僕は猫だった

オーディオマニアによるイヤホン/ヘッドホンのレビューブログ

(追記)【レビュー】完全防水!プールでも使えるTWSソニーのWF-SP900を紹介します【完全ワイヤレスイヤホン】

Author:猫居こうた

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sony WF-SP900

Amazon:Sony - WF-SP900

*2022年2月 追記

この記事を書いた2018年11月時点で26000円だったWF-SP900。

今では9000円弱のエントリーモデルTWS並の値段でAmazonにて販売されています。

プールでも使える防水性能は未だ唯一無二の存在なので当時より今、価値の高まっているイヤホンです。

おかげさまでイヤホンレビュー歴7年目、猫居です。

ジョギングもする自分にとってはスポーツ用イヤホンは無くてはならない存在。

ソニーの完全ワイヤレスイヤホンから完全防水の水中でも使えるものが出たので今回はこれを試してみました。

元々ジョギング用としてはソニーのイヤホン一体型ウォークマンNW-WS410を使っていたのですが、これが完全ワイヤレスになりデザイン面・使い勝手などが大幅に向上したのが今回のWF-SP900なのかなと思っています。

NW-WS410

Bluetoothイヤホン型で完全防水のスポーツ用ウォークマンNW-WS410

(WF-SP900はウォークマンという名前こそついていませんが、内蔵メモリを搭載していてスマホなどのDAPなしで単独で音楽再生可能なので)

買ったのは10月27日なので約一ヶ月の使用感を音質なども含めて紹介していきます!

写真レビュー

Sony WF-SP900 外箱

Sony WF-SP900 付属品

外箱と付属品。水泳用を含めイヤーピースが大量に付属していました。

Sony WF-SP900 イヤホンケース1

Sony WF-SP900 イヤホンケース2

Sony WF-SP900 イヤホンケース3

Sony WF-SP900 イヤホンケース4

イヤホンケース。充電方式はソニーの独自規格ではなく普通のUSB Type-Cで可能でした。

Sony WF-SP900 イヤホン1

Sony WF-SP900 イヤホン2

Sony WF-SP900 イヤホン3

Sony WF-SP900 イヤホン4

Sony WF-SP900 イヤホン5

イヤホン本体。矢印部分がボタンで中央にタップセンサーも備えています。

低音は弱め。音質について

完全防水のイヤホンということで音の篭りを心配していましたが‥。

中高音を綺麗に鳴らす新開発BAドライバーが採用されているとあってたしかに中高音、特にボーカル域は中々聴かせる音になっていました。

一方で低音はかなり控えめです。

同じソニーの完全ワイヤレスWF-1000Xのようなソニーらしい低音を望んでいる方には物足りないと思います。

(参考:*SONYの完全ワイヤレスイヤホンWF-1000Xをレビューします)

*昔の記事なのでBluetoothに関する評価がかなり甘めになっています

アプリのイコライザー機能で音の傾向を好みの仕様に変えることができるので、低音を強化することも可能です。

プールで使える防水性能を考えれば音質は十分頑張っているとは思いますが、26000円(2018/11現在の価格)という値段を考えるとめっちゃ良いとは言えませんね。

NFMI対応。Bluetooth接続の安定性

接続が安定することで評価の高いNFMIが採用されています。

前出のWF-1000Xなど、これまでのソニーの完全ワイヤレスは接続が混み合う場所などでは乱れるところがありました。

でもWF-SP900は大丈夫です。

どこで使っても安定しますし、完全ワイヤレスでもっとも重要な部分なのでこの辺の使い勝手の向上は非常に大きいと思います。

装着感について

なんだかWF-1000Xとの比較みたいになってしまいますが、WF-1000Xと比べると微妙に装着の仕方自体に癖がありますね。

慣れてしまえばそこそこのフィット感。

水泳用イヤーピースや左右のイヤホンをつなげるリーシュコードも付属しているのでプールなど場所を選ばずに安定して使えるでしょう。

Sony WF-SP900 リーシュコード

リーシュコードでつなぐとこんな感じに。

ただ、ジョギングでしか使わない人間としてはランニングでの使用には他のスポーツイヤホンにちょっと劣る装着感かなと思います。

快適なイヤホンの操作性

これが中々素晴らしいです。

完全ワイヤレスの場合、ボタンが中央のマルチファンクションボタン1つだったりすることも多いので音量調整機能を省いているものも(稀に曲送りを省くものも)少なくありません。

もしくはボタン3回連打で音量調整などといったややこしい設定がされていたり(それで2回しか反応してなくて曲送りになってしまったりします)

でもこのWF-SP900の場合は再生・曲送りはボタン、音量調整はタップセンサーをタップと分けられています。

Sony WF-SP900 タッチセンサー

矢印部分を2回タッチで反応。正直感度が良くないので3回叩いてます。

センサーの感度は正直あんまり良くありませんが、音量をいじくる機会はそれほど多くはありませんし、その機能しか割り当てられていないので誤動作でいらつくこともありません。

またこのセンサーがいらなければロックすることも可能で、アマゾンのレビューで【水中で使うと勝手にセンサーが反応して音量が安定しない】といったことが書かれていましたが、ロックすればそういったことも起こりません。

アンビエントサウンドモードについて

ソニーの超便利機能、外音取り込み機能のアンビエントサウンドモードが搭載されています。

この機能は完全ワイヤレスとの相性が非常に良いです。

完全ワイヤレスイヤホンを使っている方はわかると思いますが、ちょっとした買い物などでイヤホンを外すときがかなり面倒だったりします。

でもアンビエントサウンドモードがあればイヤホンをしたままでも周囲の音を拾ってくれるのでイヤホンを外すこと無く会話が可能です。

今となっては他社高級機にも続々と搭載されてきている機能ですが、聞き取りやすさはソニーのが1番かな?と思います。

ただ、値段を考えるとノイズキャンセリング機能もつけてほしかったなぁって気もします。

贅沢でしょうか。

充電機能付きイヤホンケースについて

手で握れるくらいにはコンパクトなんですが‥。

ぷっくり太っていて、やけに重いんですよね。

ポケットに入れると存在感をかなり感じます。

Sony WF-SP900 重さ

Liberty Lite 重さ

重さ90q。大したことないといえばそうですが、軽量級TWSは52qでした。

Bluetoothが安定しているのでスポーツのみならず普段遣いでも使えると思います。

それを考慮するともうちょっとすっきりポケットに収まるものが良かったなぁと。

内蔵メモリとリーシュコードが光る!プールなど水中での使用について

プールに入らないので普段は全く使う機会がないのですが、せっかくなのでひと泳ぎしてきました 笑

本当に軽く泳いだだけですが(むしろ速く泳げない)、イヤホンが外れてしまったりすることもなく泳ぎながら音楽を楽しめました。

内蔵メモリでイヤホン単独で音楽を再生でき、リーシュコードでイヤホンを外したときは肩から下げておけます。

プールでの使用感はバッチリです。

今の所プールで使える完全ワイヤレスってコレしか無いと思いますが満足度は高いと思います。

総評:WF-SP900の評価

Bluetoothが安定していて操作性も良く、内蔵メモリで単独使用も可能。

水中でも使える。

まさにどこでも使えるイヤホンなんですが、値段がネックですよね。

26000円出す価値を見いだせるかどうか。

個人的にはジョギングのみの目的でこれを買うのは音質・装着感も考えたらコストパフォーマンスは良くないと思います。

他のスポーツ用完全ワイヤレスのほうが良いでしょう。

プールでの使用は今ん所唯一無二の存在なのでアリというかこれしかありませんが、満足度高いと思います。

普段遣いも出来るBluetooth安定性と機能性を持っているのですから、音質面・機能面のどちらかで少し頑張ってほしかったかなと。

もしくは値段が2万円くらいだったならおすすめだったかなーという評価です。

使いやすくて良いイヤホンであるのは確かなので、自分の使用環境に合っていると思えば買うのも全然有りだとは思います!

今回は以上です!