動きの激しい低価格帯イヤホンとは違い、2万円以上する高級イヤホンの中には不動の人気を獲得し永く愛されているイヤホンがいくつかあります。
今までとは別次元の音に感動し、壊れたり無くしたりした時にはまた同じものを買わずにはいられないような『定番』や『名機』と言われる存在ですね。
とはいえ、初めて挑戦する方には中々勇気がいる値段です。
名機の中にもそれぞれ特徴がありますしね。
今回は2万円以上するイヤホンの中から特におすすめの物をその特徴とともに紹介したいと思います。
2万円台の名イヤホン3選
最高の装着感!名機X10の後継機X12
超小型・超軽量のロングセラーイヤホン、KlipschのX10。
中高音が明瞭なBA(バランスド・アーマチュア)型のイヤホンながら低音の量も素晴らしく、その形状から付けているのを忘れるほど付け心地抜群のイヤホンです。
そんなX10を正統進化させたのがX12。
断線しやすかったケーブルが強化されただけでなく、明瞭感と音場の広さもUP。
X10の時点ですでに1つの完成形なのですが、現在は生産中止で取扱がなく偽物もかなり出回っているので危険です。
(70周年記念で再リリースされたX10 Rev.1.2は作りがちゃっちいと不評)
中古でバカ高いお金を出して偽物かもしれないX10を買うよりX12を購入することをおすすめします。
シングルBAの完成形!遮音性抜群のER4
こちらも超ロングセラー品、Etymotic ResearchのER-4。
シングルBAの完成形と言われ、20年間も高遮音性・高音質イヤホンの頂点に君臨し続ける名機です。
原音再生力に優れ、1つ1つの音を丁寧に表現する圧倒的な高解像度。
今まで聞こえなかった音がこのER-4だと聞こえる、そんな体験が出来るイヤホンです。
遮音性も含めるとヘッドホンでは代用の効かない数少ない名品のうちの1つなので本当におすすめです。
ポータブル機用にチューニングされたER-4Pと通常のER-4Sの2種類ありますが、4Pは4S相当に変換するケーブルが付属で付いてきます。
(4Sのほうは付属無し)
なのでER-4Pのほうを購入することをおすすめします。
ノリの良さNo1!ロックやEDM用に最適なT20
日本人がもっとも好むドンシャリ系(低音と高音が強調された音)イヤホンのT20。
RHAのイヤホンは堅牢さが売りで、3年保証付きは地味にポイント高いです。
DualCoilダイナミックドライバーを採用することで低音・高音が響きながらもボーカルも全く埋もれずクリアに聞こえる絶妙なバランスを実現。
金属ハウジングが響く硬質な低音の迫力が特に魅力的で、ロックやEDMを聴くのに最適です。
チューニングフィルターにより低音重視から高音重視まで好きなアレンジが可能な万能機でもあります。
まとめ・結局どれを選べばいい?
最後に装着感や遮音性といった上記の特徴以外で決め手となりうるポイントをまとめてみます。
ボーカル重視(アニソンなど)
低音重視(HIPHOPなど)
ジャズなどのウォーム系
X12一択
3イヤホンともどんな音楽も良い音で鳴らしてくれる万能名機ですが、優劣をつけるとすればこんなところでしょうか。
音楽好きな方ならこの3つから選んで後悔することはまず無いと思います。
決して安いとはいえませんが、そこには別世界が待っています。
是非チャレンジしてみてください!