更新日:2023年3月6日
完全ワイヤレスイヤホンコレクターの猫居です。
今回はBoseとSONYのハイエンド完全ワイヤレスイヤホンを比較していきます。
どちらのメーカーもまだ旧ハイエンド製品が現役で売られているので、以下の4つについて評価をまとめていきます。
まず結論から言ってしまいますと、現状ではSONYとBoseどちらがおすすめかといいますとBose。
機種は最新のQuietComfort Earbuds 2が一番おすすめです。
評価表を御覧ください。
スワイプで表を横にスクロールできます
SONY WF-1000XM4 |
BOSE QuietComfort Earbuds 2 |
BOSE QuietComfort Earbuds |
SONY WF-1000XM3 |
|
音質(10) | 8.8 | 8.5 | 8 | 8.3 |
ノイズキャンセリング(10) | 9.5 | 10 | 9.5 | 7 |
装着感(10) | 7 | 9.5 | 6 | 6 |
機能性(10) | 10 | 5 | 5 | 8 |
価格 (Amazon調べ) |
28,000円前後 | 36,000円 | 約18,000円 | 約18,000円 |
おすすめ度 | ★★★ | ★★★ | ★ | - |
SONYのWFシリーズ、BOSEのQCEシリーズ共に現行ハイエンドの方がやはり評価はだいぶ高いです。
目次以降では以下について詳しく解説していきます。
- 現行ハイエンド同士の比較・違い
- 安くなっている旧ハイエンドは買う価値があるのか
- それぞれのイヤホンはどんな特徴を持っているのか
BoseとSONYの完全ワイヤレスイヤホン、どちらがおすすめ?
Bose QCEシリーズ・SONY WFシリーズ スペック比較表
SONY WF-1000XM4 |
SONY WF-1000XM3 |
Bose QCE 2 |
Bose QCE |
|
連続再生時間 | 8時間 24時間(ケース込) |
6時間 24時間(ケース込) |
6時間 24時間(ケース込) |
6時間 18時間(ケース込) |
コーデック | SBC・AAC・LDAC | SBC・AAC | SBC・AAC | SBC・AAC |
防水性能 | IPX4 | IPX4 | IPX4 | 防滴 |
ノイキャン | ○ | ○ | ○ | ○ |
外音取り込み | ○ | ○ | ○ | ○ |
専用アプリ | ○ | ○ | ○ | ○ |
ワイヤレス充電 | ○ | ✕ | ✕ | ○ |
こうして対応しているかどうかだけのスペック比較表としてみると
『旧ハイエンド製品も全然いけるじゃん!』
なんて思えてくるかもしれませんが、全くいけてません。
数字には現れにくい部分の差が大きいですし
(装着感やBluetooth接続の安定性)
同じノイキャン対応でもそのノイキャンの強度がまるで違ったりするからです。
(参考)
BOSEとSONYのハイエンドTWSはどちらがおすすめか
詳細な比較結果については下記記事をご覧いただくとして、ここでは簡単なまとめだけ紹介します。
どちらもTOPクラスの良いイヤホンですが
- 全TWS中最高のノイキャン
- 豊かなで迫力のある低音
- ハイエンドに相応しい装着感
QuietComfort Earbuds 2の極上体験が勝っているとしてBoseをおすすめ。
価格の面では2023年2月にWF-1000XM4が、3月にはQuietComfort Earbuds 2の値上げが発表されました。
これにより2021年発売とやや古いイヤホンであるWF-1000XM4がかなり高額になってしまい若干選びにくくなったかなぁと感じます。
WF-1000XM4の方が優れている点は高音域の明瞭感・ケースのコンパクトさ・便利機能の豊富さですね。
それぞれのイヤホンの特徴についても簡単にまとめます。
BOSE QuietComfort Earbuds 2の特徴・おすすめポイント
メリット | デメリット | |
BOSE QuietComfort Earbuds 2 |
最強のノイキャン 豊かで迫力のある低音 抜群の装着感 |
アプリが不出来 |
他のノイキャンイヤホンでは消せないノイズをBose QCE 2ではゴリゴリ削ってくれます。
大きな騒音下でもQCE 2なら静寂が訪れる。
かなりの感動体験です。
ノイズを消した状態で聴くBoseらしい豊かな低音も迫力満点。
耳に優しく添えるような軽くてフィット性に優れた装着感もハイエンドに相応しい出来です。
発売当初は36,000円でしたが2023年3月1日に値上げが発表。
定価39,600円となりました。
幸いAmazonでは発売当初の定価価格36,000円で販売されています。
アプリの反応が悪かったりすぐ落ちたりするのが玉に瑕。
SONY WF-1000XM4の特徴・おすすめポイント
メリット | デメリット | |
SONY WF-1000XM4 |
明瞭でキレのあるサウンド 強力なノイキャン 便利な独自機能多数 |
圧迫感強めな装着感 |
LDAC対応なのでワイヤレスでもハイレゾ相当の高音質で聴くことができます。
ソニーの独自技術『DSEE Extreme』で圧縮音源もハイレゾ相当にアップスケーリング。
そういった技術のおかげもあってか高音域の明瞭感はやはりSONYが一歩抜きん出ています。
ノイズキャンセリングもBose QCE 2には及ばないものの強力なもの。
独自の便利機能も豊富です。
一例
- イヤホンに指を当てると即座に外音取り込み機能に切り替わる
- 自分の状態(歩いている・走っている・止まっている等)を感知して、自動でノイキャン・外音取り込み機能を切り替えてくれる
- 指定した場所に入ると自動でノイキャン・外音取り込みが切り替わる
一番の問題点は耳栓をしているような圧迫感強めの装着感。
これを許容できるかどうかで評価が変わってきます。
旧ハイエンドTWS、WF-1000XM3とQuietComfort Earbudsは買う価値ある?
BOSE QuietComfort Earbudsはセールで15000円以下ならおすすめ
メリット | デメリット | |
BOSE QuietComfort Earbuds |
強力なノイキャン 低音の迫力 |
イヤホン・ケース共にでかすぎる 操作性に難あり アプリが不出来 |
他の現行TWSと競ってもまだまだ通用する強力ノイズキャンセリングが優秀です。
ノイキャンだけでいえばSONY WF-1000XM4より強力。
ハイエンド製品としてはあまりにもおそまつな操作性や装着感でしたが‥
(イヤホンから曲送り・曲戻しが出来ない、イヤホンが大きすぎて並程度の付け心地)
かなり値下がった今なら許容範囲かもしれません。
セールで15,000円以下なら強力なノイキャン目当てで買ってもいいかな、と個人的には思います。
SONY WF-1000XM3は今更買うのはおすすめできない
メリット | デメリット | |
SONY WF-1000XM3 |
明瞭なサウンド 便利な独自機能 |
微妙な装着感 微妙なノイキャン ケース・イヤホン共に大きい Bluetoothの安定性も現行TWSより劣る |
SONYらしい元気なサウンドと独自の便利機能が魅力。
ですが、今更買うのはおすすめできません。
2019年発売のイヤホンなので色々と現行イヤホンと比べて劣る部分が多いです。
Bose QCEと違ってノイキャンも今では7,000円も出せばWF-1000XM3以上のものが買えます。
そしてBluetooth接続の安定性も現行イヤホンよりかなり劣ります。
現行の他のミドルクラスTWSの方が明らかに優れていますのでそちらを探したほうが良いでしょう。
総評:現状では新旧ともにBoseの完全ワイヤレスイヤホンの方がおすすめ
SONYとBoseのハイエンド完全ワイヤレスイヤホンの比較についてまとめていきます。
- 現状ではBOSE QuietComfort Earbuds 2がもっともおすすめ
- SONY WF-1000XM4は便利機能や中音・高音を優先したいならアリ
- BOSE QuietComfort Earbudsは1,5000円以下ならノイキャン目当てで買う価値あり
- SONY WF-1000XM3は他のイヤホン方が優れているので買わないほうが良い
今回は以上です。
また次回のレビューでお会いしましょう。