完全ワイヤレスイヤホンコレクターの猫居です。
今回は最近の流行り機能であるマルチポイントに対応したTWSの中からおすすめのものをピックアップ。
2台のデバイスに同時接続できる便利さから特にビジネスパーソンの需要が高い機能ですね。
PCとスマホに同時接続して片方は電話の待ち受けにしたりと使い方は様々ですが本当に便利な機能です。
そんな中でも実際に使って特にこれは良い!と思ったもののみを厳選して紹介していきます。
マルチポイント対応完全ワイヤレスイヤホンを選ぶ際の注意点
マルチポイントとマルチペアリングは別物
『マルチポイント』とは2台のデバイスと同時に接続できる機能です。
これと似た名前で『マルチペアリング』というややこしい機能があります。
マルチペアリングとは複数のペアリング情報を記録できる機能。
ペアリング情報を記録した機器とは再度ペアリングし直さなくてもすぐに接続できるというわけです。
ただ2台同時接続はできないので間違えないように注意が必要です。
LDACとマルチポイントに対応しているイヤホンは音切れに注意
ワイヤレスでもハイレゾ相当で聴くことのできるコーデック『LDAC』。
そして2台同時接続可能な『マルチポイント』。
どちらも優れた機能ですが、両方ともBluetooth接続が不安定になりやすいという特徴があります。
片方だけなら気にするほどではない事が多いでしょう。
しかしLDACで接続してマルチポイントで繋いでしまうとダブルパンチとなってしまい、接続が不安定になりがちです。
そういったこともあってか、AnkerのマルチポイントTWSなどはマルチポイントで繋ぐと自動でLDACがOFFになるようになっています。
もし接続していてBluetooth接続が不安定だなと感じたら『開発者向けオプション』からコーデックをSBCに変更してあげると良いでしょう。
おすすめのマルチポイント対応完全ワイヤレスイヤホン7選
マルチポイント+安さ・コスパ
Air S |
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スペック |
価格 連続再生時間 コーデック 防水性能 |
主な機能 | マルチポイント・ノイズキャンセリング・外音取り込み機能・低遅延モード・イコライザー |
メリット |
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デメリット |
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EarFun Air S
マルチポイント対応完全ワイヤレスイヤホンをなるべく安く買いたいという方におすすめです。
マルチポイント対応TWSの中でも最安の部類。
ただ安いだけでなくメリハリの効いた明瞭サウンドでリスニングもノリ良く楽しめます。
また、ノイズキャンセリング機能・外音取り込み機能・専用アプリに低遅延モードなど‥
欲しい機能はすべて揃っているので完全ワイヤレスの便利さを体験してみたい方にもうってつけ。
コスパお化けです。
ただノイズキャンセリングはそれほど強力ではないので過度な期待は禁物。
マルチポイント+1万円以下性能No1
Enco Free 2 |
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スペック |
価格 連続再生時間 コーデック 防水性能 |
主な機能 | マルチポイント・ノイズキャンセリング・外音取り込み機能・低遅延モード・イコライザー |
メリット |
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デメリット |
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OPPO Enco Free 2
個人的に今一番イチオシの完全ワイヤレスイヤホンです。
元々は約14,000円のイヤホンでしたが、2021年発売のものなのでかなり割安で購入できます。
やや古いとはいっても性能はアップデートでマルチポイントに対応したことで2023年現在のTWSと較べても遜色なし。
さらに高級スピーカーのDYNAUDIOと共同で音作りしたというサウンドは1万円以下では最高クラスの音質です。
ノイズキャンセリングも価格帯TOPクラスに強力。
操作性も非常に良く、スマホで有名なメーカーだけあって通話性能もクリア。
言うことなしのおすすめTWSです。
マルチポイント+重低音
ATH-CKS30TW |
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スペック |
価格 連続再生時間 コーデック 防水性能 |
主な機能 | マルチポイント・外音取り込み機能・低遅延モード・プリセットイコライザー |
メリット |
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デメリット |
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audio-technica ATH-CKS30TW
大手のオーディオメーカーでマルチポイントに対応したTWSとしては最安の部類に入ります。
重低音のSOLID BASSシリーズのイヤホンです。
個人的にATH-CKS30TWのすごく気に入っているポイントは優秀なプリセットイコライザーと使い勝手の良さ。
イヤホンは軽いつけ心地なのにフィット感もしっかりとした抜群の装着感。
ケースも持ち運ぶのに便利なコンパクトサイズです。
そして専用アプリに用意されたプリセットイコライザー、これが非常に優秀。
得意の重低音はもちろんのこと、フラットにしたりノリ重視のドンシャリにしたりボーカル重視にしたりと‥
まるで複数のイヤホンを使い分けるかのように見事なチューニングがなされたプリセットが5つ用意されています。
ノイズキャンセリングこそありませんが、1粒で6度美味しいという意味ではコストパフォーマンスも抜群。
ストレスなく快適に使えて非常におすすめです。
【audio-technica ATH-CKS30TWの詳細レビュー】
マルチポイント+空間オーディオ
Soundcore Liberty 4 |
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スペック |
価格 連続再生時間 コーデック 防水性能 |
主な機能 | マルチポイント・ノイズキャンセリング・外音取り込み機能・ハイレゾ・空間オーディオ・イコライザー |
メリット |
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デメリット |
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Anker Soundcore Liberty 4
1万円台にして全TWSの中でも最高クラスの機能性を誇るイヤホン。
ハイレゾ再生可能なLDAC対応で強力なノイズキャンセリング機能も搭載。
さらに
- ヘッドトラッキングを利用した空間オーディオ機能
- 心拍モニタリングなどのワークアウト機能
と他にはない無いような機能まで積んでいます。
空間オーディオ機能は音源が目の前に固定され、後ろを向くと後ろから音が聞こえてくるので音像が目に浮かぶようにはっきりとわかります。
音質的には迫力のある低音とキラキラとした高音が特徴。
高音はちょっと刺激強めなので気になる場合はイコライザーで好みの位置まで抑えてやるといいです。
ガジェット的な面白さもあり、機能性はNo1といえる出来。
非常にコストパフォーマンスの高い完全ワイヤレスイヤホンです。
【Anker Soundcore Liberty 4の詳細レビュー】
マルチポイント+強力ノイキャン
WF-1000XM4 |
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スペック |
価格 連続再生時間 コーデック 防水性能 |
主な機能 | マルチポイント・ノイズキャンセリング・外音取り込み機能・ハイレゾ・イコライザー |
メリット |
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デメリット |
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SONY WF-1000XM4
2023/02/28のアップデートでマルチポイントに対応したSONYのハイエンドTWS。
マルチポイント対応イヤホンの中でもっとも強力なノイズキャンセリング機能を有しています。
(一番ノイズキャンセリングが強力なBOSE QCE2はマルチポイント未対応なので)
音質はSONYの高級機らしく癖の少ない弱ドンシャリ。
音の厚みをしっかり感じることができます。
また、使い勝手の面でも優秀です。
- 指定の場所を登録することで自動でノイキャン・外音取り込みを切り替えられる機能
(例えば最寄りのコンビニや普段使う駅など) - イヤホンに指を触れるだけで外音取り込み機能に切り替わる機能
等など。
ノイズキャンセリング機能と外音取り込み機能が生活に馴染む便利機能が満載。
音質的にも非ハイレゾ音源をアップスケーリングしてハイレゾ相当の音にできるなど、SONYならではの便利機能が充実しています。
ただ音が良い・ノイキャンが凄いというだけではない良質な完全ワイヤレスイヤホンです。
ただ、耳栓のような圧迫感強めの装着感なので耳栓が苦手な方は注意が必要です。
マルチポイント+超クリアな音声通話
ATH-TWX9 |
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スペック |
価格 連続再生時間 コーデック 防水性能 |
主な機能 |
マルチポイント・ノイズキャンセリング・外音取り込み機能・ハイレゾ・イコライザー・低遅延モード |
メリット |
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デメリット |
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audio-technica ATH-TWX9
通話に重きを置く・ビジネスでも使いたい。
そんな理由でマルチポイントがほしい方にはオーテクのハイエンドTWS、ATH-TWX9が一番のおすすめ。
aptX Voiceに対応しているため通常のBluetoothヘッドセットに比べて非常にクリアな音声通話が可能です。
また、装着感もとても軽いつけ心地なので長時間運用するのに向いています。
ミュートボタンがイヤホンについているなど完全に通話・ビジネスを意識した造り。
もちろん音質面もオーテクらしい高音質サウンドでTWSの中でもトップクラスに優秀です。
洗練された大人向けの完全ワイヤレスイヤホンとしておすすめです。
【audio-technica ATH-TXW9の詳細レビュー】
マルチポイント+総合力No1
MOMENTUM True Wireless 3 |
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スペック |
価格 連続再生時間 コーデック 防水性能 |
主な機能 | マルチポイント・ノイズキャンセリング・外音取り込み機能・ハイレゾ・イコライザー |
メリット |
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デメリット |
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ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 3
ドイツの老舗オーディオメーカーゼンハイザーのハイエンド完全ワイヤレスイヤホン。
個人的には2022年最高のTWSであり、現時点でも最高評価のイヤホンです。
リリース当初はマルチポイントに対応していませんでしたが、アップデートで対応となりました。
同社有線イヤホンIE 600と同様のアコースティックバックボリューム機構を搭載するなどガチの高音質構成。
(IE600はAmazonで現在9万円ほどする高級イヤホン)
ノイズキャンセリングもTOPクラスに強力でその上装着感も極上。
高音質イヤホンが弱い傾向にある機能性もしっかりしていて弱点がありません。
全方向の性能がTOPクラスという、とにかくスキのないTWS。
その分お値段はそれなりにしてしまいますが、それだけの価値の在るイヤホンです。
【ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 3の詳細レビュー】
まとめと選考基準について
まとめ
紹介したおすすめのマルチポイント対応完全ワイヤレスイヤホンについて簡単にまとめます。
なるべく安いマルチポイント対応TWSをお求めなら
音質・ノイキャンのコスパにも優れたマルチポイント対応TWSをお求めなら
迫力の重低音や優秀なプリセットイコライザーに惹かれるなら
空間オーディオなど超多機能なマルチポイント対応TWSといえば
マルチポイント対応で最強のノイズキャンセリングイヤホンといえば
通話性能も重視・ビジネスでもバリバリに使う予定なら
マルチポイント対応で総合力もNo1
⇒ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 3
選考基準について
基本的にはマルチポイント対応の中から完全ワイヤレスイヤホンとしての性能が高いものを選んでいます。
ただ、マルチポイントで使う時には通常利用より装着時間や通話機会が増えるかなということは考慮しました。
装着時の圧迫感の強いSONY WF-1000XM4は例外ですが、基本的には長く装着していられて通話性能も高いものが多いです。
今回は以上です。
この記事が少しでもイヤホン選びのお役に立てれば幸いです。