こんにちは、猫居です。
今回レビューするのはJPRiDEの新作Bluetoothイヤホン、ANC-510です。
6800円という低価格ながらアクティブノイズキャンセリング機能を搭載した意欲作。
JPRiDEはさくらレビューは一切やらないと宣言しているメーカーで、今作の売り文句は【ノイキャンの効き目は高級機(3万円クラス)の50%程度ですが、値段は1/5ですよ!】というもの。笑
なんとも控え目な売り文句ですが、その正直さには好感がもてますね。
実際のノイキャンの効き目や音質についてチェックしていきます。
JPRiDE ANC-510 詳細レビュー
スペックについて
- 連続再生時間:9時間(ANC無で12時間)
- 対応コーデック:AAC
- 防水性能:IPX5
- 付加機能:アクティブノイズキャンセリング(外音取り込み機能は無)
連続再生時間はノイキャン込で9時間と必要十分。
防水性能も高めで汗や雨などを気にせず使えます。
気になったのが対応コーデックがAACとしか書かれていないこと。
実際に接続してみるとAndroidでも開発者向けオプションをいじってみてもAACでしか接続できませんでした。
ただYoutubeなどを観る分には動画遅延は気にならなかったので特に問題はなさそうです。
外観と付属品チェック
外箱。
イヤホンがノイズキャンセリング搭載機とは思えないほどコンパクトなので写真でみるより箱もかなり小さいです。
(普通のネックバンドタイプくらいのサイズ感)
付属品はイヤホン・ソフトケース・イヤーピース・充電用Micro-USB・日本語説明書。
装着感について
コンパクトなハウジングで軽いつけ心地。
装着感は良好です。
ネックバンド部は柔らかくしなるので首へのフィット感も良い感じ。
ノイズキャンセリング搭載機らしからぬコンパクトさもあって持ち運びには邪魔にならないかなと。
コントローラーの位置もイヤホンを耳に装着したときちょうど手が届きやすいところに来るので操作性も問題無しです。
イヤホンがマグネットでくっつくので使わないときは首からかけておけます。
使い勝手の面でストレスを感じることはありませんでした。
音質評価
アクティブノイズキャンセリング付きが売りのイヤホンですが、音質に関しては想像以上に良かったです。
低音から高音まで無理に強調したようなところがなく、均整の取れた音。
この価格帯ではドンシャリと刺激の強い音を鳴らすイヤホンが多いものですが、非常に丁寧な仕事がなされているなと感じました。
低価格帯で暗くなりがちな高域も明るく、ボーカルがかなり聴きやすいです。
低音は適度な量に締まりのあるものですし、この価格帯にありがちな低音盛りすぎイヤホンとは鳴らし方がかなり違います。
ノイズキャンセリングの効き目
逆に売りのノイズキャンセリングについては正直微妙でした。
エアコンの音やPCのファンが暴れている時の音など、比較的小さめな騒音は半減させることができましたが‥
大きい騒音となると本当に微々たる軽減しかできず。
飛行機や新幹線などのより大きな騒音となるとほぼ意味をなさないでしょう。
同じアンダー1万円でノイキャン付きBluetoothイヤホンにAnkerのSoundcore Life NCがありましたが、あちらのほうが大きな騒音もかなり効果的に消せます。
(レビュー記事:【Anker Soundcore Life NCレビュー】アンダー1万円の全部入りBluetoothイヤホン!豊かな低音とマイルドながら実用レベルなノイキャンで没入感UP)
- 騒音30→15(ANC-510)・0(Soundcore Life NC)
- 騒音100→85(ANC-510)・20(Soundcore Life NC)
と、大雑把に数値化するとこれくらい違います。
総評
非常に惜しいイヤホンだなと。
音質は想像以上に良かったです。
あとはノイキャンがもう少し実用的なら‥。
ノイズキャンセリング重視ならノイキャンだけでなく外音取り込み機能もあるAnkerのLife NCには全く敵いません。
しかし、音だけでみてもこの価格帯では非常に優れたイヤホンだと思います。
最初からノイキャンをオマケとみて、均整の取れた音を鳴らすBluetoothイヤホンとして購入するならオススメできます。
ノイキャン目的で購入するのはやめておきましょう。