追記:2023年12月現在、終売しているようです
こんにちは、猫居です。
今回レビューするのはOneOdioのサブブランド、SuperEQからリリースされたS1です。
ノイズキャンセリング&ヒアスルー搭載で定価5999円のBluetoothヘッドホン。
高機能・高コスパを目指したヘッドホンですね。
SuperEQは若者向けのクールなデザインを特徴とするようです。
OneOdioがコスパの良いヘッドホンを出すことで人気のブランドなのでこちらにも期待がかかります。
以前このブログでレビューしたOneOdio A9はアンダー1万ノイキャンヘッドホンでかなりの人気機種でしたので、A9と比較しながら音質やノイキャンの効き目について紹介していきます。
*本レビューはメーカー様よりサンプルをご提供いただいております。執筆料などはいただいておらず、自由にレビューさせていただくことを条件にお引き受けしています。
SuperEQ S1の詳細レビュー
外観・付属品チェック
ポップなデザインが目を引く外箱。
ヘッドホン収納用ケース。
その他の同梱物。
説明書は日本語ありです。
ヘッドホン本体。
非常にビルドクオリティが高く細部まで安っぽさを感じません。
コンパクトに折りたたむことも可能。
もちろん有線接続もできます。
有線時とBluetooth接続時の音質の違いについては後述します。
装着感について
側圧はやや強め。
軽めの装着感だったA9に比べてS1はしっかりとした密着度のある装着感です。
アンダー6000円くらいですとプラ感全開で軽い代わりに雑に扱ったらすぐ壊れてしまいそうな危うさを感じるものがほとんどですが、S1は安っぽさのないガッチリしたヘッドホンなので重さもそれなりにあります。
なので長時間の装着はやや疲労を伴いますね。
しかし密着度のある装着感のおかげでノイキャンの効果の面ではA9を上回る結果を得られました。
詳しくは後述します。
ノイズキャンセリングの効き目
A9と同等の33dBのノイズ低減効果があるとスペック表記されています。
低音のカット率は非常に優秀で大きめな騒音もわずかに聞こえる程度まで低減してくれます。
中高音のノイズカットはマイルドな効き目ですがこの辺は高級機でないかぎりなかなかものすごい効果は期待しにくいので廉価なS1では充分な効き目可と思います。
実際にA9とS1を比べてみると低音のカットはS1のほうが効いているように感じますね。
ノイキャンをオフにして騒音を比べてみるとわかるのですが、S1のほうがヘッドホンの耳への密着度が高いのでパッシブノイズキャンセリングがより効いているのです。
なのでアクティブノイズキャンセリングが同じ効果でもS1のほうが総合的なノイズカットを実感できるわけです。
外音取り込み機能の効果
A9にはなかった新機能。
ヘッドホンをした状態で外の音を聞くと密着度も高いことからこもったような聞こえ方になりますが、外音取り込み機能をONにするとそれがスッと消えてなくなります。
ヘッドホンを外したときに近い聞こえ方ですね。
過度に強調したような音にならず自然な聞こえ方なのがグッド。
音質評価
有線接続時とワイヤレス接続時でかなり音に違いがあります。
Bluetooth接続時はウォームで低音の迫力をずっしりと感じる重みのある音。
全体的に低域の重みにひっぱられている印象もあり解像度はそれほど高くないです。
逆に有線接続にするとその重みがカラッと晴れます。
中高域の解像度があがり、スッキリした音の鳴り。
逆に低域は軽くなって迫力はそれほどないです。
低音重視か中高音重視か、好みや曲によって使い分けると良いでしょう。
A9はS1の有線・無線それぞれのイイトコ取りをしたような音。
定価が1万円弱だったA9とは値段差もあるのでさすがに音質に関してはこちらのほうが上のようです。
総評
A9の2/3の定価と非常にコスパの良い価格設定ながら、 連続再生時間<ANC+BT時>40時間(A9は15時間)・外音取り込み機能追加と機能的進化を遂げたS1。
ヘッドホン個体のビルドクオリティも高く、安っぽさは全く感じません。
デザインも若者を意識しているだけあって中々良い仕上がりです。
側圧の強いヘッドホンが苦手な人は要注意ですが、そのコストパフォーマンスの良さは人気だったA9以上といえるでしょう。