Amazon - GLIDiC Sound Air TW-5000
(後継機) Amazon - GLIDiC Sound Air TW-5000s
投稿日:2018年1月8日
更新日:2022年9月2日
こんにちは、猫居(@KotaNekoi222)です。
今回レビューするのはソフトバンクのオーディオブランドGLIdiCの完全ワイヤレスイヤホン『TW-5000』です。
オーディオアワードVGP2018金賞・コスパ賞受賞作品。
ソフトバンクセレクションはスマホとの相性を念頭に置いた作品作りが特徴です。
2018年にレビューしてからもうだいぶ経つのですが、今でも需要があるみたいなので2022年基準でこのイヤホンついて再評価して追記してみました。
- 2022年にGLIdiC TW-5000を選ぶメリットはあるのか?
- 写真レビュー
- 極小の充電ケース
- ややクセのある操作性
- ココに注意!イヤホン単体での持ち歩きNG
- 装着感と遮音性
- 音質について
- Bluetooth接続の安定性
- 追記:後継機TW-5000sに関して
- 総評:GLIdiC TW-5000の評価
2022年にGLIdiC TW-5000を選ぶメリットはあるのか?
2018年当時
- Bluetooth接続が安定して使える完全ワイヤレスイヤホンがまだ少なかった
- ケースやイヤホンのサイズが大きかった
- 値段も1万以下はほぼ選択肢がなかった
こんな状況でしたので、小さくてコンパクト・値段も1万円以下・Bluetoothもそこそこ安定という特徴をもっていたTW-5000はかなり優秀なイヤホンでした。
2022年現在
- Bluetooth接続が安定しているのは当たり前
- コンパクトな個体なのも当たり前
- 1万円以下の選択肢も豊富
今ではBluetooth接続が安定しているのは当然。
それにプラスして音質がどれくらい優れているか・ノイズキャンセリング機能が優秀かどうかなど付加価値が求められるくらいになっています。
今現在でもこのレビューが時々みていただける機会があるのはTW-5000sが3000円以下というかなり安価な値段で売られているからだと思います。
たしかに安い。
3000円以下となれば今でもそれほど良い選択肢は多くありません。
でもTW-5000sを最新基準でみるとBluetooth接続の安定性も音質も物足りないのが正直なところです。
総合評価 |
|
4/10 |
---|
3000円というコストパフォーマンスの良さを考慮してもこれくらいの総合評価ですね。
コスパを重視するなら少し前にレビューしたEdifierのTWS330 NBの方がおすすめです。
ノイズキャンセリング機能搭載で音質やBluetooth接続もはるかにこちらのほうが優れています。
7000円弱のTWSですがセール頻出で3000円台で買えることも珍しくありません。
3000円という値段の縛りなしのおすすめはこちら。
以下は当時のレビューをそのまま残しておきます。
外観や使い勝手についてのレビューは今見てもご参考いただけるかと思います。
写真レビュー
極小の充電ケース
これまでたくさんの完全ワイヤレスイヤホンを使ってきましたが、その中でもこのイヤホンの充電ケースは最小クラス。
同価格帯でライバルになるLibertyのケースと比較。
これまで手持ちで最小だった15000円ほどするVERSEと比べてもこのサイズです。
アンダー1万円でポケットに余裕で収まる充電ケースというのは大きなアピールポイントになるでしょうね。
実用性高いです。
ややクセのある操作性
取り出すだけで電源ON・ペアリングONはGOODなんですが、ちょっとクセのある操作性です。
Bluetoothイヤホンを使うのが初めてという方には関係ないかもしれませんが、ある程度『普通』の操作に慣れている人にはやや扱いにくいかなと。
それも慣れればほとんど問題ありませんが‥。
例をあげますと
1.
ケースから出す時はつまんで出そうとすると取れません。
上に押し出すように取り出します。
2.
ボタンによる操作は下の説明書の通りですが、ややわかりにくいです。
3.
その他にも2台目以降のペアリングはRイヤホンのボタンを3回連打とちょっと特殊だったり。
(1台目のペアリングはケースから取り出すだけで自動開始)
4.
そして1番驚いたのがイヤホンのボタン操作で電源のON/OFFができないということです。
ココに注意!イヤホン単体での持ち歩きNG
4.で書いたようにこのイヤホンはボタン操作で電源のON/OFFができません。
基本的には【ケースから出してON、しまってOFF】というやり方のみ。
僕が気がついていないだけかもしれませんが‥
説明書にも書いてありませんし、色々試してみてもできませんでした。
OFFにするだけならデバイス側のBluetoothを切ってしまえば、接続先が無くなって3分?くらいで自動で電源がOFFになりました。
でもその状態からONにする術がない‥
わざわざケースにしまってから改めて取り出すしかないのです。
ケースがポケットに余裕で収まるサイズなのでケースが常に傍らにある前提でそういう仕様になっているのかもしれませんね。
でも、これってどうなんでしょうか 笑
手ぶらでちょっとそこまでって時にわざわざケース持ち歩きたくないですよね。
ポケットを圧迫したくないといいますか。
(実はこのイヤホンが届いた日にたまたま歯医者に行く用があり、医院についてから電源を切ったらオンにできず、泣く泣くオフのまま帰ってきたわけですが‥)
短い外出なら電源をOFFにしなければいいといえばそれまでなんですが、ケースがない時に電源をOFFにしてしまったらもうONにできないというのはなんとなくモヤモヤするものがあります 笑
というわけでTW-5000を使う時はケースもほぼ必携といえるでしょう。
僕みたいに説明書読まないで使い始めると痛い目に遭う可能性もあるので要注意です‥。
装着感と遮音性
軽めの装着感です。
付け始めは外れてしまうのではないかという不安感に襲われましたが、ベストポジションをキチンと見つければ安定します。
完全ワイヤレスに有りがちな耳孔への圧迫感がないのが非常にGOOD。
耳孔に差し込まない分、インナーコンクっていうんですかね?
耳の穴の入口にあるくぼみ部分にはめてバランスをとっているみたいです。
ただ、そんな感じの装着感なので遮音性はそこまで高くありません。
airpodsと比べたら全然実用範囲内ですが、音量をあげすぎると音漏れするのでその点に少し注意が必要です。
音質について
音質判定用の音源にかけると中音にピークが有ることがわかります。
低音は控えめ。
高音はまずまずでボーカルは近いです。
ただ、同価格帯の有線の良いイヤホンや高価格帯の完全ワイヤレスイヤホンSONY WF-1000Xなどと比べてしまうとややベールがかかったような篭り有。
とはいってもアンダー1万円の完全ワイヤレスイヤホンとしては中々良い音じゃないかなと思います。
すっきりした音を聴かせるので普段iPhoneで付属のイヤホンearpodsを使っている方やairpodsからの乗り換えなら違和感なく乗り換えられるでしょう。
Bluetooth接続の安定性
- 家中→安定
- 街歩き→時々左右の途切れ有
- 地下鉄→安定
- 満員電車→ほぼ安定
前回レビューしたZolo Libertyも素晴らしいBluetoothの安定性でしたが、TW-5000も安定感はかなりありました。
実用性は十分にあります。
街歩きで時々途切れることがある分、若干LIbertyのほうに分があるかなといったところです。
これまで高価格帯でもある程度途切れるのは仕方ないところがありましたが、LibertyやTW-5000が1万円以下でこれだけ安定しているとなると評価を見直す必要があるかもしれません。
追記:後継機TW-5000sに関して
2018年11月30日発売で以下の機能を追加した後継機TW-5000sが登場しました。
- 外音取り込み機能
- ケース収納時のスタンバイ時間4倍
- ハンズフリー通話の強化
- Bluetooth5,0対応
Multi-communication Modeという外音取り込み機能が追加されました。
イヤホンをしたまま周囲の音を拾うことができる機能です。
レジの際などにいちいちイヤホンを外してしまう必要がなくなるので完全ワイヤレスイヤホンとの相性が非常に良いです。
その他の追加要素は正直たいしたことないんですが、この機能が追加されてお値段据え置きはでかいです。
アマゾンでは今の所1000円くらい旧型のほうが安いですが、今後TW-5000を購入するという方は後継機のTW-5000sのほうを選んだほうが良いでしょう。
総評:GLIdiC TW-5000の評価
TW-5000の感想をまとめます。
操作性にクセはあるものの、(2018年当時は)コスパの高い完全ワイヤレスイヤホンでした。
VGP2018受賞作だけあってデザインも良いですし、なんといっても極小の充電ケースですね。
ポケットに簡単に収まる充電ケースのおかげで着け外しが他のイヤホンよりもスムーズに行なえるのはポイント高いかなと。
ソフトバンク的にはairpodsよりこっちのほうが安くて良いですよって売りたいんだと思うんです。
接続の安定性はさすがにairpodsのほうが安定していますが、遮音性や値段・デザインも考慮すれば十分対抗できる仕上がりになっていると思います。
Libertyが出てなければ完全ワイヤレスのコスパゾーンはこのイヤホンの独壇場だったかもしれません。
TW-5000とLibertyが完全ワイヤレスイヤホンのレベルを一気に押し上げた感あります。
この2つでどちらが良いかといえば個人的にはLibertyのほうがおすすめですが、極小ケースの使い勝手の良さやデザインの良さでコチラを選ぶのもアリでしょう。
(外音取り込み機能が追加された後継機TW-5000sとLibertyの比較ならTW-5000sのほうがオススメです)
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