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SONYの完全ワイヤレスイヤホン比較表:製品特徴とオススメについて

Author:猫居こうた

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SONY製完全ワイヤレスイヤホン、特徴とおすすめについて

更新日:2023年5月12日 新製品情報を追加

完全ワイヤレスイヤホンコレクターの猫居です。

この記事ではSONY製完全ワイヤレスイヤホンの特徴とオススメについて実際に手に取って感じた印象をお伝えしていきます。

言わずとしれた日本のオーディオメーカー、SONY。

SONYが完全ワイヤレスイヤホンのハイエンドモデルを出すたびに業界の製品基準が上がってきたといっても過言ではないほどTWS業界を引っ張ってきた存在です。

しかし全てのイヤホンがオススメというわけではありません。

狙い目のラインはどこにあるのかチェックしていきましょう。

SONYの完全ワイヤレスイヤホン比較表:現行ラインナップと試聴メモ

スワイプで表を横にスクロールできます

製品名/発売日 価格 特徴/試聴メモ ノイキャン 外音取り込み 専用アプリ マルチポイント コーデック
WF-C700N
(2023/4/21)
16,000円 ノイキャン廉価モデル
エントリーモデルWF-C500にノイキャンをつけたもの。
ノイキャン性能はいまいちであまりコスパは良くない。
詳細レビュー
SBC
AAC
LinkBuds S
(2022/6/3)
20,500円 “ながら聴き”モデル
SONY版AirPods Pro。
ながら聴きも集中リスニングも可。
試聴レビュー
SBC
AAC
LDAC
LinkBuds
(2022/2/25)
20,636円 “ながら聴き”モデル
ながら聴きが心地よい。
低音は出ない。
総合的にLinkBuds Sの方が良い。
- - SBC
AAC
WF-C500
(2021/10/8)
7,936円

エントリーモデル
ボーカル良し。
イコライザーが優秀。
詳細レビュー

- - - SBC
AAC
WF-1000XM4
(2021/6/25)
27,000円 ハイエンドモデル
非常におすすめ。
高音質・強力ノイキャン。
詳細レビュー
SBC
AAC
LDAC
WF-SP800N
(2020/6/27)
16,140円 スポーツ向けモデル
(防水防塵)
ノイキャン微妙。
音質的にも解像度がイマイチ。
- SBC
AAC
WF-XB700
(2020/6/6)
12,882円 ExtraBassシリーズ
(重低音)
廉価なWF-C500で充分と感じる。
(アプリでBassを持ち上げれば
充分な低音が出る)
- - - - SBC
AAC
WF-1000XM3
(2019/7/13)
18,500円 旧ハイエンドモデル
今ではもっと安くいいTWSがある。
おすすめしない理由詳細
- SBC
AAC

(価格は2023/05/12時点のAmazon販売価格を参考)

過去作のレビュー一覧

SONYのノイズキャンセリングイヤホン性能比較表

SONYの完全ワイヤレスイヤホンの特徴とおすすめについて

音質・ノイキャン共にWF-1000XM4がずば抜けています。

Linkbuds SはWF-1000XM4と同じプロセッサー『V1』を使用。

しかしノイズキャンセリングの強さはWF-1000XM3と同等と開発から名言されています。

音質の聴き比べでも明らかにWF-1000XM4の方が良い音でした。

(WF-1000XM4とLinkBuds Sの試聴比較記事はコチラ)

Linkbuds Sの長所はイヤホンをしていないかのように外音を取り込みつつ音楽が聴ける“ながら聴き”ノイキャンを使った集中リスニング

この2つが両立できるところですね。

WF-SP800Nは表を見ての通り、スポーツ用にしても今買うのはかなり微妙です。

特にノイキャンは最近の基準からはかなり遠いかと思います。

SONY製完全ワイヤレスイヤホンの特徴

音質

SONYらしい明瞭感のある元気サウンドが製品共通の特徴。

(エントリーモデルのWF-C500やWF-C700Nはボーカルに強調感のあるややフラットよりなサウンドですが、イコライザーで調整可能)

一般受けしやすく、どのイヤホンでも一定水準以上の音質が望めます。

ノイズキャンセリング

SONYといえばノイズキャンセリングというイメージが強いかもしれません。

実際、業界最高クラスのノイズキャンセリング能力を誇るWF-1000XM4は魅力的です。

しかしWF-1000XM4以外は実は同価格帯の他社製品より弱めということには注意が必要です。

使い勝手

WF-1000XM3以降のモデルは完成度がぐんと上がっています。

操作レスポンスや装着感はよく考慮されていて使い勝手は間違いないです。

アプリ対応モデルでは高機能イコライザーなど快適に使える機能が充実しています。

価格帯別のおすすめ度

ハイエンドライン

◎とてもおすすめ

SONYがもっとも注力しているライン。

高音質+強力ノイズキャンセリングで業界を牽引するWF-1000XM4。

軽い装着感と“ながら聴き”・集中リスニングの両立が魅力のLinkBuds S。

この2つが今のSONYの主力製品です。

どちらもハイレゾで聴けるコーデックLDACに対応。

圧縮音源をハイレゾ相当にアップスケーリングする『DSEE Extreme』機能も搭載しているため幅広い音源を高音質化できます。

ハイレゾを生かした奥行きのあるサウンドと他社製品にはない便利機能の数々は非常に魅力的といえます。

ミドルモデル

△微妙

ノイキャンエントリーモデルのWF-C700Nが現行ライン。

旧製品に当たるWF-1000XM3やExtraBassシリーズ WF-XB700・スポーツモデル WF-SP800Nもまだ販売店では売られています。

現行ラインのWF-C700Nはノイキャンかなり弱めで音質的にもさほど抜けているとは言えません。

他の旧製品は発売日もやや古く、機能的にも他社製品にかなり見劣りします。

この価格帯は同じ元気系サウンドならJBLの方がおすすめ。

ノイキャンやマルチポイントなど全部入りで非常に優秀なLIVE FREE 2があります。

エントリーモデル

○おすすめ

エントリーモデルWF-C500はノイキャンなどの機能が無いことを考えると機能面でのコストパフォーマンスは良くありません。

ただ、音質の良さは1万円以下の価格帯で上位に入ります。

優秀なイコライザー機能があるのも他社にはない魅力。

何種類ものイヤホンを使い分けるように音を変化させられるのである意味では非常にコストパフォーマンスがいいといえます。

音質重視で確かな使い勝手を求めるならアリです。

SONYの完全ワイヤレスイヤホン、一番のおすすめはコレ

やはりハイエンドモデルのWF-1000XM4がもっともオススメです。

数ある完全ワイヤレスイヤホンの中でも非常に完成度の高いを誇ります。

業界トップクラスの音質・ノイキャン・使い勝手。

それでいて発売から1年以上経って値段がこなれてきているため、他社ハイエンド製品よりかなり安く購入できるのが大きなアドバンテージとなっています。

WF-1000XM4の詳細レビュー

コストパフォーマンスを重視する場合はノイキャン不要であればエントリーモデルWF-C500も良い選択肢となるでしょう。

コスパ重視でノイキャンも欲しいという場合は下手にSONYのミドルモデルから選ぶよりは他社製品の方が満足度高いです。

ノイズキャンセリングイヤホンの強度比較表