完全ワイヤレスイヤホンコレクターの猫居です。
今回レビューするのはXROUNDのAEROという新作完全ワイヤレスイヤホン。
サラウンド機能と超低遅延のゲーミングモードを搭載したユニークなTWSです。
個人的にも以前レビューした同じXROUNDのVERSAが非常に良かったのでかなり期待しておりましたが‥
結果から言うと思った以上にユニークかつ実用的なイヤホンでした。
ゲームをする人だけでなくイヤホンで映画やゲーム動画をよく視聴する人にもかなり刺さる存在じゃないかと。
音質やサラウンド機能など詳しくチェックしていきます!
VERSAのレビュー記事はこちら
XROUND AEROの詳細レビュー
外観・付属品チェック
XROUNDらしい個性的な外箱。
内容物。
イヤーピースは通常のもの(左)とSpinFitのもの(右)が選べる豪華仕様。
説明書もとても丁寧。
イヤホンケースはどことなくゲーム機を模したようなデザイン‥に見えるのは僕だけでしょうか。
ケースにそこそこ厚みがありますが許容範囲のコンパクトさかなと。
イヤホンのライトもゲーミング仕様っぽい配色な気がします。
音質評価
広い音場とフラットで自然な音の鳴りが特徴的。
AEROはイコライザーで音を好みに調整可能なため、味付けがしやすいようにか?相当にフラットな音造りがされています。
イコライザーで『ボイス』モードを選ぶと中高音と低音にキレが増してVERSAの音の鳴りにかなり近くなります。
『低音ブースト』モードでは低音を効かせた音に変化。
自然ですっきりした音が美点のイヤホンなので正直このイヤホンにはあまり向いてない音かなと感じますが、選択肢は多いほど良いでしょう。
『カスタマイズ』モードでは自分の好みに低音~高音までいじることが可能です。
さらに面白いのが『偵察』モードや『足音ブースト』モードといった普通のイヤホンのイコライザーには無いゲーム特化のイコライズが可能な点。
ゲームも通常の音楽鑑賞も楽しめるイヤホンに仕上がっています。
サラウンド機能をテスト
サラウンドはレベル1とレベル2に分かれています。
レベル1だと自然な音の鳴りを維持したまま音がサラウンドになります。
レベル2にするとかなり強調の効いた音の鳴りになり音の方向性が確認しやすくなります。
どの程度サラウンドを実感できるかですが、思った以上でした。
広大なサラウンドではなくボックス的なサラウンドですが、たしかな効果を実感できます。
サラウンドのテストが出来る動画などで試すと違いがわかりやすいです。
その他FPSの足音確認動画などでも試してみましたが、目を閉じてどこらへんを相手が走っているのか足音がしっかり確認できます。
ゲーミングモードで超低遅延?
人の耳で感知できる遅延が70msと言われている中、AEROは遅延50msを達成しているそうで実測データも公開されています。
なお、一般的なワイヤレスイヤホンの遅延は200ms~300msだったかと思います。
遅延も気にすることなく完全ワイヤレスイヤホンでゲームを楽しめそうです。
追記
手元で遅延測定してみたら普通にそこそこ遅延がありました…
操作の割り振りも可能
タッチとスワイプの操作を好みに割り振ることができます。
サイドトーンとは音声通話中、自分の声が聞こえるようにする機能のことです。
この辺もゲーミングイヤホンらしい機能ですね。
*追記
アプリに音質最適化機能【TailorID】や【イコライザーシェアリング】機能が追加。
音楽体験もゲーム体験もさらに向上するアップデートが行われました。
自然な付け心地もゲーム向き
VERSAも非常に付け心地の良いイヤホンでしたが、AEROはさらにその上をいきます。
VERSAのようなスポーツでも耐えられるようなカッチリしたフィット感はありませんが、普通に使う分には充分なフィット感で自然なつけ心地はVERSA以上といった感じ。
ゲームは特に長時間のプレイも考えられますから、イヤホンをつけていてしんどくなってはどんな高性能でも意味がありません。
その点もよく考えられたデザインではないでしょうか。
総評
今まではヘッドホンでしか楽しめなかったサラウンドの臨場感。
AEROを使えば手軽に完全ワイヤレスイヤホンで楽しめるようになります。
音の臨場感はゲームプレイだけでなく、映画などの動画視聴にも最適。
イヤホンとしてのリスニングもクセのないフラットな音と自由度の高いイコライザーのおかげで大抵の人の好みに当てはまる調整が可能かと思います。
ゲーム・音楽・映画、音関連の娯楽を包括的に満喫できるエンタメ用イヤホンといったところでしょうか。
コロナでエンタメを追求する方も多くなっているでしょうし、この手軽さは非常におすすめです!