完全ワイヤレスイヤホンコレクターの猫居です。
今回レビューするのはファーウェイの完全ワイヤレスイヤホン、FreeBuds 3iです。
ノイズキャンセリング機能と外音取り込み機能を搭載して1万円そこそこという価格設定に非常に魅力を感じるイヤホン。
購入を検討される方にとっては
- オーディオメーカーじゃないけど音質はどうなのか?
- ノイズキャンセリングの効き目はどの程度期待できるのか?
そのへんが一番気になるところだと思います。
実際に使ってみて良かった点・悪かった点を音質やANCの効き具合を中心に紹介していきます。
開封
付属品はイヤーピース・USB Type-C・説明書。
イヤホンケースは非常にコンパクトかつ軽量で持ちやすいです。
イヤホンの出し入れもスムーズで使いやすい印象でした。
イヤホンはいわゆるうどん型。
タッチセンサー式でシンプルなデザインですね。
音質評価
割と硬質な音でカッチリ鳴ります。
低域~中域にかけてボリュームがありますね。
特に低音にかなりの比重あり。
音場は狭いです。
ノリの良い曲、低音をきかせた曲が得意でボーカル物もまぁまぁこなすでしょう。
-低域
質感、量感ともに充実。
解像度高めでキレが良く、かなり派手に鳴ります。
重低音もしっかり沈み込むので低音好きに好まれそうです。
-中域
派手な低音に負けないよう結構しっかり味付けがされています。
特にボーカル域は低音にマスクされないよう前面に押し出され、芯もしっかりしていて聴きやすいです。
-高域
ここが結構地味です。
あまり伸びず、か細い音になってしまっています。
他の音域が派手なこともあり、どこか遠くで鳴っているような印象を受けます。
実用的なノイズキャンセリングの効き目
実用的な効果を実感できます。
『ゴオオォ』というような低い音は9割方消去、ほぼ気になりません。
『キィィン』というような高い音はやや薄れるくらいの印象。
手持ちの3万円するような最高クラスのノイキャンと比べると75~80%くらいの効き目かなと感じます。
ですが、FreeBuds 3iはそれらの半値かそれ以下の値段なのでコスパはやはり高いです。
ノイキャンについてはこちらで詳しく比較しております。
かなり明瞭な外音取り込み機能
結構自然な音の取り込み方で違和感はほとんど感じません。
人の音声をかなりクリアに拾ってくれます。
イヤホンをしていないときの95%くらいのボリュームで外音が聞こえる感じ、といえばイメージがつきやすいでしょうか。
音楽のボリュームもある程度絞れば外音を聞きながらの『ながら聴き』も可能なレベル。
とても使いやすいと思います。
通話品質が圧倒的に良い
スマートフォンで有名なファーウェイが手掛けただけあって、通話品質がものすごく良いです。
自分の声がめちゃくちゃクリアに相手に届きます。
この価格帯では間違いなくトップ、全TWSの中でも最高クラスで聞き取りやすいと思います。
イヤホンでの通話を多用する人にはとても使いやすいでしょう。
その他チェックポイント
-装着感について
装着感は良好です。
カナル型ですが、圧迫感はほとんどなくイヤホン疲れも気になりませんでした。
-操作性について
操作性は正直あと一歩といったところ。
タッチセンサーの感度は良いですし、アプリで操作の割り振りも可能なのですが‥
ダブルタップとタップ長押しの操作しか受け付けないので一部の操作はスマホなどからするしかありません。
(基本はダブルタップで再生/停止、長押しでANC・外音取り込み切り替え)
シングルタップは誤操作の元になるのでナシというのもわかるのですが、そこも含めてアプリで選択できると良かったかなと思いますね。
総評
FreeBuds 3iの売りはやはり総合的なコストパフォーマンスの良さですね。
外音取り込み機能は1万円台の完全ワイヤレスイヤホンでこれほど自然に近い聞こえ方をするものはなかったと思います。
ノイキャンも実用的に使えるレベルのものですし、通話品質がとても良いのはこのコロナ禍においてとてもポイント高いのではないでしょうか。
音質についてもオーディオ専門メーカーではないからといっていい加減ということもなく、しっかり一定の水準に達していました。
総合的によくまとまったイヤホンと言えるでしょう。
2万円以上はしそうな機能性を備えたTWSが1万円そこそこで買えるというパフォーマンスの良さは機能性重視で探している方にはうってつけではないでしょうか。