ms(AAC) |
低遅延時 | - | - |
100ms=0.1秒です。
この測定環境ではスピーカー出力時21msの遅延を観測します。
結果から-21msした数値をワイヤレスイヤホン由来の遅延と考え表に記載しています。
- Android接続時の最小遅延=約0.246秒
- iPhone接続時の最小遅延=約0.281秒
低遅延モードがないのでiPhone・Androidともにある程度の遅延を感じます。
ゲームをするには向かないでしょう。
YoutubeやNetflixといったアプリ側で遅延補正してくれるものは動画視聴も問題ありません。
(iPhoneでYoutubeアプリを使う場合を除く→詳細)
交換イヤーピース対応表
SONY ハイブリッドイヤーピース(M) |
- | AZLA SednaEarfit Crystal(M) |
○ |
SONY トリプルコンフォートイヤーピース(M) |
- | final TYPE E(M) |
○ |
COMPLY TG-200 トゥルーグリップ(M) |
- | Spinfit CP360(M) 後継→OMNI |
- |
NUARL Magic Ear+(M) 後継→Magic Ear+7 |
- | 日本ディックス COREIR BRASS(M) |
- |
独自規格のイヤーピースを採用しているので、あまり適合するイヤーピースは多くはないです。
イヤホンに入ってもケース内で浮いて収納できないものもあったので選択肢は少なめ。
Xiaomi Redmi Buds 5 詳細レビュー
イヤホンケース側面にリセットボタン
音質評価:情感溢れるボーカルも、高音はやや暗め
アプリのオーディオバランスで音の傾向を変化させることが出来ます
暖色寄りの音。
音場は狭いです。
低音域~中音域にかけてボリュームがありますが、重低音はあまり出ません。
低音は輪郭がやや緩めでにじむような低音。
少し膨らみすぎかな?という感じで曲によってはややぼんやりした印象を受けます。
中音はかなり厚みがあり、ボーカルは力強く前面で主張。
情感も感じられ、中々聴き応えがあって良いです。
高音がやや暗いのは気になるところですが、総合的にはこの価格帯の完全ワイヤレスとしては標準的な音質なのかなと思います。
音質 |
|
7.2/10 |
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ノイズキャンセリング機能:公称値ほどの強力さは感じないが…
ディープ・バランス・ライト
3種類の強度を選択可能です
-46dBを謳うノイズキャンセリング機能を搭載。
低音ノイズは結構良くカットしてくれます。
中音以上のノイズへの効果はやや遠のく程度の効き目。
他社のノイキャンと比較しても公称値ほどの効果は感じられず、EarFun Free Pro 2やSOUNDPEATS Mini Pro HSといった-40dBを謳うノイキャンとほぼ同等の効果でした。
ただ公称値ほどではないにしろ、これらのイヤホンも値段的にはほぼ同等でコスパ高な存在です。
Redmi Buds 5もこの値段にしてはそこそこ良いノイキャンを積んでいると言えます。
参考:【Xiaomiのノイズキャンセリングは相対的にどれくらいの強さなのか?ANC性能比較表をチェック】
ノイキャン |
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8/10 |
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外音取り込み機能:アナウンスなどの聞き取りには問題なし
標準・音声増幅・環境音増幅
3種類の外音取り込みモードが用意されています
外音取り込み機能をONにするとサーというノイズがやや強めに入ります。
外音を取り取り込める量もイヤホンをしていないときを100とすると外音取り込み時は85といったところ。
駅でのアナウンスなどは問題なく聞き取れますが、会話では声が小さかったりすると少し聞き取りにくいです。
常にONにして使う“ながら聴き”用というよりは外音に気を配りたいときにONにするといった使い方が良さそうです。
外音取り込み |
|
8/10 |
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装着感:耳に馴染みやすい、安定感のある着け心地
装着時の見た目
耳をしっかり覆うつけ心地ながら、イヤホンが耳によく馴染むので圧迫感はそれほどありません。
安定感のある装着感で、長く着けていても耳に負担がきにくいです。
個人的には上位のRedmi Buds 5 Proよりこちらの方が着け心地は良いと感じました。
正しく装着できているかチェックする機能もあります
装着感 |
|
8.5/10 |
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マイク性能・通話品質:やや機械的なボイスながら明瞭
少し機械で処理したような音声ですがクリアです。
風切り音の処理はこの価格帯のTWSとしては割りと良い方でしょうか。
扇風機で風を当てるときちんと通話できるものの、ザラザラした質感の声になり少し聞き取りにくい感じでした。
周囲の雑音への処理はあまり上手くなく、少し低減してくれるかな?くらいの効き目です。
通話品質 | S・A・B・C・D |
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操作方法と操作性評価
L側 | R側 | |
1タップ | - | - |
2タップ | 再生/停止 | 再生/停止 |
3タップ | 曲送り | 曲戻し |
長押し | モード切替 ・ANC ・外音取込 |
モード切替 ・ANC ・外音取込 |
アプリで好みの設定に変えることが出来ます。
誤操作しやすいということで1タップ目はデフォルトではOFFになっていますが、音量調整をここに入れるのもアリでしょう。
長押し操作は音声アシスタントorノイズコントロールを選択可能。
ノイズコントロールの切り替えパターンも選択できます。
操作性 | S・A・B・C・D |
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専用アプリ【Xiaomi Earbuds】の主な機能
- ノイズコントロール
- プリセットイコライザー
- マルチポイントのON/OFF
- 着脱検知のON/OFF
- 装着感テスト
- ファームウェアアップデート
ホーム画面
設定画面
使って気付いた注意点
マルチポイント接続出来ない時はアプリで「デュアル接続」をチェック
Redmi Buds 5は2台同時接続可能なマルチポイントに対応していますが、アプリで『デュアル接続』の設定がOFFになっているとマルチポイントできません。
マルチポイントの挙動にはややクセあり
・A端末で音を再生中にB端末で音を出す
→B端末での再生に自動で切り替わります
しかし、A端末の再生が自動では止まってくれない点には注意が必要です。
普通は自動で切り替わる場合はA端末の再生も自動で止まってくれるんですけどね。
Xiaomi Redmi Buds 5 総合評価
メイン機能評価
音質 |
|
7.2/10 |
---|---|---|
ノイキャン |
|
8/10 |
外音取り込み |
|
8/10 |
装着感 |
|
8.5/10 |
使い勝手評価
操作性 | S・A・B・C・D |
---|---|
携帯性 | S・A・B・C・D |
便利機能 | S・A・B・C・D |
通話品質 | S・A・B・C・D |
総評
Xiaomi Redmi Buds 5は定価ではそこそこの性能なれど突出した部分は無い完全ワイヤレスイヤホンと言えます。
低遅延モードが無い点やイコライザーを細かく設定できない点などからEarFunやSOUNDPEATSといった人気のコスパ系中華メーカーと比べて少し割高感があるかなという感じです。
といってもそこまで大きな差はないのでデザインが他のメーカーのものより気に入ったならアリだとは思いますが。
セールでより安い値段となった時に買うのが1番おすすめです。
上記の中華メーカーは常にセール価格の状態で大型セールでもそれほど大きな値下げはないので、Xiaomi製品がセールとなったときにはかなりコスパの良いTWSとなりそうです。
今回は以上となります。
また次回のレビューでお会いしましょう。