【Bowers & Wilkins Px7 S2e レビュー】超高音質！広大な音場に美しく柔らかい音が響き渡る

	Px7 S2e (Amazon)
価格	54,450円
連続再生時間	30時間
ドライバー	40mm バイオセルロース振動板ダイナミック型フルレンジドライバー
コーデック	SBC AAC aptX aptX HD aptX Adaptive（48kHz / 24bit）
防水性能	-
ノイキャン	○
マルチポイント	○
専用アプリ	○
低遅延モード	✕
その他の機能	急速充電(15分→7時間) USB-DAC機能装着検出センサー

Px7 S2eの特徴

フラッグシップモデルであるPx8の開発過程で得られた一連のノウハウを活用して大幅にアップグレードされたDSP（デジタル信号処理）エンジンを搭載
カスタム設計の40mmバイオセルロース・ドライブユニットが超高速レスポンスによって音楽のあらゆるニュアンスを忠実に再現
ハイブリッドノイズキャンセリング機能を搭載(合計6マイク)
aptX Adaptiveでストリーミングもハイレゾ再生可能
USB-DAC機能でPCとの接続でも高音質な再生が可能
2台同時接続可能なマルチポイントに対応

(https://www.bowerswilkins.com/ja-jp/product/headphones/px7-s2eより)

メモ

B&Wのフラッグシップモデル「Px8」開発のノウハウを生かしたDPSを搭載。

Px8の開発で得られた知見をPx7 S2にフィードバックして音質を向上させたものがPx7 S2eということだそうです。

なお、ドライバーユニットがPx7 S2eはバイオセルロースなのに対してPx8はカーボンコーンが採用されています。

外観・内容物のチェック

ヘッドホン本体

高級機に相応しい質感の良さ。

シックな佇まいで非常に格好良いです。

キャリングケース

外箱・付属品

付属品リスト

1.2m USB-C - 3.5mmステレオミニプラグケーブル
1.2m USB-C - USB-Cケーブル
説明書類

Bowers & Wilkins Px7 S2e 測定データ

重さ・サイズ実測値

サイズ	縦：20.0cm 横：15.6cm
重さ	306.0g

サイズ感は比較的コンパクト。

重さは凄く軽いというわけでもなく、かといった重たいというわけでもなく。高級機らしい堅牢さを感じることが出来ます。

遅延測定結果

	Android・PC その他	iPhone
通常時	230ms(SBC) 264ms(aptX) 185ms(aptX Adaptive)	290ms(AAC)
低遅延時	100ms前後 (aptX Adaptive低遅延モード)

100ms=0.1秒です。
この測定環境ではスピーカー出力時52msの遅延を観測します。
結果から-52msした数値をワイヤレスイヤホン由来の遅延と考え表に記載しています。

iPhone接続時の遅延＝0.29秒
Android接続時の遅延＝0.23秒~約0.1秒

aptX Adaptive接続時は接続が不安定なときや動画やゲームプレイ中に自動で低遅延モードとなるためかなりの低遅延が期待できます。

それ以外のコーデックでは多少遅延を感じるのでゲームはやや厳しく、動画視聴はNetflixなどアプリ側で遅延補正が入るものは問題ないといった感じです。
(iPhoneでYoutubeアプリを使う場合を除く)

詳細⇒【iPhone】音ズレ対処法！BluetoothイヤホンでYouTube動画を観ると遅延が気になる問題の原因と解決策

Bowers & Wilkins Px7 S2e 詳細レビュー

音質評価

うっとりするほど上質なサウンド。

B&Wらしく良いスピーカーを思わせる聴き心地で、とにかく音が柔らかいです。

高解像でフラットなバランスの良い音で、音場感がとてつもなく広いのが印象的。

まるでホールで聴いているかのよう。

ボーカルは息を呑むほど美しく、低音は深みがあり、高音はとても自然な伸び感でよく伸びる。

これだけしっかりと深いところまで出る低音と綺麗に鳴る高音なのにキツさは全くありません。

5万円のヘッドホンですが、その音はさらにもうワンランク上の価格帯と比べても遜色ないほどハイレベル。

極上のリスニング体験といって差し支えないでしょう。

音質		9.9/10

ノイズキャンセリング機能の比較

比較的マイルドな効き目。

SONYやBOSEのような完全に無音化するような強力なノイズキャンセリングではないです。

ただ、大きなノイズも確実に低減しれくれるのでしっかり効果は実感できます。

手持ちのノイキャンイヤホンと比較してみるとAVIOT TE-Z1PNKやヤマハ TW-E7Bと同じくらいの効果でした。

(参考：最強がわかる！ノイズキャンセリングイヤホンの消音力比較ランキング)

ノイキャン		7/10

アンビエント・パススルーの評価

いわゆる外音取り込み機能です。

かなり自然な外音取り込みで、違和感はほとんどありません。

ヘッドホンをしていないときの音量を100とすると、アンビエント・パススルー時の音量は95という感じ。

マイクで取り込んだ感もなく高音がカサつく感じもなし。

試しにヘッドホンをしたまま会話してみましたが、問題なく会話できました。

外音取り込み		9/10

装着感評価

側圧は気にならない程度。

測ってみると多少、他の軽めの装着感のヘッドホンよりは側圧強めでしたが。(1割程度)

クッションが非常に柔らく、顔にピタッとフィットする感覚があります。

このおかげか負担はあまり感じません。

バンドは無段階調整が可能。

非常に快適な付け心地です。

装着感		9/10

マイク性能・通話品質について

生の声に非常に近い、クリアな音声で通話できます。

ただ、周囲のノイズも結構拾いがち。

また風切り音を処理するときに自分の声がかなりこもったようになる感じもありますね。

あまり騒がしいところや強風時の通話には向かないように感じました。

室内での通話は非常に快適です。

通話品質	S・A・B・C・D

操作方法と操作性評価

	クイックアクションボタン (L側)	マルチファンクションボタン (R側)
1クリック	モード切替・ノイズキャンセリング・アンビエント・パススルー・オフ	再生/停止
2クリック		曲送り
3クリック		曲戻し