僕は猫だった

TWSコレクターによるイヤホンレビューブログ

【Jabra Elite 4 Active レビュー】通話重視の方も運動に使いたい方も満足できる万能TWS

Author:猫居こうた

*当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

Jabra Elite 4 Active Review

  • クセが無く素直で聴き心地の良いサウンド
  • スポーツに使えるしっかりとしたフィット感
  • マイク性能が良く、通話が非常にクリア
  • 低遅延モードがないのでゲームには向かない
総合評価
 
8.5/10

TWSコレクターの猫居です。

今回レビューするのはJabraの完全ワイヤレスイヤホン、Elite 4 Active。

完全ワイヤレスイヤホンの世界では早くから完成度の高いイヤホンをリリースしてきた非常に人気の高いメーカーです。

個人的にもJabraのElite 65tは2018年の完全ワイヤレスイヤホンで一番の完成度だったと思っています。

今回はミドルクラスに相当するお値段のTWSですが、音質やノイキャンの効き目はどうなのか。

詳しくチェックしていきます。

Jabra公式ショップ:Elite 4 Active

Jabra Elite 4 Activeの外観チェック

イヤホン本体

人間工学に基づいたウィングフリーデザインなる形状

Jabraの文字部分を押し込む物理ボタン式
プラスチックな質感ではなくゴムのようなさわり心地です
gif動画で雰囲気をチェック

イヤホンケース

付属品

付属品リスト

  • イヤーピース
  • 充電用ケーブル
  • 安全上の注意 (説明書は専用アプリに内蔵)

Jabra Elite 4 Activeのスペックと測定結果

スペック表:Elite 4 ActiveとElite 5の違い

  Elite 4 Active Elite 5
価格(定価) 14,850円 18,400円
連続再生時間 7時間
28時間(ケース込)
7時間
28時間(ケース込)
コーデック SBC・aptX SBC・AAC・aptX
防水性能 IP57 IP55
ノイキャン
外音取り込み
専用アプリ
マルチポイント
マイク性能 4マイク 6マイク
ワイヤレス充電

Elite 4 ActiveとElite 5の大きな違いはマルチポイント対応の有無。

PCとスマホなどと2台同時接続して利用したい場合はElite 5を選んだほうが良いでしょう。

逆にそうでないならコストパフォーマンスはElite 4 Activeの方が上。

防水性能もElite 4 Activeの方が高いのでよりワークアウト向きでもあります。

重さ・サイズ実測値

ケースサイズ 縦:27.9mm
横:63.1mm
高さ:37.8mm
重さ イヤホン:4.8g
ケース:37.6g

ケースサイズはそこそこコンパクトな部類。

重さも軽めで扱いやすいです。

イヤホンは重さ・サイズ共に平均的。

遅延測定結果

  • SBC=277ms
  • aptX=304ms

100ms=0.1秒です。

この測定環境では有線イヤホンで50msほど遅延を観測します。

なので結果から-50msすると実態に近い数値となると思われます。

約0.25秒の遅延です。

ゲームに使うのはちょっと厳しい数値。

Youtubeなどアプリ側である程度リップシンクしてくれるものは動画視聴も問題ないでしょう。

交換イヤーピース対応表

SONY
ハイブリッドイヤーピース(M)
AZLA
SednaEarfit Crystal for TWS(M)
SONY
トリプルコンフォートイヤーピース(M)
final
TYPE E(M)
COMPLY
TG-200 トゥルーグリップ(M)
Spinfit
CP360(M)
NUARL
Magic Ear+(M)
   

自分がよく使うTWS用イヤーピースとSONYイヤーピース2種の対応表です。

一応試した全てのイヤーピースが入りましたが‥

ゆるくて耳の中に置いてきてしまいそうなものは✕としました。

Jabra Elite 4 Activeの詳細レビュー

音質評価

Jabraらしいフラット寄りなバランスの取れた音。

どちらかといえば暖色系なサウンドになっています。

中音、ボーカル域にややボリュームを感じますかね。

すっきりした低音と素直な伸びの高音で刺激・クセの少なさが特徴といえます。

落ち着いたリスニングができる聴き心地の良さが魅力です。

1万円以下のTWSでは中々こういった整ったバランスのイヤホンにはお目にかかれません。

また、クセのない音なのでイコライザーでの変化もつきやすいです。

 

ノイズキャンセリングの比較結果

ANCはパーソナライズ機能有り

いつものように手持ちの複数のANCイヤホンとノイズキャンセリング比較を行いました。

今回はかなり難しかったです。

と、言いますのも‥

おそらくアクティブノイズキャンセリングの効果自体はそれほど強力ではないと思います。

ベーシックな効き目。

ただ、フィット感に優れているので遮音性(パッシブノイズキャンセリング)が非常に高いんですよね。

そのため一般的なANCイヤホンと比較してもコレと大体同じくらいだなと言うのが中々見つからず苦労しました。

-38db~-40dbのノイキャンと比較して低音ノイズの消音力は劣りますが中音~高音ノイズの消音力はElite 4 Activeの方が勝るといった感じ。

そこでふと同じような効果のTWSを持っていたなぁと思って取り出したのがSONY WF-1000XM3

比較してみるとビンゴ。

ほぼ同等の効き目でした。

一世代前とはいえSONYのハイエンドTWSと同等のノイキャン効果というと中々見栄えがよろしいのではないでしょうか。

(参考:ノイズキャンセリングイヤホンのおすすめと最強がわかる比較表)

外音取り込み(ヒアスルー)機能テスト

外音の取り込み量はアプリで調整可能

外音取り込み機能は合格点。

わずかに高音のカサつきを感じるところがイヤホンをしていないときと全く同じとはいえませんが充分に高性能です。

音楽の音量を抑えれば外音を聞きながらの『ながら聴き』も可能。

外でジョギングする際などにも非常に役に立つ機能でしょう。

運動に適した装着感

Elite 4 Activeの正しい装着方法

浅めに装着してもしっかりフィットする絶妙な装着感。

ハードに運動しても外れないのでスポーツに使いたい方にも最適です。

物理ボタン式ですが、ボタンを押し込む際に圧がかかる方向が耳穴ではなく耳のくぼみに向かうようになっています。

そのためボタンを押し込んでも耳穴へ圧がかからず不快感がありません。

マイク性能は流石のJabraクオリティ

Jabraは元々ヘッドセットが主力商品なのでマイク性能・通話のクリアさは他のメーカーの一歩先をいっています。

Elite 4 Activeも同様で周囲の雑音を遠のけ非常にクリアな音声を届けてくれます。

Elite 4 Activeは4マイク、Elite 5は6マイクとなっていますが普通に使う分にはElite 4Activeでも充分クリアな音声です。

専用アプリ【Jabra Sound+】の主な機能

アプリホーム画面

イコライザー機能

自分好みにカスタマイズしてプリセットとして保存することも出来ます。

Spotify Tap

Spotify利用者には便利な機能。

自分はAmazon Music Unlimitedに乗り換えてしまったので使えませんが‥。

その他

全体としてはシンプルな造りのアプリとなっています。

フラット寄りな音なのでイコライザーは変化がつきやすく使いやすいです。

操作方法をカスタマイズができないのがちょっと残念なポイント。

Jabra公式ショップ:Elite 4 Active

Jabra Elite 4 Activeの使い方と注意点

ペアリング方法

まずケースを開けてイヤホンについているシールを剥がします

ケースにイヤホンを戻し、一旦蓋を閉じます

ケースからイヤホンを取り出せば初回ペアリングの開始です

接続するデバイスのBluetooth設定画面を開き、
Elite 4 Activeを選択すればペアリング完了です

リセット方法

ケースにイヤホンを収納した状態で
左右のボタンを10秒間長押しすればリセット完了です

充電方法

ケース裏側に接続端子があります
USB Type-C

付属の充電用ケーブルで充電できます。

10分の充電で1時間再生可能な急速充電も可能。

Elite 4 Activeはワイヤレス充電には対応していません。

(Elite 5は対応)

操作方法

Elite 4 Active 操作方法
アプリから確認できます
  L側 R側
1クリック 操作切り替え
・ANC
・ヒアスルー
再生/停止
2クリック 音声アシスタント 曲送り
3クリック - 曲戻し
長押し(1秒) 音量ダウン 音量アップ

専用アプリから操作方法のカスタマイズは不可です。

機能切替はノイズキャンセリングと外音取り込み機能のループがデフォルト。

ノイキャンOFFを混ぜたり、この部分だけ自由に設定できます。

注意点1:ヒアスルーの調整機能を使うにはアップデートが必要

ファームウェアアップデートをすると使えるようになる機能

スクリーンショットを取り忘れてしまったのですが‥

デフォルトでは外音取り込み機能は調整出来なかったと思います。

専用アプリからイヤホンをアップデートするとこの機能が使えるようになります。

メリット・デメリットのまとめ

Jabra Elite 4 Activeを選ぶメリット

クセが無く素直で聴き心地の良いサウンド

ウォーム系でバランスの取れた音です。

クセがないのでイコライザーで変化をつけやすく、好みに応じて、気分に応じて色々な音を楽しむことも出来ます。

スポーツに使えるしっかりとしたフィット感

軽い運動だけでなくハードな運動にも使えます。

その上圧迫感はそれほどないので非常に優秀な装着感といえます。

マイク性能が良く、通話が非常にクリア

ヘッドセットといえばJabraというくらい強いので、マイク性能は非常に優秀です。

Jabra Elite 4 Activeを選ぶデメリット

低遅延モードがないのでゲームには向かない

ほとんどあらゆる状況でストレスの無い使い勝手を発揮するJabra Elite 4 Activeですが、低遅延モードはありません。

遅延はそこそこあるのでゲームプレイには向かないでしょう。

総合評価

メイン機能評価

音質
 
8/10
ノイキャン
 
7.5/10
外音取り込み
 
9/10
装着感
 
9/10

使い勝手評価

操作性 S・A・B・C・D
携帯性

S・A・B・C・D

便利機能 S・A・B・C・D
通話品質 S・A・B・C・D

Jabra Elite 4 Activeはハードな運動にも使えるフィット感と快適な通話性能。

そこにTWSとしての完成度の高さが同居しているのが1番の魅力。

一応運動にも使えるとか一応通話もできるみたいな半端なものではなく、本格的な使用感です。

音質も整っていてイコライザーで好みに変化がつけられるので万人に合うと思います。

あとはマルチポイントがあれば‥と思ってしまいますが、そこは兄弟機のElite 5と棲み分けといったところでしょう。

ほぼどんな状況でもストレス無く使える非常に優秀な完全ワイヤレスイヤホンです。

今回は以上となります。

また次回のレビューでお会いしましょう。

Jabra公式ショップ:Elite 4 Active