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TWSコレクターによるイヤホンレビューブログ

【Marshall Willen レビュー】コンパクトなのにパワフルに鳴るおしゃれなBluetoothスピーカー

Author:猫居こうた

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  • バランスの取れた明瞭サウンド!楽器の表現力も非常に高い
  • Marshallのアンプを思わせるオシャレなデザイン
  • 手のひらサイズながら大きな部屋で十分通る音量が出せる
  • 迫力重視の方には低音が物足りない可能性あり
  • 縦置きしたときの安定感
総合評価
 
9.5/10

こんにちは、猫居です。

今回レビューするのはMarshallのワイヤレススピーカー、Willen。

Marshallのアンプを思わせるおしゃれなデザインが特徴的なコンパクトBluetoothスピーカーです。

部屋に置いてもインテリアとして映えるくらいカッコいいスピーカーですが、

  • 手のひらに乗るくらいのミニサイズ
  • 高い防塵・防水性能(IP67)
  • 連続再生時間15時間

水も砂埃も気にせずどこにでも手軽に持ち出せるのも大きなメリット。

一方でこれだけ小さいと音質の方が心配でもあります。

このサイズで一体どれほどの音を出せるのか。

実際の使い勝手はどうなのか。

詳しくチェックしていきます。

*本レビューは国内正規代理店の完実電気さんよりサンプルをご提供いただいております。執筆料などはいただいておらず、自由にレビューさせていただくことを条件にお引き受けしています。
完実電気:Marshall - Willen

Marshall Willenのスペック・外観チェック

スペック表

  Willen
価格
(2023/8 完実電気)
15,980円
連続再生時間 15時間
構成

2インチ フルレンジドライバー
パッシブラジエーター×2

出力

10W D級アンプ

コーデック SBC
防塵・防水性能 IP67
有線接続 -
スタックモード
機能 プリセットイコライザー
急速充電(30分充電→2時間再生)

専用アプリを使って3種類のプリセットを切り替えることが出来ます。

スタックモードは複数のWillenをリンクし音量をさらにアップさせることができる機能です。

有線接続には対応していません。

Bluetoothスピーカー本体

マーシャルのアンプをミニチュア化したようなおしゃれさで質感も抜群に良いです。

 

手のひらに収まるくらいのサイズ感

金色のボタンがコントロールノブとなっていて基本操作はこのボタン1つで行います。

 

電源を入れると電池残量が表示されます。

 

コンパクトなBluetoothスピーカーでは通常吊り下げて使うためにカラビナなどを装着するものですが、Willenは後部にストラップを収納。

後付け感なくスタイリッシュに使えます。

外箱・付属品

付属品リスト

  • 説明書類
  • 充電用USB Type-Cケーブル

Marshall Willenの詳細レビュー

サイズ・重量 実測値

サイズ 縦:101.1mm
横:100.7mm
高さ:39.8mm
重さ 318.0g

スケールに収まってしまうくらいのコンパクトさ。

重さも約320gと非常に軽いです。

手軽に持ち運び出来るでしょう。

遅延測定結果

  遅延
通常 280ms
低遅延モード -

100ms=0.1秒です。
この測定環境ではスピーカー出力時52msの遅延を観測します。
結果から-52msした数値をワイヤレスイヤホン由来の遅延と考え表に記載しています。

約0.28秒の遅延。

低遅延モードが無いのでゲームをするには遅延が気になると思います。

Netflixなどではアプリ側で遅延補正が入るためサブスク系サービスでの動画視聴は問題ありません。

(iPhoneでYoutubeアプリを使う場合を除く)

詳細⇒【iPhone】音ズレ対処法!BluetoothイヤホンでYouTube動画を観ると遅延が気になる問題の原因と解決策

音質評価

2インチのフルレンジドライバー+2つのパッシブラジエーターという構成。

コンパクトなスピーカーながら大部屋でも十分通るくらいの音量を潰れることなく出すことができます。

サイズに見合わぬパワフルさです。

音の傾向はバランス型。

ボワつかずタイトでキレのある低音。

明瞭で抜けの良い中高音。

非常にキレイな音を鳴らします。

特に中高音の明瞭さはこの価格帯・このサイズのスピーカーとしては驚異的ではないでしょうか。

低音の質の良さに定評のあるBose SoundLink Miniと聴き比べ。

値段はSoundLink Miniの方が随分上ですが、中高音の明瞭さはWillenが上回ります。

特にボーカルの力強さは目を見張ります。

一方で低音の深みはSoundLink Miniの方が上。

WillenはプリセットEQで低音・高音強調の『押す』を選んでもそれほど深みはアップしません。

なので低音の重厚さを重視するなら別の選択肢を考えたほうが良いでしょう。

Willenの良いところはやはりバランスの良さ。

ギターなど楽器の表現力が異様に高いのもMarshallらしいといえます。

値段に対する満足度はかなり高いです。

プリセットイコライザーについて

専用アプリで3種類のプリセットを切り替えて使うことができます。

『Marshall』が基本ですね。

音質評価で書いた通り、バランスの良い素晴らしいサウンドです。

『押す』は低音と高音をブーストするとありますが…

あまり低音がグイグイ出てくる感じはありません。

むしろ中音が引っ込む印象の方が強め。

『音声』も同様に中音が前に出るというよりは低音と高音が引っ込む印象。

個人的には基本の『Marshall』が秀逸なのでこれ一択かなという感想です。

マイク性能・通話品質について

内蔵のマイクを使ってハンズフリー通話が出来ます。

音声はこの手のスピーカーとしては中々クリアです。

1mくらい離れたところに置いても問題なく通話可能でした。

使い勝手に関する所感

操作性について

コントロールノブの操作性は非常に良好。

ボタンを見なくても直感的に操作出来るのが特に良いと感じました。

通常のスピーカーは上部に【再生/停止】【曲送り】などの操作ボタンが複数個設置されていますが、そういったタイプではボタンを見ずに操作するのは難しいです。

連続再生時間について

そこそこの音量で6時間鳴らして電池残量50%ほど。

音量を少し絞れば15時間は余裕で持ちそうです。

防水性能について

https://marshall.kanjitsu.com/product/willen/

お風呂場で使っても問題ありませんでした。

Willenの防塵・防水性能IP67とは『粉塵が内部に侵入しない・一定時間水没しても浸水しない』ということなので当たり前といえば当たり前ですが、実際に問題ないことが確認できました。

その他

寝かせて使う分には問題ないのですが、縦置きしたときの安定性が少し気になりました。

スピーカー全体が滑りにくい質感ではあるものの、底面にラバーが貼ってあるわけでもないのでちょっと押しただけで倒れてしまいます。

操作方法一覧

https://marshall.kanjitsu.com/wp-content/uploads/2022/08/Marshall-Willen-Manual.pdf
Willen オンライマニュアル

専用アプリ『Marshall Bluetooth』の主な機能

Marshall Bluetoothの主な機能一覧

  • プリセット切り替え
  • スタックモード
  • ファームウェアアップデート

ホーム画面

使って気づいた注意点まとめ

  1. 初回ファームウェアアップデートあり
  2. 有線接続は出来ない
  3. 縦置き時の安定感にやや欠ける

1.

アプリ起動時にアップデートを促されます。

2.

有線で接続することはできません。

3.

ものが当たったりするとすぐ倒れてしまうくらいの安定性。

デスクの端っこなど、倒れたら落下してしまうような位置には置かないほうが良さそうです。

総評

Willenはこんな人におすすめです。

  • おしゃれなBluetoothスピーカーが欲しい
  • スピーカーにありがちなこもり感のないクリアなサウンドが好み
  • 手軽に持ち運べるサイズ感・高耐久なスピーカーを探している

Willenは非常に明瞭な中高音が特徴のBluetoothスピーカー。

場所を選ばず使える耐久性を備え、手軽に持ち出せてパワフルに鳴るので使い勝手もとても良いです。

そして、なんといってもデザインが良いですね。

この手のスピーカーで『部屋に置けば映える』オシャレさも兼ねているものは中々無いんじゃないかと思います。

すごく気に入りました。

とてもおすすめです!