こんにちは、猫居 (@KotaNekoi222)です。
2018年の10月に良質なスポーツ用Bluetoothイヤホンで定評のJaybardさん新作『TARAH』をレビューしました。
今回はその上位版にあたる『TARAH PRO』。
- 無印とPROはどう違うのか?
- わざわざPROを買う価値はあるのか?
使い比べたうえで感想を紹介していきます。
*本レビューはメーカー様よりサンプルをご提供いただいております。執筆料などはいただいておらず、自由にレビューさせていただくことを条件にお引き受けしています。
Jaybird TARAH PRO 詳細レビュー
外観・付属品チェック
無印TARAHと同様の特徴
優れたフィット性能
イヤーピースとイヤーフックが一体型になったシリコンイヤージェルを採用しているのがTARAHの特徴。
柔らかく優しいつけ心地で耳によく馴染みます。
装着感は抜群に良いです。
さらに後述の回転式イヤホンの効果でフィット感をさらに向上させることが可能になっています。
スピードシンチでコードの長さを簡単調整
運動中はコードに『遊び』があるとタッチノイズの原因となります。
そこでコードを絞って『遊び』を無くしたいわけですが、スピードシンチという付属品のおかげで簡単にコードの長さを調整可能になっています。
とっても便利です!
高解像で高音質・フラットな音作り
低音から高音まで非常にバランスの良い音作りなのも変わらず。
後述の回転式イヤホンの効果でフィット感があがり低音がより出るようになっています。
元々クオリティの高いサウンドでしたが、相変わらず充分満足の行く出来です。
また、アプリのイコライザで好みの音に自在に変化させることができる点もこれまでと同様です。
無印TARAHとの違い【TARAH PROの優れた特徴】
ハウジングがマグネットタイプに進化
低価格帯の中華Bluetoothイヤホンでは定番となっているマグネット式を採用。
使わない時はハウジング同士を磁石でくっつけておくことでネックレスのように首からぶら下げて置くことが出来ます。
さらにマグネットでくっつけていると音楽を一時停止してくれるのでわざわざリモコンで停止操作する必要がありません。
(マグネットから離すと自動で再生再開)
便利でスタイリッシュなこの変化は非常に大きいです。
充電クレードルもマグネットで簡単脱着
充電用のクレードルもマグネット式に変更。
置くだけで吸い付くようにクレードルにはまります。
カチッとはめなければならなかった従来式と比べてめちゃくちゃ簡単に充電できるようになりました。
これも大きいですね。
回転式イヤホンでSHURE掛け・ノーマル掛けが自在
画像だと伝わりにくいですが、イヤホンを回転させることができます。
このため上掛け・下掛けの両方が可能になりました。
SHURE掛けすることでさらに安定感を高めタッチノイズも減らすことができます。
スピードシンチの絞り効果と合わせてコードの存在感を限りなく0に近づけることができて割りと感動しました。
コードが布巻きに
コード部分は布巻き素材に変化。
高級感があり、デザイン性が高く取り回しも良いです。
布巻コードの最大の欠点はタッチノイズが起きやすいところにありますが、スピードシンチと回転式イヤホンのおかげでタッチノイズも全く気になりませんでした。
素晴らしい。
再生時間大幅UPで大きな恩恵【重要】
無印TARAHでは連続再生時間6時間、10分の急速充電で1時間使用可能でした。
TARAH PROではなんと連続再生時間14時間、5分の急速充電で2時間使用可能となりました。
ネックバンド式Bluetoothイヤホン並みの驚異の連続再生時間です。
これには単純に充電回数が減る、電池切れの心配が減るというだけでない大きな効果があります。
JaybirdのXシリーズ・TARAHともに専用の充電クレードルを採用しているわけですが、これまではそれが便利でも有り不便でもありました。
充電が楽という一方で出先での充電にも専用クレードルを持っていく必要がある点が不便だったわけです。
しかし14時間という長時間使用が可能になったことでわざわざ出先で充電しなければいけないというシチュエーション自体がほぼなくなりその不満が解消されました。
総評:TARAH PROは完全ワイヤレスイヤホン並みの使い勝手
TARAHは元々使い勝手の良いスポーツBluetoothイヤホンでしたが、PROはさらにかゆいところに手が届く非常に優れたイヤホンです。
スペックの向上やSHURE掛けによる装着感の向上だけでなく、総合的な使い勝手がぐっと上がっているからです。
既存シリーズにあったちょっとした不満点をすべて解消しています。
無印に数千円上乗せするだけの価値が充分にあるでしょう。
最近は完全ワイヤレスイヤホンばかり買っている僕ですが、イヤホンケーブルの存在感をほとんど感じないこのイヤホンの使い勝手は完全ワイヤレスイヤホンに勝るとも劣らないと思います。
使わないときはケースにしまう必要のあるTWSに比べてこちらは首からぶら下げておくだけで済む点はむしろ上。
PROという名に相応しいスポーツ用Bluetoothイヤホンの決定版ともいえる出来で非常におすすめです!