こんにちは、猫居です。
今回レビューするのはAnkerからリリースされたオーディオグラス。
サングラスタイプのSoundcore Frames Landmarkです。
メガネタイプのSoundcore Frames Cafeも同時発売されています。
テンプル(つる)の部分にスピーカー機能が搭載されているので音質や機能面に差は無いです。
個人的にオーディオグラスを使うのは初めてです。
なので形状的に比較対象となりそうな骨伝導イヤホンや耳を塞がない系イヤホンと比較しながらその音質や使い勝手について紹介していきたいと思います。
- Anker Soundcore Frames Landmarkの特徴
- 音質評価
- 使用感評価
- 度入りレンズやレンズ単体での販売は?
- Soundcore Framesに度入りレンズを入れる方法
- 総評・まとめ
Anker Soundcore Frames Landmarkの特徴
スペックについて言及
Anker Soundcore Frames | |
価格 | 19,900円 |
連続再生時間 |
5.5時間 |
急速充電 | 10分で1.5時間再生 |
コーデック | SBC,AAC |
防水性能 | IPX4 |
専用アプリ | 対応 |
Bluetooth | Bluetooth 5.2 |
魅力的な価格設定
高機能なオーディオグラスで2万円切り。
オーディオグラスの他社主力製品を見るともう少し値の張るものが多い印象。
イヤホンやバッテリー部門でも高機能で高コスパな製品を投入しているAnkerらしい価格設定ですね。
連続再生時間5.5時間はデメリット?
付けっぱなしにしていられるメガネ型なのに連続再生時間5.5時間はどうなのかな?と思いましたが、他社のオーディオグラスと比べても平均くらいなんですね。
急速充電もあるし、音楽を5時間以上かけっぱなしにすることは使っていてまず無いので電池の問題は今のところ感じていません。
ただ電池の持ちが良ければ充電頻度も減るのでやはり長い方が嬉しいですね。
付属品
- フレーム
- テンプル
- 専用充電ケーブル
- トラベルケース
- 眼鏡クロス
- スタートガイド
メガネ型であるため本当にちょっとした間の時間でも手軽に音楽が聴けます。
それだけに充電ケーブルは2本付属してほしかったですね。
自宅用と持ち出し用があれば色々と捗るのですが‥。
トラベルケースは使わないときはコンパクトになるし立てればしっかりとした強度があります。
いい感じです。
デザインについて
デザインについてですが、高級感はありませんね。
ただ、おもちゃってほどチャチな出来でもありません。
メガネ屋さんで8000円くらいで売っている普通のメガネと同じくらいの質感です。
Soundcore Framesの機能
専用アプリ「Soundcore」ダウンロード先
オープンサラウンド機能
音質の項目で後述します
プライバシーモード
音漏れの項目で後述します。
優秀な装着検出機能
グラスをかけただけで電源がONになります。
音楽を再生中は外せば音楽停止、かけ直すと再生再開。
精度も良く、かけたのに電源が入らなかったということは一度もなし。
非常に使い勝手の良い機能です。
グラスを外した状態が続くと自動で電源がOFFになる機能もあります。
デフォルトでは2分で自動電源OFFとなります。
電源OFFまでの時間はアプリで変更可能です。
2分では短過ぎと感じたのでもう少し長くしたほうが使い勝手が良いと思います。
イコライザー機能
数種類のプリセットイコライザーとカスタムイコライザーが利用できます。
コントールカスタマイズ
タップ操作・スワイプ操作で出来るアクションをカスタマイズできます。
ここにオープンサラウンドとプライバシーのON/OFFをカスタマイズできれば最高でした。
この2つの機能は現状アプリから切り替えるしかありません。
音質評価
Anker Soundcore Frames Landmarkの音の傾向
低音の量感はこの手の耳を塞がない系オーディオの中では比較的ある方です。
アプリで低音を補強することもできます。
しかし、やはりカナル型イヤホンのような沈み込みは期待できません。
これは耳を塞がない構造上どうしようもない宿命と言えるでしょう。
中音域はかなり厚みがあり解像感もありますね。
安い耳を塞がない系オーディオにありがちなスカスカな音ではありません。
ボーカルの艶めかしさも結構感じられます。
高音域はキラキラしたサウンド。
明瞭感もこの手のオーディオの中ではかなり高いです。
音によっては少し刺激が強いと感じるときもあるので気になる人はアプリで少し落ち着かせてあげると良いでしょう。
オーディオグラスと骨伝導イヤホン、音の聴こえ方の違い
Soundcore Framesというオーディオグラスの一番の特徴はサラウンドなリスニング体験ですね。
ambieなどの耳を塞がないイヤホンも構造上、音の拡がりを感じやすい聴こえ方をします。
Soundcore Framesも通常モードでは耳を塞がないイヤホンと同じような聴こえ方をします。
アプリでオープンサラウンド機能をONにするとそこからさらに音が拡がってライブ感あるサウンドに変化します。
包まれるようなサラウンド感が心地よく、オープンサラウンドをONにしてこそSoundcore Framesの本領が発揮されるといっても過言ではありません。
しかしこのオープンサラウンド、注意点もあるので次項にて説明します。
使用感評価
音漏れはする!音漏れしないコツ
他の耳を塞がないイヤホンと同程度の音量を出した時、Soundcore Framesが1番音漏れを確認できました。
特にオープンサラウンドON時は音の拡がりがアップしているためにかなり音漏れしやすくなります。
ただ音漏れ防止機能としてプライバシーモードがあり、これがかなり優秀。
音漏れしやすい音域(高音域)を抑えボリュームも落としてくれるので音漏れにかなり強くなります。
ただしプライバシーモードにも注意点があって、オープンサラウンドON時にはあまり効果がないということです。
一応音漏れしやすい高音域が抑えられているのは実感しますが、音の拡がり効果で音漏れ抑制効果はかなり限定的です。
プライバシーモードをONにするときはオープンサラウンドはOFFにして運用しましょう。
装着感は通常のメガネと大差ない付け心地
付け心地は普通のサングラスと変わらないです。
重さの違いを感じる程度ですね。
僕は普段仕事でメガネを使うので長時間余裕でつけれいられます。
サングラスタイプなので一日中つけることはありませんがメガネタイプのCafeなら一日中つけていられるでしょう。
イヤホンはどんなに装着感が軽いものでも顔に何かを足しているのには変わりありません。
骨伝導イヤホンならメガネとの干渉も気になりますしね。
しかし普段からメガネを付ける人にとっては眼鏡がオーディオグラスに代わるだけなので日常への馴染み方は最高です。
度入りレンズやレンズ単体での販売は?
フレームにテンプルを接続する使用方法。
テンプル部分にスピーカーなどの機能が集約されている構造。
これらのことからフレーム単体の販売があるんじゃないか?と期待された方もいるんじゃないでしょうか?
僕は期待してました。
またメガネユーザーなので度付きのものが販売されないかなぁという期待も。
実際のところどうなのかカスタマーサービスで聞いて回答をいただきました。
『現時点ではフレーム単体での販売・度付きタイプのSoundcore Framesの販売ともに予定はございません。』
とのことでした。
メガネタイプとサングラスタイプを差し替えて使えたら物凄く良さそうだっただけに残念です。。
Soundcore Framesに度入りレンズを入れる方法
公式に度付きのSoundcore Framesが販売されなくともSoundcore Framesを度付きする方法は一応あるみたいです。
街のメガネ屋さんに持ち込みで度入れにしてもらうという方法です。
ただ当然ながら壊れた時の補償はありません。
Amazonのレビューに度入れにした報告がちらほら上がっていますが、メーカーによってというよりは店舗によって対応はまちまちの様子。
JINSやZoffで度入れに交換できた人もいればJINSやZoffでは断られたけど眼鏡市場ではいけたなどなど‥
近所の眼鏡屋さんに相談してみると良いでしょう。
総評・まとめ
実用性の高いガジェットですね。
メガネ型オーディオなので付けっぱなしでも何ら困らないしひと目も気にならない。
イヤホン型だとどうしても人目が気になる場面がありますが、それがないって最高です。
この手の耳を塞がない系オーディオとしては低音の量感も結構ありサラウンドサウンドが心地よいです。
「ながら聴き」好きには快適度の高いアイテムといえるでしょう。
音漏れ対策にはオープンサラウンドOFF/プライバシーモードON、これで対応しましょう。
代替候補の「ながら聴き」イヤホン
・重低音が欲しい
重低音も欲しいという方はこの手のオーディオでは耳を塞がない構造上、それを望むのは無理です。
カナル型で外音取り込み機能がついたものを検討したほうが良いでしょう。
Anker製品ならSoundcore Life P3がコスパ高でオススメです。
-Ankerの完全ワイヤレスイヤホンSoundcore Life P3のレビュー記事
・音漏れ具合を一番重視している
音漏れに極力気を遣いたい場合は骨伝導イヤホンのほうがオススメです。
音量をさほどあげなくても音が聴こえる性質上、電車内で使用しても問題無いレベルで運用できます。