こんにちは、猫居(@KotaNekoi222)です。
今回レビューするのはSOUNDPEATSのTrueAir、インナーイヤー型の完全ワイヤレスイヤホンです。
所謂AirPods型のTWSですね。
インナーイヤー型のAirPods似TWSはこれまでいくつか見てきましたが、どれもガワは似ていても中身はまるで伴っていないものばかりでした。
しかし、TrueAirはQualcomm社のQCC3020搭載で再生時間5時間・apt-X・AAC両対応と性能的にはむしろAirPodsを上回るスペックを持っています。
それでいて値段は4990円と非常に安く、AirPodsの約1/4程。
あとは音質やBluetooth接続などの実用面がどうなのかといったところ。
詳しくチェックしていきましょう。
写真でチェック
長時間つけていられる軽い装着感
インナーイヤー型らしく装着感はとても軽くて良いです。
長時間つけていても全く疲れません。
カナル型と比べて圧倒的に装着感が軽いのがインナーイヤーの魅力ですね。
耳の軟骨のくぼみにハマるように装着する感じになるので安定感もそこそこあります。
多少走ったくらいでは外れません。
Bluetooth・遅延ともに問題なし
Bluetooth接続はほぼほぼ安定。
朝の通勤ラッシュ時のような超混雑する場面では時々途切れることもありますが、それ以外では途切れることなく使えました。
apt-X対応なので動画視聴時の遅延も気にならない程度に抑えられています。
音質評価
肝心要の音質について。
全体を通して抜けの良い音でフラット傾向にあります。
この価格帯の完全ワイヤレスイヤホンとしては解像度高めで中高域の空気感が秀逸です。
低音は深いところまでは出ないものの、そこそこのアタック感有り。
ある程度の質感・量感は確保できていて、低音がスカりやすいインナーイヤー型としては十分頑張っているほうだと思います。
この価格帯のTWSは低音主張の強いカナル型がメインですので、それらとは全く違う聴き方ができます。
比較するとボーカルが際立ち、音場感の差も明確に分かります。
低音主張のカナル型が「箱」で鳴っているのに対してTrueAirは「ホール」で鳴っているような違いがあります。
軽やかで心地よいリスニングが楽しめます。
AirPodsの代替品として
AirPodsと比較してどうなのかも記しておきます。
AirPodsとの音質の差は高域にAirPodsのほうが丸みがあり、よりボーカルにフォーカスがいく音作りになっています。
TrueAirのほうが高域の主張が強いです。
メーカー名を隠して2つのイヤホンを視聴してもらい、「片方5000円でもう片方は20000円ですがどちらを買いますか?」と聞いたら2万円の方を選ぶ人はまずいないのではないでしょうか。
もちろんこれは音質についてだけの話ですが。
iPhoneとAirPodsは親子の関係にあり、その相性の良さは他のどのイヤホンも敵いません。
一方でAndroidとの相性はapt-Xに対応している分TrueAirの方が良いでしょうし、iPhoneでも普通に使えます。
TrueAirのコストパフォーマンスの良さも考慮すれば使用環境に関わらず十分オススメできるものになっていると思います。
注意点
1.音漏れに注意
インナーイヤー型の宿命とも言える音漏れ。
TrueAirもご多分に漏れず音漏れします。
TPOを考慮して、場所によっては音量をあげすぎないよう注意が必要です。
2.ホワイトノイズ
音楽の再生中はほとんど気になりませんが、再生ストップ時や無音時にホワイトノイズが多少あります。
サーという音で、再生ストップ後2~3秒ほどで止まります。
総評
中高域の明瞭な空気感が特徴のイヤホン。
アンダー5000円でこのタイプの完全ワイヤレスイヤホンは珍しく、高音がクリアな完全ワイヤレスイヤホンとなると少し予算を上げないと手にはいりませんでした。
これだけでもとても価値があります。
また装着感の良いAirPodsの代替品としてもそのポテンシャルは本家に勝るとも劣らない出来です。
それでいて5000円以下というハイコストパフォーマンス。
なんちゃってAirPods似イヤホンとは違い、ビルドクオリティから音質まできちんと実用的に使える仕上がりになっています。
格安インナーイヤー型TWSとして非常にオススメできるイヤホンです!