完全ワイヤレスイヤホンコレクターの猫居です。
今回レビューするのは1MOREのComfoBuds Pro。
ノイズキャンセリング機能搭載の完全ワイヤレスイヤホンです。
最近は1万円以下でANC付きTWSを出すメーカーも増えてきていますが、こちらもその1つ。
1MOREといえばスペックの高さの割にコスパが良くて人気の高いメーカーなので、今回もコストパフォーマンスは当然意識されているでしょう。
個人的には1MOREのイヤホンはデザインのセンスが良くて結構好きなんですよね。
今回も単色ベースのカラーに赤のラインがおしゃれでいい感じです。
イヤホンの質感もこれまで触った格安系ノイキャンTWSの中で一番いいかもしれません。
ノイキャンや外音取り込みの効き具合や音質についてチェックしていきます。
開封
外箱。
1万円ほどのものとは思えないほどしっかりしたパッケージです。
付属品も豪華。
キャリングケースだけでなくイヤホンケース保護のためのシリコンカバーまで付属しています。
説明書も丁寧です。
部屋のライトのせいで赤みがかってる部分があるように見えますがブラックです。
コンパクトで軽いので持ち運びやすいと思います。
イヤホンはいわゆるうどんタイプのカナル型。
質感が物凄く良いです。
1万円程度のものとは思えない高級感。
スペックと白・黒カラーの違い
ドライバー | ダイナミック(13.4mm) |
連続再生時間 | 8時間 |
対応コーデック | SBC・AAC |
防水性能 | IPX4 |
USB | Type-C |
付加機能 | ノイズキャンセリング 外音取り込み機能 赤外線センサーによる脱着感知 急速充電(15分/2時間) 専用アプリ |
ComfoBuds Proにはカラーが2種類あって、それぞれ値段が違うんですよね。
問い合わせてみたところ、ブラックのほうはイヤホンの材質が特別でさらにブラックのほうにだけイヤホンケースの保護用シリコンカバーが付属するとのこと。
【音質的な差はない】そうです。
さらに10%OFFクーポンも頂いたので紹介します。
コード:2EEIEAOG(ブラック・ホワイト共通)
終了日:2021/4/15 11:59 PM
音質評価
低域から高域まで非常にバランスの取れた音。
この価格帯の他のノイキャンTWSはドンシャリ傾向かつ低音にかなりボリュームが偏っているものがほとんど。
それらと比較すると均整がとれていて中域のボリュームもあるのでとてもボーカルが聴きやすいです。
解像度も高めで、高音の伸びも比較すると明らかに良いと感じます。
一方で低音は適度な量感で締りはそれほどありません。
低音がとにかく好きって人にはやや物足りないかも。
音場も広く、好みの問題こそあれ音質のレベルはあきらかに同価格帯ノイキャンTWSの中では一枚上をいっている印象です。
ノイズキャンセリングテスト
公称では-40dBのノイズキャンセリング性能。
同価格帯までのノイキャンTWSでは-32~38dbくらいが多いので最高クラスのノイキャンということになります。
ただ、数値だけで比べても意味がないので実際に聴き比べてみました。
まず低音の消音力は非常に強く、ゴォォと大きめなファンの騒音も無音近くまで消します。
中高音にはマイルドな効き目ですがONとOFFでは明らかな違いがあり、確実にノイズをスポイルしているのがわかります。
自分が使った中で低価格帯では最高のノイキャンだったEarFunのAir Proと比べて大体同じくらいのノイキャン能力です。
こちらは-38dbを謳っています。
おそらく装着感がAir Proのほうが密閉感が強くパッシブノイズキャンセリングが強く働いているためかなと。
ComfoBuds Proのほうは密閉感はそれほどなく、自然な付け心地です。
ノイキャンは同等といえども装着感の良さとノイキャン力を両立していると言えます。
詳しいノイキャンの比較データ記事はこちら。
その他機能性や使い勝手について
・外音取り込み機能
低価格帯TWSの外音取り込み機能はかなり性能がピンキリなところがありますが、ComfoBuds Proは上位レベルの外音取り込み機能です。
人の声などはイヤホンをしていないときに近い、かなり自然に近い音で拾えます。
やや強調感を感じる程度ですかね。
ファンの音など余計な音もやや拾ってしまうのが玉に瑕ですが、充分実用的です。
・赤外線センサー
赤外線センサでイヤホンの脱着を感知。
イヤホンを外すと音楽停止、つけると音楽再生再開する機能です。
キチンと動作してこちらも実用的に使える精度になっています。
・専用アプリ:1MORE MUSIC
イヤホンの操作割当とノイキャンの強さを選択できるアプリ。
正直これはもう一つかな?
写真の通り日本語化が完全には行き渡っていません。
ノイキャンの強さも5段階とありましたが、風切音低減モードと外音取り込みモード・ノイキャンOFFも含む5段階なので実質ストロングとマイルドの2段階です。
操作割当は↑写真の選択肢の中から選ぶ感じになります。
長押しに設定されたノイキャンモード切替は固定。
専用のアプリとしてわざわざインストールするからにはイコライザー機能も欲しいところですね。
総評
ノイキャンのコストパフォーマンスを競ってきた昨今のコスパTWS界隈についに音質的なこだわりを持つものが登場したといった感じです。
音良し、機能性良し、コスパ良し。
ホワイトなら1万円を切る値段なわけですよね。
これは‥強い。
ブラックも質感は高級イヤホン並で非常にスタイリッシュです。
装着感も軽めで扱いやすいのでとてもおすすめできます。
是非お試しあれ!