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【Master & Dynamic MW65レビュー】圧倒的に格好良いデザインと高音質が魅力!ノイズキャンセリングの効きはそこそこ

Author:猫居こうた

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Master & Dynamic MW65

皆さんこんにちは、猫居 (@KotaNekoi222)です。

今回レビューするのはMaster & Dynamic初のノイズキャンセリング機能搭載Bluetoothヘッドホン『MW65』です!

デザイン性の高さと高音質でオーディオファンから絶大な支持を得ているM&D。

これまでM&DのヘッドホンにはNC(ノイズキャンセリング)がついたものはありませんでしたが、今回のMW65でついに全部入りデビュー。

外使いしたくなるデザイン+高音質なヘッドホンにNCが加われば鬼に金棒というわけでして‥

僕が愛用中のノイキャンBluetoothヘッドホンで最高コスパと評判高いソニーのWH-1000XM3と比較しつつその実力をお伝えしていきたいと思います!

*国内正規代理店の完実電気さんよりサンプルを頂いてのレビューとなりますが、執筆料はいただいておりません。悪い点を含めて思ったことをそのままレビューして欲しいと言っていただいたので普段どおりにレビューしていきます

Master & Dynamic MW65 詳細レビュー

MW65のスペック

連続再生時間 24時間。クイックチャージ15分で12時間再生可能。
対応コーデック SBC・apt-X <公式表記>
(実際に接続してみるとapt-X HDで接続可能でした)
重さ 245g
機能 2段階アクティブノイズキャンセリング(High・Raw・Off)

外観・付属品チェック

外箱。開けた瞬間からテンションのあがる格好良いヘッドホンがお目見え。

ヘッドホン本体。細部に渡るまで非常に造りがよく、とにかく格好良い。耐久性も相当高そうです。

USBはType-Cでした。最大24時間、15分の充電で12時間使用可能。

付属のケーブルで有線接続もできます。

ケースはキャリーポーチ。オシャレですがハードケースならもっと良かったかな。

その他付属品。簡易操作マニュアルは英語ですが、見れば分かります。

MW65の音質チェック

MW65の音は低音・中音・高音と全ての音が満遍なく非常に良く出ます。

その中でも低音がやや強めな印象です。

音場は広めでWH-1000XM3と同程度。

MW65とSONY WH-1000XM3を聴き比べ

左:MW65 右:WH-1000XM3

MW65とWH-1000XM3で聴き比べします。

曲は宇多田ヒカル『俺の彼女』。

ダブルベースの低音が支配的な曲で、ピアノの音など細かい音は後ろに隠れがちです。

下手に低音を強調したヘッドホンで聴くと完全に隠れてしまうことも。

まずSONY WH-1000XM3で聴きます。

豊かな低音が心地良く響き、ピアノの音はやや後ろ目ながらそれなりに主張してきます。

普通のヘッドホンではピアノの音などはもっと後ろに隠れがちなので流石と言えます。

ではMW65ではどうでしょう。

まずボーカルの迫力が違います。

MW65のほうが厚みがあり、より艶感があるのがわかります。

さらに力強いダブルベースの響きに隠れること無く綺麗にピアノ音が聴こえてきます。

この違いはかなり鮮明です。

そしてボーカルの息遣い、ストリングスの響き、ブルース調の曲がもたらす余韻まではっきりと感じることができます。

ここまでの表現力はWH-1000XM3にはないものです。

WH-1000XM3もとてもレベルの高いヘッドホンですが、MW65は遥かその上を行く聴き応え抜群のヘッドホンでした。

MW65のノイズキャンセリングの効きを比較

ノイズキャンセリングについてもWH-1000XM3と比較します。

WH-1000XM3は他社の追随を許さない圧倒的なノイズキャンセリング力を誇りますが、それと比較するとどうでしょうか。

WH-1000XM3を10とすると、MW65のノイズキャンセリング力は7~8といったところ。

過度な期待は禁物ですが実用レベルには充分達しています。

雑音を小さく・遠くに退けるような感覚のノイズキャンセリング効果です。

音楽への没入度は確実にUPして確かな効果を実感できます。

装着感・機能性について

装着感

ヘッドバンドとイヤーカップにはプレミアムグレインレザーとラムレザーが使われている高級機だけにフィット感・装着感は抜群に良いです。

ヘッドバンドはシームレスで調整可能ですし、ハウジングは比較的小型なのでスタイリッシュに決まります。

女性でも大きすぎてダボついた感じにならず違和感なく装着できそうです。

側圧もほとんど気にならないので長時間使用できます。

機能性

機能性はクラシックな見た目に合わせてなのかボタン式。

流行りのタッチセンサー式ではありませんが、この見た目なのでボタン式で良かったと思います。

タッチ式にありがちな押し間違いも起きませんし、操作を忘れることもありません。

連続再生時間は24時間と長く、特に優秀なのがクイックチャージ1時間の充電で12時間のロング再生が可能なこと。

少しの充電でほぼ1日使えるので充電し忘れてもまず困らないですね。

Bluetooth接続の安定性とコーデックについて

Bluetooth接続は一瞬で接続も抜群の安定感。

当たり前とも言えますが、確認の意味で。

また対応コーデックはapt-X・SBCとしか商品ページには書かれていませんが、実際に接続してみるとより高音質なapt-X HDで接続されました。

apt-X HDで接続

残念と感じたポイント

特別悪いところはないものの『ここがこうだったらもっと良かったのに』と個人的に感じたポイントを簡単に紹介します。

1.外音取り込み機能(ヒアスルー)が無い

ヒアスルー機能とはヘッドホンを外さなくても内蔵マイクで集音することで周囲の音を聞き取れる機能のことです。

MW65は機能性よりヘッドホン本体の質感やデザインにコストをかけているので仕方ないのかもしれませんが、あれば外使いで便利な機能なので欲しかったですね。

2.収納ケースはハードケースが良かった

キャンパス地の収納ケースは洒落ていて好きなんですが、ヘッドホンを保護する意味では物足りないですよね。

高級機に見合ったハードケースがあればもっと良かったかなと思います。

3.専用アプリが今の所見当たらない

これは今後リリースされるのかもしれませんが、MW65用アプリというのが今の所は無い模様。

音質を好みに合わせてコントロールしたり出来ないということです。

個人的には音はイジる必要がない好バランスだと思いますが、好みは人それぞれですからね。

デザインはものすごく好みだけど低音爆盛で聴きたいとか、ボーカルにフォーカスして聴きたいといった声に答えられないのは勿体ないかなと。

まとめ

ノイズキャンセリングBluetoothヘッドホンという最新機能を持ったヘッドホンながら非常にクラシックな雰囲気のあるMW65。

その見た目に惚れてついつい買ってしまいたくなる方も多いのではないでしょうか。

値段に見合う素晴らしい音質を持っていますし、ノイズキャンセリング機能も最高ではありませんが実用的に使えます。

高級機ならではの贅沢なフィット感も魅力で、長く付き合えるヘッドホンとなるでしょう。

非常にオススメです!