僕は猫だった

TWSコレクターによるイヤホンレビューブログ

耳に入れるスピーカー!?イヤースピーカーM360をレビューします

Author:猫居こうた

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イヤースピーカーM360

こんにちは、猫居 (@KotaNekoi222)です。

今回は面白いイヤホンのレビュー依頼がきたので、そちらを紹介したいと思います。

その名も耳に入れるスピーカー!インエアー方式を採用したM360というイヤホン(イヤースピーカー)です。

最近は耳に入れないイヤホンとかも流行りましたが、今度はスピーカーを耳に入れちゃおうというコンセプトです。

サンプルをお借りしてのレビューとなりますが、正直レビューで構わないと許可を頂いていますのでいつもどおり紹介していきたいと思います!

イヤースピーカーM360 詳細レビュー

外観・付属品チェック

イヤースピーカーM360 外箱1

イヤースピーカーM360 外箱2

外箱。マグネット式で開くタイプです。

イヤースピーカーM360 付属品

イヤースピーカーM360 説明書

付属品と説明書。特に装着方法についてはキチンと読んで実践する必要があります。

イヤースピーカーM360 イヤホン1

イヤースピーカーM360 イヤホン2

イヤースピーカーM360 イヤホン3

イヤホン本体。ふわふわのイヤーピースが特徴的ですね。

イヤースピーカーM360 イヤホン4

イヤーピースを外すとこんな感じ。普通のカナル型とは全く構造が異なります。

イヤースピーカーM360 コントローラー

イヤースピーカーM360 ケーブル

イヤースピーカーM360 プラグ部

その他細部。取り回しはそこそこ良好でした。

主な特性と装着時の注意点

まず説明書の通りに正しい装着をしないと全く本来の性能を引き出せないので注意が必要です。

イヤースピーカーM360 装着方法

解説のように耳の中に収めます

肝心の『イヤースピーカー』の特性はといいますと、過去にレビューしたambieXperia Ear Duo XEA20、所謂『耳に入れないイヤホン』に近い聴き心地です。

あれらにあった独特の抜けの良さ、心地良さがこの『イヤースピーカー』にもあります。

耳たぶ付近に挟んでそこから聴かせる『耳に入れないイヤホン』と比べて、綿のようなイヤーピースを耳に入れて耳に近い位置から音を送る分、よりリスニングに適していると思います。

外音が天敵

一方で外音を拾いながら音楽を聴くといった使い方はできません。

『耳に入れないイヤホン』は外音と音楽を共存させるところに最大の特徴がありました。

『イヤースピーカー』は外音がある程度入ってきますが、何を言っているのか聞き取れるレベルではありません。

つまり、ただ邪魔な音として入ってくるだけなのです。

特に警報音やアナウンスの声など、よく通る音はかなり入り込んできます。

騒がしいところでは使いにくいという点に注意が必要です。

やはり低音は引っ込み気味

『耳に入れないイヤホン』のambieなどはその特性上、低音が完全に死んていました。

この『イヤースピーカー』はそこまでとはいかないまでも、普通のイヤホンと比べればやはり低音は引っ込み気味です。

独特の抜けの良さと低音が両立すれば非常に面白い存在になったとは思いますが…。

スピーカーのような聴き心地とは言い難いですね。

総評:M360の評価

 『耳に入れないイヤホン』に似た特性を持った『イヤースピーカー』という新ジャンル。

閉塞感を全く感じない独特の抜けの良さ・心地良さは良かったです。

ただ、『イヤースピーカー』という響きから想像するオーディオ像と合致しているかというとちょっと疑問も。

低音があまり出ないのがそう思わせる原因でしょう。

また1万円オーバーとなればかなり良いイヤホンも選択肢に入ってくるため、どうしても値段がネックになってきます。

もう少し安ければ気軽に普通のイヤホンとは違った特性を試せて良かったかなと思いますね。

今回のレビューは以上です!