おかげさまでイヤホンレビュー歴6年目、猫居です。
今回レビューするのはACEFASTの完全ワイヤレスイヤホン、T2です。
5000円台という低価格イヤホンながらノイズキャンセリング機能に外音取り込み機能もついた多機能モデル。
1万円以下のノイキャン付きTWSがだいぶ増えてきましたがその多くが8000円前後。
コストパフォーマンスの面で一歩優位に立つT2のノイキャン性能や音質、使い勝手はどうなのか?
チェックしていきましょう。
開封メモ
シンプルですっきりした外箱。
イヤホンケースは手のひらで握れるくらいのコンパクトさ。
充分ですね。
イヤホン本体。
非常にシンプルなデザインですね。
タッチセンサの位置が少し特徴的。
付属品は充電用ケーブル・イヤーピース・説明書。
説明書は↓写真のように日本語ありです。
音質評価
ボーカルがすっきり聴こえる音の鳴り方です。
低音はそこそこの量感があり、高音は曲によって少し後方から鳴っているようなイメージがあります。
解像度はこの価格帯のTWSとしては標準的なもので音場はやや狭めかなと。
ごりごりの低音好きには物足りないかもしれませんが、逆に過度な低音不要派には貴重。
この価格帯のTWSは大半が低音盛り盛りサウンドだからです。
特にノイキャン付き低価格帯TWSでは結構レアではないでしょうか。
すでになんらかのTWSを持っている人もボーカル重視の一味違ったサウンドが楽しめると思います。
ノイズキャンセリングテスト
-35dbのノイズ低減を謳っています。
実際にいろいろなノイキャンイヤホンと比較してみましたが、それくらいの効き目で間違いなさそうです。
6000円以下のノイキャンTWSとしては-35dbは充分な性能。
低音ノイズを効果的に低減してくれます。
小さな騒音ならほぼ無音に。
一方で人の声や高い音には軽くマスクする程度の効果なので過度な期待は禁物です。
以下の記事も参考に。
外音取り込み機能テスト
外音取り込み機能は想像以上に自然な取り込み音で驚きました。
この価格帯のイヤホンの外音取り込み機能はたいていは強調感が強すぎて(実際の外音より大きく聞こえる)違和感があったり、ひどいと余計なノイズまで拾ってしまったりするものが多いのですが‥。
T2の外音取り込み音はかなり自然に近い、イヤホンをしていないときと同じくらいの感じで外音が聞こえます。
外音取り込み機能をONにしっぱなしでも違和感なく過ごせるくらいです。
使用感・装着感
装着感はごくごく一般的でフィット性に問題はなさそうです。
ただタッチセンサの位置が少し普通とは違うので慣れが必要。
画像のように通常よりやや下にポイントがあるので、そこをタッチして使います。
タッチ操作の感度は問題なく、タップの位置だけ覚えれば普通に使えます。
また、音量調整をイヤホンからはできません。
代わりに左右どちらからでも再生停止・スキップ・ANCモード切り替えができるようになっているので操作を覚えるのは簡単です。
総評
現状のノイキャン付き完全ワイヤレスイヤホンでは底値に限りなく近いであろうT2。
ノイキャン性能はおそらくこの価格帯ではトップクラスで過度な期待をしなければ十分効果を実感できるくらいには効きます。
ちなみに8000円前後の価格帯のノイキャンは-38db位のものが多く、-35dbよりもうちょっと効くって感じです。
コスパ重視なのに外音取り込み機能がワンランク上のイヤホン帯のものより高性能だったのも評価高いですね。
音質的に他のイヤホンとの差別化ができているのも面白いと思います。
過度な低音不要派の方やなるべくコストをかけずにノイキャンTWSがほしいという方におすすめです!