- ポップでユニークなデザイン
- 中々強力なノイズキャンセリング
- ノイキャン時のホワイトノイズ
- 低音が不足気味
総合評価 |
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6.5/10 |
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TWSコレクターの猫居です。
今回レビューするのはSuperEQの完全ワイヤレスイヤホンQ2Pro。
定価は6999円。
SuperEQはOneOdioのサブブランドで若者向けなポップなデザインとコストパフォーマンスの良さを売りにしたブランドです。
これまでOneOdioおよびSuperEQのオーディオレビューはノイズキャンセリングヘッドホンしかしたことなかったのですが、今回初めてのTWSとなります。
簡単に特徴から紹介します。
若者を意識したデザインの良さとノイキャン性能についてはSuperEQらしさが出ていて良いです。
一方、低音はあまり出ません。
意識的にボーカルの邪魔しないチューニングにしているのかもしれません。
すっきりとボーカルを聴きたい人には聴きやすい音だと思います。
ですが、若者が好む音はどちらかといえば重低音寄りな音なはずなのでそこらへんは好みのわかれるところかもですね。
詳細な評価については下記から各項目をご覧ください。
SuperEQ Q2Proの外観チェック
外箱・付属品
付属品リスト
- 説明書
- イヤーピース
- 充電用USB Type-Cケーブル
イヤホン&イヤホンケース
コンパクトなイヤホンケース。
厚さが無いのでポケットにもすんなり入ります。
ヒンジ部がちょっとおもちゃっぽくチープな質感ではあります。
レトロ感漂うポップなデザインが目を引くイヤホン。
SuperEQ Q2Proのスペック・測定データ
スペック表
SuperEQ Q2Pro | |
価格 | 6,990円 (定価) |
連続再生時間 | 11時間 30時間(ケース込) |
コーデック | SBC・AAC |
防水性能 | IPX5 |
ノイキャン | ○ |
マルチポイント | ✕ |
専用アプリ | ✕ |
低遅延モード | ✕ |
操作方法一覧
L側 | R側 | |
1クリック | 再生/停止 | 再生/停止 |
2クリック | 曲戻し | 曲送り |
長押し(2秒) | モード切替 ・ANC ・外音取込 ・ノーマル |
モード切替 ・ANC ・外音取込 ・ノーマル |
重さ・サイズの実測値
ケースサイズ | 縦:28.8mm 横:64.6mm 高さ:41.9mm |
重さ | イヤホン:5.6g ケース:36.6g |
イヤホンは若干大きめのサイズです。
イヤホンケースは軽量でコンパクトなんですが、その分質感もそれなりといった感じ。
遅延測定結果
100ms=0.1秒です。
この測定環境ではスピーカー出力時52msの遅延を観測します。
結果から-52msした数値をワイヤレスイヤホン由来の遅延と考えます。
- SBC=477ms
477-52=425ms。
約0.425秒の遅延です。
かなり大きな遅延があり、ゲームなどをするのは厳しいかなと。
Youtubeなどアプリ側で遅延補正してくれるものに関しては大丈夫です。
SuperEQ Q2Proの詳細レビュー
音質評価
ボーカルが映えるかまぼこ型なサウンド。
解像度はお値段なり。
音場感も標準的といったところです。
中域に量感が結構あり、ボーカルはかなり聴きやすいです。
一方で低音は控えめでやや暗い印象。
特に重低音はあまり出ません。
この価格帯の完全ワイヤレスイヤホンは低音ゴリ押しサウンドがほとんどなのでQ2Proのようなスッキリサウンドもあったほうが選択肢が増えて個人的には歓迎です。
ノイズキャンセリング評価
この価格帯のノイキャンイヤホンとしてはかなりの効果でした。
同価格帯の他社ノイキャンイヤホンと比べてみましたが、明らかにQ2Proのほうが効いています。
Q2Proの公称は-35dbのノイズ低減効果を謳っていますが、他社公称-38db低減を謳うものよりも効いていると感じました。
低音ノイズは相当効果的に低減してくれて、中高音ノイズにはそれなりの効き目といった感じです。
効き目が強い分、無音時のホワイトノイズが若干あります。
音楽など流していれば気にならない程度です。
<参考>
⇒ノイキャン完全ワイヤレスイヤホンのおすすめと最強がわかる比較表
外音取り込み機能評価
イヤホンをしていないときの音を10としたら11~12くらいの音量で外音が聞こえます。
マイクで音を取り込んでる感はありますが、それほど違和感はありません。
よく外音が聞こえるので使いやすいと思います。
装着感・使い勝手評価
フィット感は標準的。
イヤホン自体はかなり軽めなので耳への負担は少ないです。
タッチ操作も問題なし。
ケースもコンパクトで使いやすいと思います。
ただ1つ、音量の調節はイヤホン側からは出来ずスマホなどで操作する必要があります。
それ以外はよくまとまっていて全体的な使い勝手は悪くないでしょう。
マイク性能・通話品質について
マイク性能は値段の割にかなり優秀といえそうです。
クリアな声ではっきりと相手に聞こえます。
周囲のノイズも低減してくれるので通話しやすいです。
総評
メイン機能評価
音質 |
|
6/10 |
---|---|---|
ノイキャン |
|
7.5/10 |
外音取り込み |
|
8/10 |
装着感 |
|
6.5/10 |
使い勝手評価
操作性 | S・A・B・C・D |
---|---|
携帯性 |
S・A・B・C・D |
便利機能 | S・A・B・C・D |
通話品質 | S・A・B・C・D |
そこそこまとまった性能と言えるTWS。
ただ、ビルドクオリティはそれなりであり(ヒンジ部に至ってはチープといえる)、ノイズキャンセリング時にホワイトノイズがあるなど細かい点で不満がないわけではありません。
そこを許容できるのであればデザイン的に面白さのあるイヤホンなのでアリかなといった感じです。
今回は以上となります。
また次回のレビューでお会いしましょう。