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TWSコレクターによるイヤホンレビューブログ

【TaoTronics SoundLiberty Pro P10 レビュー】3000円台で買えるノイズキャンセリングTWS

Author:猫居こうた

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TaoTronics SoundLiberty Pro P10 Review

  • 格安でノイキャン・着脱検知機能搭載
  • 3000円台にしては高見えするビルドクオリティ
  • 高音域の暗さが気になる
  • 通話には向かないマイク性能
総合評価
 
7/10

TWSコレクターの猫居です。

今回レビューするのはTaoTronicsの完全ワイヤレスイヤホン、SoundLiberty Pro P10。

すっかりレビューするのを忘れていた1年半くらい前‥?のイヤホンです 笑

発売当初8,000円弱だったと思うのですが、今では楽天で約3,500円程。

(Amazonは締め出されたので正規店の出品は無くなっています)

ハイブリッドノイズキャンセリング機能搭載の完全ワイヤレスとしては激安に分類される価格かと思います。

少し前にレビューの手直しをしたACEFASTのT2というTWSが同程度の性能で約2,300円。

今回はSoundLiberty Pro P10とT2、激安ノイキャンイヤホンを比較しながらレビューしてみようと思います。

TaoTronics SoundLiberty Pro P10の外観チェック

イヤホン本体

gif動画で雰囲気をチェック

イヤホンケース

付属品

付属品リスト

  • イヤーピース
  • 充電用ケーブル
  • 説明書類

TaoTronics SoundLiberty Pro P10のスペックと測定結果

SoundLiberty Pro P10とT2スペック比較表

  SoundLiberty Pro P10 T2
価格 3,580円 2,380円
連続再生時間 9時間
33時間(ケース込)
7時間
35時間(ケース込)
コーデック SBC
AAC
SBC
AAC
防水性能 IPX7 IPX5
ノイキャン
外音取り込み
専用アプリ
低遅延モード
その他の機能 風切り音低減機能
着脱検知機能
-

性能の差はほぼありません。

値段の差を埋められるだけの音質・機能面の違いがあるのかどうかが焦点となります。

重さ・サイズ実測値

ケースサイズ 縦:48.8mm
横:63.0mm
高さ:25.2mm
重さ イヤホン:5.0g
ケース:34.7g

ケースはそこそこコンパクトで軽量です。

イヤホンは標準サイズといった感じかなと。

遅延測定結果

  • SBC=280ms

100ms=0.1秒です。
この測定環境ではスピーカー出力時52msの遅延を観測します。
結果から-52msした数値をワイヤレスイヤホン由来の遅延と考えます。

280-52=228ms。

約0.228秒の遅延です。

最近のTWSでは流行り機能とも言える低遅延モードはありません。

なのでゲームをするには厳しい遅延といえます。

Youtubeなどアプリ側である程度リップシンクしてくれるものは動画視聴も問題ないでしょう。

交換イヤーピース対応表

SONY
ハイブリッドイヤーピース(M)
AZLA
SednaEarfit Crystal(M)
SONY
トリプルコンフォートイヤーピース(M)
final
TYPE E(M)
COMPLY
TG-200 トゥルーグリップ(M)
Spinfit
CP360(M)
NUARL
Magic Ear+(M)
   

(自分がよく使うTWSイヤーピース+SONYのイヤピ2種との対応表です)

トリプルコンフォートイヤーピースはやや緩めだったので△としました。

TaoTronics SoundLiberty Pro P10の詳細レビュー

音質評価

意外ですがT2の方がSoundLiberty Pro P10より音は良いと感じました。

どちらも低音重視のサウンドなのですが、中音から高音にかけての分離感・明瞭感がT2の方が上。

TaoTronicsの人気TWS『SoundLiberty97』と比べても高音域の暗さは結構気になります。

SoundLiberty97はボーカルの聴きやすいハキハキしたサウンドでしたが、SoundLiberty Pro P10はやや重たい雰囲気が強いです。

ただ、SoundLiberty Pro P10もノイキャン付きで3,000円台という値段を考えたらまぁそう悪くはないのかなと。

高音域の暗さこそ気になりますが、低音・中音は厚みが結構あります。

音質にこだわりのある人でなければ、広がりのある低音で音楽を楽しめるかと思います。

ノイズキャンセリングの比較

ハイブリッドノイズキャンセリング機能を搭載。

-35dbの消音力を謳っています。

同じ-35dbのT2と使い比べてみましたが、ほぼ同等の効き目でした。

公称値通りの効果がありそうです。

ただ、-35dbというのはハイブリッドノイズキャンセリングとしては最低限の効き目。

ある程度のノイズまでは効果的に消すことができますが、大きなノイズにはあまり効果はありません。

過度な期待をしなければちょっとした騒音を消すのには十分使えるでしょう。

(参考:ANCイヤホンのおすすめがわかるノイキャン強度ランキング)

外音取り込み機能の評価

かなり自然な外音取り込み音です。

若干ホワイトノイズが入りますが、イヤホンをしていない時の聞こえ方に近いのでずっとONにしていてもほとんど違和感なく使えます。

装着感の違い

軽くて安定感のある付け心地。

ノーマルな付け心地のT2よりやや上質な装着感と言えます。

長時間の着用でも耳が痛くなりにくいです。

マイク性能・通話性能の評価

非常に声が遠いです。

かなり意識してハキハキと喋らないと相手に聞こえない感じ。

あまり通話に向いているとはいえないかもしれません。

操作方法と使い勝手について

操作性の差

操作性はSoundLiberty Pro P10の方が良いです。

着脱検知機能により、イヤホンを外すと音楽の再生が停止。

イヤホンを付け直すと音楽再生が再開されます。

どちらのイヤホンも音量調節はデバイス側からしか出来ません。

T2はタッチセンサーがスティック下側についているんですよね。

これが押しにくいという欠点があります。

SoundLiberty Pro P10操作方法一覧
  L側 R側
1クリック - -
2クリック 外音取り込み 再生/停止
3クリック 曲戻し 曲送り
長押し(2s) モード切替
・ノイキャン
・風切り音低減
・ノーマル
音声アシスタント

ビルドクオリティの差

SoundLiberty Pro P10は元々が8,000円弱のイヤホンなだけにビルドクオリティはT2よりだいぶ良いです。

特にイヤホンは3,000円くらいには見えないのではないでしょうか。

T2との値段差以上に高見えします。

イヤホンケースの比較

イヤホンの比較

総合評価

メイン機能評価

音質
 
6/10
ノイキャン
 
6/10
外音取り込み
 
8.5/10
装着感
 
8/10

使い勝手評価

操作性 S・A・B・C・D
携帯性

S・A・B・C・D

便利機能 S・A・B・C・D
通話品質 S・A・B・C・D

格安ノイキャンTWS、TaoTronics SoundLiberty Pro P10とACEFAST T2を比較してみました。

意外にも安価なT2の方が音質が良く、ノイキャンも同等という結果に。

性能的なコストパフォーマンスを重視するならT2の方が良いでしょう。

一方で操作性やビルドクオリティはSoundLiberty Pro P10の方が良いです。

元々が8,000円ほどするイヤホンなだけに安っぽくは見えないので見栄えも考慮してこちらを選ぶのもアリだと思います。

ただ通話にはあまり向かないマイク性能なので通話にも使いたい場合はやはりT2ですね。

今回は以上です。

また次回のレビューでお会いしましょう。