- ウーファーで鳴らしているような重低音
- 高レベルなノイズキャンセリング
- 超ロング再生&マルチポイント対応
- 低音偏重サウンドは好みの分かれるところ
- ケースからイヤホンを取り出しにくい
総合評価 |
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8.5/10 |
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投稿日:2022年7月4日
更新日:2022年8月24日 評価の修正
完全ワイヤレスイヤホンコレクターの猫居です。
今回レビューするのはAVIOTの完全ワイヤレスイヤホンTE-D01v。
定価は11,990円。
ノイズキャンセリング搭載でマルチポイントに対応、イヤホン単体で18時間もの超ロング再生が可能。
スペック的には物凄いコストパフォーマンスにみえますが、個人的にAVIOTにはそこまで信頼無いので厳し目にチェックしていきたいと思います。
まずは音質・ノイキャンなどの各評価をみていきましょう。
メイン機能評価
音質 |
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7/10 |
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ノイキャン |
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8.5/10 |
外音取り込み |
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8/10 |
装着感 |
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7.5/10 |
使い勝手評価
操作性 | S・A・B・C・D |
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携帯性 | S・A・B・C・D |
便利機能 | S・A・B・C・D |
通話品質 | S・A・B・C・D |
<こんな人におすすめ>
- 予算1万円前後
- 超ロング再生&マルチポイント対応
- 音質よりは機能性重視
- もしくは重低音好き
好き嫌いが分かれるポイントは音質。
音が悪いわけではありませんが低音を盛りすぎたサウンドになっています。
それに拒否感がなければスペック通りコストパフォーマンスの非常に高いイヤホンとして満足できそうです。
特にノイズキャンセリングはこのアンダー15000円では多分一番強力な消音力。
値段的に一番のライバルはJBLのLIVE FREE 2になると思います。
音質や使い心地重視ならLIVE FREE 2。
ノイキャンや連続再生時間を重視するならTE-D01vを選ぶといいでしょう。
詳細評価ではLIVE FREE2との比較をメインに紹介していきます。
目次より各項目をご覧ください。
TE-D01vの価格推移
(参考:Amazon) | TE-D01v |
定価 | 11,990円 |
2022/09/20 | 10,791円 |
2022/08/24 | 10,791円 |
2022/08/17 | 10,791円 |
2022/08/10 | 10,791円 |
元々ライバルイヤホンのLive Free 2より安かったものがさらに10%近く値下がり傾向にあり、無視できない値段差になってきています。
ノイズキャンセリングにコストパフォーマンスを求めるなら非常に良い選択肢となるでしょう。
TE-D01vのスペック評価
連続再生時間 |
約15時間(ANC使用時) 約50時間?(ケース込/ANC使用) |
コーデック | SBC・AAC |
防水性能 | IPX4 |
機能 |
ノイズキャンセリング機能 外音取り込み機能 マルチポイント 急速充電(10分→2時間) |
専用アプリで出来ること |
ノイキャン強度調整 外音取り込み強度調整 ゲーミングモード(低遅延) イコライザー 操作ボタン割り当て |
商品ページでは連続再生時間18時間とありましたが、ANC込みの再生時間の記載はなし。
説明書をよく見るとANCを利用すると再生時間が2~3時間短くなりますと書かれていました。
なので約15時間連続再生ということになります。
なるべくいい数字を見せたいのはわかりますが、ANCを利用する方が大半なのですからANC込の再生時間もきちんと商品ページに載せてほしいですね。
TE-D01vの外観チェック
外箱・付属品
付属品リスト
- 説明書
- USB給電ケーブル
- イヤーピース
- 充電ケース
イヤホンケース
イヤホン
1万円前後くらいの完全ワイヤレスイヤホンではあまり無い高級感あるクールなデザインです。
TE-D01vの詳細レビュー
音質評価
音質評価 |
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7/10 |
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とにかく低音の圧が半端ないです。
ただ嫌な感じのするボワボワな低音ではなく深みがあって迫力のある低音。
ヘッドホンではスカルキャンディーにサブウーファーを搭載したモデルのものがありますが、あんな感じの音です。
非常に低音に偏重した音で中音・高音はお留守気味。
暗いまではいきませんしそこそこ鳴るんですが、味気なく面白みはありません。
LIVE FREE2と聴き比べると解像感の差でLIVE FREE2の方が非常に明瞭に感じます。
低音もLIVE FREE2の方で必要十分出ていますからTE-D01vを聴いた後でも物足りないと感じることはないです。
オーディオ的な均整を意識する人はまずLIVE FREE2を選んだ方が良いでしょう。
ノイズキャンセリング評価
ノイキャン |
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8.5/10 |
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AVIOTは前作TE-D01tでノイズキャンセリング-50dbの消音力を謳っておきながら実際試したら-39db程度しかなかったという前科があります。
当時なら値段を考えれば-39dbでも十分コスパ高と呼べたのに何故信用をなくすようなことをするのか‥。
その後継機にあたるTE-D01vなので警戒していたわけです。
しかし、嬉しいことに今回は納得のいくノイズキャンセリングの効き目でした。
消音力はLIVE FREE2(-40db相当)より上。
15000円以下のTWSでは1番効くノイズキャンセリングだと思います。
ノイズキャンセリングの効きにくい中高音の消音効果を従来比1.7倍にパワーアップしたそうですが、たしかに中音ノイズによく効いています。
ノイズキャンセリング特有の圧迫感は強め。
【関連記事:ノイキャン重視の方におすすめ!価格帯別最強ノイキャンイヤホンTOP3 】
外音取り込み機能評価
外音取り込み |
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8/10 |
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外音取り込み音はイヤホンをしていない時の音に近いです。
ただマイクで少し強調したような音ではあります。
外音取り込みの量をアプリで調整可能ですがマイクで強調した感はさほど変わらず。
一方、LIVE FREE2の外音取り込みはデフォルトではややかさつきを感じる音なのですが、アプリで細かく調整が可能になっています。
人の声にフォーカスしたり外音取り込み音を強調したり違和感ない程度に下げたりと。
総合的にLIVE FREE2の方が優れた外音取り込み機能と言えるでしょう。
装着感評価
装着感 |
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7.5/10 |
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遮音性の高い装着感です。
しっかりフィットしますが圧迫感はそれほどではないので快適です。
防水性能もあるので軽い運動程度なら問題なくスポーツにも使えます。
ただどんぐり型のフォルムなので長時間着用すればやはり耳は疲れます。
LIVEE FREE2の方が軽いつけ心地で長時間着用には向いています。
スポーツにも使うならTE-D01vのほうが適しているでしょう。
操作性・使い勝手について
操作性 | S・A・B・C・D |
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タッチの感度は誤作動なく丁度良い感じです。
マルチポイント対応なのでPCとスマホ、両方に接続して使えるのは大きいですね。
ケースなしでも一日中使えるほどロング再生可能なのも高ポイント。
使っていて気になるのがケースからイヤホンを取り出す時。
イヤホンをつまみ出すときに滑って中々取り出せません。
『つまむ』ではなく『押し出す』感覚で取り出すと安定するように思います。
操作性を含めた総合的な使い勝手は良好です。
TE-D01v操作方法一覧
L側 | R側 | |
1回タップ | 再生/停止 | 再生/停止 |
2回タップ | 音量ダウン | 曲送り |
3回タップ | 音量アップ | 曲戻し |
長押し(1.5秒) | 外音取込モード | ANCモード |
(デフォルトの操作方法)
アプリから操作の割り当てが可能です。
<長押し=ノイキャン・外音取り込み>
この操作は変更できません。
専用アプリの評価
専用アプリSOUND ME
アプリは最低限欲しい機能が揃っていますが、レスポンス悪くフリーズしてしまうことも多いです。
あまり期待しないほうが良いと思います。
・ゲーミングモードへの切り替え
・ノイズキャンセリング・外音取り込み機能の強度調整
・操作ボタンのカスタム
・イコライザー
イコライザーは数種類のプリセットと自分で調整できるカスタムが用意されています。
イコライザーの切り替えに妙に時間がかかり、アプリがフリーズしてしまうことも多いです。
総評と代替候補
15000円以下では最高クラスの強力なノイズキャンセリングが売り。
クールなデザイン・超ロング再生・マルチポイント対応、そして強力なノイズキャンセリング。
興味を惹かれる人も多いのではないでしょうか。
過大な広告表現が目につくAVIOTですが、今作はコストパフォーマンス良くまとまったイヤホンに仕上がっています。
ノイキャン重視、あるいは予算が12000円までなら第一候補に入れていいと思います。
あとは重低音偏重なサウンドを好むかどうかですね。
好みだという人にはこの上ないコスパイヤホンとなるでしょう。
そうでない場合は今回比較対象としたLIVE FREE 2の方がおすすめです。
今回は以上です。
また次回のレビューでお会いしましょう。