複数ドライバーを積んだ高スペックイヤホンを超格安でリリースして人気を集めているKZから新たなフラッグシップモデルの登場です。
今回の新作はこれまでフラッグシップモデルだったZS6の2DD+2BAという構成から1DD+4BAの5ドライバー構成に変更。
ドライバー数が増えただけでなく構成もかなりかえてきているので確実に音の味付けは違っていると思いますが、どのような味付けになっているのでしょうか。
詳しくチェックしていきましょう!
本レビューはメーカー様よりサンプルをご提供いただいております。執筆料などはいただいておらず、自由にレビューさせていただくことを条件にお引き受けしています。
写真レビュー
付属ケーブルが進化してそのままでも使える物になった!
これまでKZのイヤホンをレビューするたびに付属のケーブルがしょぼいのでイヤホンを気に入ったらリケーブルをオススメしますと書いてきました。
ZS10ではフラッグシップらしくケーブルもきちんとした良い物に変更されています。
イヤホンの2pin部分も造りが良くなっていますね。
過去作はちょっと挿しにくかったと言いますか‥
pinが折れてしまうんじゃないかという不安に襲われることもありましたが、簡単にしっかりピッタリ入ります。
値段的には過去作よりもちろんお高いんですが、リケーブルする手間と費用を考えるとそこまで差はなさそうです。
デザイン・装着感と遮音性について
見た目はややチープ寄りに逆戻りした感があります。
ZS6はアルミで硬質なデザインだったので、見た目的にはZS6のほうが個人的には好きですね。
それと大きさも一回り過去作より大きいです。
それに伴って装着感も若干ダウン。
標準的な付け心地だったZS6などと比べるとちょっと収まりが悪く感じます。
この辺は耳の大きさの個人差に寄るところもあるのでイヤーピースの変更などで対応すると良さそうです。
ただ遮音性は諦めるしか無かったZS6に比べてZS10はそこそこの遮音性を確保しているので外使いはZS10のほうがしやすいです。
音質について
これまでとは全く性質の違う物になっています。
これまでのKZのイヤホンは
『この値段でこんなにドライバー積んでますよ!上から下までこんなに音出ますよ!』
っていう、その勢いの良さで勝負していたと思うんですよね。
実際に5000円とかで買えるような音ではない、多ドラならではの面白みを感じられるコスパおばけでした。
で、ZS10はと言いますと非常にバランスの取れた上品な音です。
ZS6ではやや刺さることもあった高音も刺さらず、低音も暴れず。
一言で言うと高級な音ですね。
ZS10で聴いた後にZS6を聴くと暴れてるなーと感じるはず。
音の表現力、完成度は確実に過去作を上回っています。
ただZS6のような勢いの良い音や抜けの良さを好む人もいるのでどちらが良いかというのは完全に好みかなと。
個人的にはZS10のほうが好きです。クラシックとか聴く人はこっちかな。
ZS10の評価・感想
ZS10は不得手のない誰にでもオススメできる万能選手でした。
1DD+4BAという普通なら数万円する構成で音質も上々、それが数千円で買えちゃうわけですからねー。
kzには驚かされっぱなしです。
上質な音は本当にレベルが高い!
やんちゃな学生が落ち着きあるダンディな大人になったような進化っぷりです。
リケーブルする必要もありませんし、本当に苦手の無いイヤホンなので初めての中華イヤホンの挑戦にも良いと思います!
ZS6は遮音性が無く、外で使えないことからZS5を1番のオススメにしてきましたが今後KZイヤホン買うならZS10がオススメです!
是非お試しあれ!