- 熱量を感じる低音が心地良い
- レベルの高い、自然な外音取り込み機能
- ノイキャンもちゃんと効く
- ケースからイヤホンを取り出しにくい
- シングルタップや長押しタップによる操作ができない
総合評価 |
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7/10 |
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投稿日:2022-8-10
完全ワイヤレスイヤホンコレクターの猫居です。
コレクターならではの『比較』を意識した視点でイヤホンの特徴をお伝えしていきます。
今回レビューするのはEdifierの完全ワイヤレスイヤホンTWS330 NB。
ノイズキャンセリング機能・外音取り込み機能に専用アプリまでついて定価6900円。
定価でもコスパの良いエントリーモデルのTWSという感じですが、セール時・クーポン配布がある時には下の画像のように50%近くオフになることも。
通常3000円台の完全ワイヤレスイヤホンならまともに音が鳴れば御の字くらいのハードルですが、このスペックは凄まじいですね。
そんなTWS330 NBを評価していきます。
早速結果からみていきましょう。
メイン機能評価
音質 |
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6.3/10 |
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ノイキャン |
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6/10 |
外音取り込み |
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9/10 |
装着感 |
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7.5/10 |
使い勝手評価
操作性 | S・A・B・C・D |
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携帯性 |
S・A・B・C・D |
便利機能 | S・A・B・C・D |
通話品質 | S・A・B・C・D |
音質もノイズキャンセリングも定価付近で標準的なコストパフォーマンスの中華完全ワイヤレスイヤホンといった感じ。
外音取り込み機能は非常にレベルが高くアンダー1万円でトップクラスに優秀です。
操作性に多少問題はありますが、通常価格でも普通に使えるTWS。
セール価格になるとまさに破格としか言いようのないコストパフォーマンスになります。
総合評価7.0は通常価格時の評価。
セール時の3000円くらいの値段なら9点以上つけてもいいくらいの高コスパです。
詳細な評価については目次より各項目をご覧ください。
- Edifier TWS330 NBの基本情報
- TWS330 NBの音質評価
- ノイズキャンセリング評価
- 外音取り込み機能評価
- 装着感評価
- TWS330 NBの操作方法一覧
- 専用アプリ『Edifier Connect』の機能紹介
- 使い勝手についての実感メモ
- 総評<こんな人におすすめ>
Edifier TWS330 NBの基本情報
連続再生時間 |
約4時間(ANC使用時) 約16時間(ケース込/ANC使用) |
コーデック | SBC・AAC |
防水性能 | IP54 |
機能 |
ノイズキャンセリング機能 外音取り込み機能 ゲーミングモード 急速充電 |
専用アプリで出来ること |
操作ボタン割り当て 外音の取り込み量調整 各モードのON/OF |
機能的には最新のトレンドを抑えた多機能ワイヤレスイヤホン。
定価でもゲーミングモード無しや防塵機能まではついてないのは普通なのでとても3000円台で買えるものとは思えません。
気になる点はノイズキャンセリング機能ON時の連続再生時間4時間は定価でみるとやや短めってことくらいですかね。
(平均は5時間くらい)
それもセール価格でみたら十分な再生時間です。
非常に魅力的なスペックだと思います。
TWS330 NBの付属品
付属品リスト
- 説明書
- USB給電ケーブル
- イヤーピース各サイズ
- 充電ケース
TWS330 NBの音質評価
音質総合 |
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6.3/10 |
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低価格帯の完全ワイヤレスイヤホンとしては比較的バランスの取れたサウンド。
安い完全ワイヤレスイヤホンではよくあるような低音偏重のサウンドではありません。
とはいっても低音がやや量感多めではあります。
弾けるような低音で中々心地良いです。
一方でボーカルは僅かに後ろ気味、高音は暗めであまり伸びない印象。
刺さりがない分嫌な感じはしないですしこの価格帯でそこまで求めるのは酷かもしれません。
特に割引価格でみたときは音がチリチリしていないかとかそんなことを探るレベルの価格帯ですから、それを考えたらどう考えてもお値段以上の音です。
こもりもなく普通にリスニングを楽しめます。
ノイズキャンセリング評価
ノイキャン |
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6/10 |
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ノイズキャンセリングの効果は公称では-38dbの効き目。
エアコン風量MAXにした時に若干奥底に風音が残るくらいまでノイズカット。
人の声などの中高音はある程度遠ざける感じで効果自体は確かに実感できます。
自分の手持ちのイヤホンと比較してみるとAnker Soundcore Life P3(約-38db)との比較では若干P3の方が効いているかなと。
そしてSoundpeats Mini Pro(-35db)との比較でほぼ同じくらいの効果でした。
ノイキャン効果はイヤホンのフィット具合によって多少ばらつくのでおおよそ-35~38dbくらいの効き目と言って良さそう。
これは安い時には3000円台で買えるイヤホンとしては破格の性能です。
ちゃんとノイキャンを実感できるのでANCがどんなものか試してみたいという人には最適かもしれません。
すべてのノイズキャンセリングイヤホンに関するデータについては以下の記事をご覧ください。
⇒ノイキャン完全ワイヤレスイヤホンのおすすめと最強がわかる比較表
外音取り込み機能評価
外音取り込み |
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9/10 |
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イヤホンをしていないときの外音に近いかなり自然な外音取り込みです。
僅かにイヤホンをしていないときより音量が下がるかなくらいの違い。
マイクで強調した感じや高音のカサつきもなく違和感がないので長時間ONにしていても疲れがきません。
音楽を小音量にすれば『ながら聴き』も十分に可能。
さらにアプリで外音の取り込み量を調整することもできます。
-3から+3までの7段階調整。
人の声に当たる中音の音量はあまり変化しませんでした。
マイナスに振ると低音の取り込み量が減り、プラスに振ると高音の取り込み量があがる感じがします。
マイナスに振ると低音ノイズを低減しつつ人の声を拾えるボイスフォーカスに近い感覚。
プラスに振ると高音がややカサついて不自然さが増します。
マイナスか標準のゼロ使用がいいかなと感じました。
格安ワイヤレスイヤホンとは思えない高性能な外音取り込み機能です。
装着感評価
装着感 |
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7.5/10 |
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スティックタイプのカナル型イヤホンです。
スティックタイプやイヤーフックタイプは耳への圧迫感が軽減され安定感も増すので装着感は良いです。
TW300の場合もどんぐりのようなぷっくりした形状なので耳に入れている感覚はやや強めにありますが、スティックが安定感に寄与。
そのおかげでやや浅めの位置でも安定するため圧迫感はそれほどありません。
装着感は良い方だと言えるでしょう。
TWS330 NBの操作方法一覧
L側 | R側 | |
1タップ | - | - |
2タップ |
機能の切り替え ・外音取り込み機能 ・ノーマル |
再生/停止 |
3タップ | ゲーミングモード | 曲送り |
長押し | - | - |
2タップと3タップのみの操作になります。
一応アプリで操作を割り当てることができます。
シングルタップと長押しタップによる操作がないので以下の操作から2つの操作を諦めるしかありません。
『音量調整・曲戻し・ノイキャン切り替え・ゲーミングモード』
デフォルトの通り音量調整と曲戻しを諦めるのが無難なところでしょうか。
ゲーミングモードは使わないって人はゲーミングモードを抜いてもいいですね。
専用アプリ『Edifier Connect』の機能紹介
ダウンロード先
- iPhone用:Edifier Connect
- Android用:Edifier Connect
・外音取り込み量調整機能
0を基準として-3から+3まで調整できます。
・操作の割り当て機能
ダブルクリックとトリプルクリックしか操作がないため、その2つに操作を割り当てることになります。
使い勝手についての実感メモ
・操作性
タップ感度は割と正確。
イヤホンの着け外し時にタップが反応してモード変更してしまうことが多々ある。
・携帯性
ケースはコンパクトで持ち運びやすい。
イヤホンをケースから取り出す際にやや難儀する。
・便利機能。
操作の割り当てや外音取り込み量の設定が済んだらアプリを起動する機会はあまりないかも。
総評<こんな人におすすめ>
音質・ノイズキャンセリングそこそこ。
外音取り込み機能は高性能。
操作性やイヤホンの出し入れといった使い勝手の面では少し我慢も必要。
通常価格でも普通に使えるTWSと言った感じですが、やはりセール時が狙い目。
ちゃんとしたノイズキャンセリングイヤホンが3000円台になるなんてとんでもないコストパフォーマンスです。
とにかく安くノイズキャンセリングが試したい、安く完全ワイヤレスイヤホンが欲しいという方に超おすすめです。
セールで安くなるタイミング、必ずあるので狙ってみてください。
今回は以上です。
また次回のレビューでお会いしましょう。