Amazon:TaoTronics - SoundLiberty97
おかげさまでイヤホンレビュー歴5年目、猫居です。
今回レビューするのはTaoTronicsの新作完全ワイヤレスイヤホンSoundLiberty97です。
値段は定価で3999円と4000円を切る低価格TWS。
連続再生時間9時間にapt-X対応。
防水性能IPX8はお風呂やプールに浸水させても使える性能。
基本性能はこれ以上ないほど充実していてコストパフォーマンスの高そうなイヤホンです。
あとは音質や使い勝手に問題がなければかなりオススメのイヤホンとなりそうですが、実際のところどうなのかチェックしていきましょう。
開封
外箱はシンプルないつものTaoTronicsデザイン。
清潔感ありますしこういうところに無駄なコストをかけないのは良いですね。
イヤホンケース、USBはType-Cを採用。
つや消しがきいていてとても質感の良い仕上がりです。
コンパクトで持ち運びもしやすく非常に良いものだと思います。
イヤホンもケース同様に低価格とは思えない質感の良さ。
物理ボタンではなくタッチセンサー式です。
- 1タップ→音量上限
- 2タップ→再生・停止
- 3タップ→曲送り・戻し
付属品。
説明書は日本語役がついているだけのものと違い、きちんとした内容になっています。
音質評価
TaoTronicsの完全ワイヤレスイヤホンといえば大ヒット作のSoundLiberty53を思い浮かべる方も多いかと思います。
【TaoTronics SoundLiberty53レビュー】5000円以下で定番人気のTWS!その実力をチェックします
SoundLiberty53は低音爆盛りのイヤホンでしたがSoundLiberty97は比較的バランスの取れたドンシャリイヤホンとなっています。
音場は狭い印象。
全体的な雰囲気は明瞭感のある元気の良いサウンドに仕上がっています。
ただ低音のよく出る曲では若干ウォーム気味なのかな。
低音は53と比べれば落ち着いているとはいえ充分な量感があり、キレは重視されていないやや緩めな印象の低音なのでそのように感じるのだと思います。
高音は結構アクセントがきいていてその分低・高に挟まれる形で中域は凹みますね。
ただボーカル域はかなりくっきり強調されているので歌ものはかなり聴きやすいです。
ドンシャリでボーカル強調‥楽しく聴くためのポイントをしっかり抑えてある印象ですね。
SoundLiberty53を含むこの価格帯の振り切ったような爆盛低音イヤホンと比べてかなり均整の取れた音を出す、誰にでもオススメしやすい音と言えるでしょう。
装着感や使い勝手について
イヤホン装着感は標準的。
防水性能がIPX8と非常に高いのでスポーツでもガンガン使っていきたいところですが、激しい運動に適したフィット感まではないと感じます。
ちょっとした運動や特にお風呂での使用には最適ですね。
タッチセンサーの感度はまぁまぁといったところ。
タップの回数は正確にカウントしますが一瞬遅れて操作を受け付けるようなイメージです。
(2タップして一瞬間をおいて再生が始まるといった感じ)
Bluetoothの接続は非常に安定して使えます。
またケースがコンパクトかつ薄型なのも好印象。
イヤホン・ケースともに質感良く、安物感はまったくないので日常使いでとても活躍すると思います。
注意点
コーデックAACには対応していない点
SoundLiberty97はSBCとapt-Xには対応しているもののAACには対応していないようです。
Androidではapt-Xで接続できれば万々歳なので問題ありませんが、iPhoneを使用している方はSBCで接続することになるのでその点に注意が必要です。
総評
今回のTaoTronicsの新作SoundLiberty97は次なる大ヒット作・定番商品となり得る意欲作と感じました。
- コンパクトなケースとビルドクオリティの高さ
- 誰にでも聴きやすい音の整え方
- 高い防水性能・連続再生時間
そしてなんといっても3000円台で買える圧倒的な安さですね。
SoundLiberty53が5000円切りで実用的に使えるTWSとして大ヒットしたように今度はSoundLiberty97が4000円切りでより実用的に使えるTWSとして話題となりそうです。