xDuooはオーディオメーカーにOEM提供している会社です。
そのOEMメーカーが自らのブランドを立ち上げ安価でコスパの良い商品を出す、最近ではよくある流れ。
同じ流れで登場し、低価格帯のDAPで非常に高い評判を得ているのがX3です。
1万円台で買えるDAPながら高級機にも使われるDACチップを搭載し、FLACだけでなくDSD等にも対応したハイレゾ対応デジタルオーディオプレーヤー。
今回、海外ガジェット通販大手のGearbestさんからサンプルを提供していただいたので実際に使った感想をレビューとしてお届けします!
X3の実力やいかに‥。
まずは写真でレビュー
高級オーディオ機で定番のDACチップ『CS4398』を搭載
2014年に20万くらいで発売された超高級機AK240の他、多くの高級DAPで採用されてきたCS4398を搭載。
今でもAK70などの4万円くらいのDAPに普通に搭載されているチップです。
これが1万円ほどのDAPに採用されているというのは非常にインパクトが強いですね。
(X3の発売当初の価格は2万円ちょっとですが)
カタログスペック的には文句なし。
X3の音質について
そんなCS4398を積んだX3の音質についてチェックしていきます。
さすがに超高級機と比べてしまうと細かい表現力は敵いません。
しかし1万円台で買える音とも思えません。
それぞれの音の輪郭ははっきりしていますし、迫力のある低音とそれに負けない中高音、それらが重なり合った音の厚みはまさに高級機のそれ。
値段は安いですが、こいつは間違いなく本格的なDAPですよ‥!
SDカード2枚差しで大容量確保
内蔵メモリは無いものの、SDカードを2枚刺すことができるので大容量保存することができます。
1枚あたり128Gまで認識するので最大256Gですね。
今回このDAP用にSDカードを新たに買い増しました。
TranscendのSDカード、めちゃくちゃ安いですが普通に使えるんでオススメです。
このX3でも問題なく使えました。
Amazon - Transcend microSDHCカード
慣れると意外と使いやすい操作性
見た目のチープさを目立たせる一因にもなっているこのボタンの形と配置。
なんでこんな変な配置するかなーと思っていたんですが、いざ使ってみると‥
最初はやっぱり違和感あって使いにくいです。
ですが、変なボタンの形と配置のおかげでこれに慣れると目で見なくても基本的な操作はポチポチ片手でこなせる使いやすさでした。
ボタンを押した時の打音といいますか感触はチープそのものなんですが 笑
それでもボティ本体はアルミ製でかなりガッシリしてるので耐久性のほうは問題なさそうです。
欠点は音以外の部分に集中
ディスプレイがしょぼいのは言うまでもありませんが、これが太陽光の下ではほぼ何も見えないのが困りもの。
むしろ日陰でもよくみえないくらい。
このX3で欠点らしい欠点と感じたのはこの部分だけで、これだけはどうしても割り切りが必要です。
他にもアートワークが表示できない・シャッフル性能がやや偏るとか細かいことはありますが、それほど目立った欠点はなく音楽を楽しむ分には問題のない使い心地でした。
総評:X3は音質全振りの低価格最強DAP
音質面は本当に1万円で買えるようなレベルではなく、素晴らしいとしか言いようがありません。
大手オーディオメーカーの出す中堅DAPと競るくらいでしょう。
ここまで紹介してきた内容以外に起動がはやく操作も軽いという長所もあります。
細かい欠点はあるものの、音を楽しむ上での基本は全て抑えてある非常に実用的なアイテムだと思います。
安くて良い音を出すデジタルオーディオプレーヤーを探している方に本当にオススメです。
低価格帯定番DAPという評判は本物でした!