おかげさまでイヤホンレビュー歴6年目、猫居です。
TOPページを欲しいイヤホンが探しやすいよう整理したのでそちらもご覧いただけたら幸いです。
今回レビューするのは11月26日に発売されたGLIDiCの新作完全ワイヤレスイヤホン、TW-6100です。
GLIDiCはソフトバンクのオーディオブランドでカスタムイヤホンメーカーであるカナルワークスの監修を受けていることでも知られています。
3年前、完全ワイヤレスが機能的に実用性を確立し出した頃に出たGLIDiCのTW-7000は非常に良い出来だったので個人的に当時イチオシのイヤホンでした。
それもあって今回のTW-6100にはかなり期待していました。
ですが、結論から言いますと思ったより微妙でした。
音は前回レビューした同価格帯のEarFun FreePro2と比べるとこもりが気になります。
ノイキャンも弱めでANCのオンオフで音が激変するのもよくありません。
非中華系で機能全部入り1万円以下は中々のコスパですが‥。
非中華系で選ぶにしてもこの程度のノイキャンならANCは捨てて音質重視でagのCOTSUBUを買ったほうが良いと思います。
装着感もTW-7000から劣化しており、なんとも中途半端な出来に収まってしまったという印象です。
TW-6100の良い点
- 非中華製ながらANCなど機能全部盛りでU10000円のコストパフォーマンス
TW-6100の注意点
- ANCの切り替えで音が激変
- ANCの効果が薄い
- 低域が前面に出すぎていて高域が遠い
開封メモ
Amazonでシンプルパッケージ版を購入したので付属品に充電用ケーブルは付かず、この内容となっています。
シンプルパッケージ版は通常版と比べて1000円くらい安く購入できます。
パッケージなんて簡素で充分ですし、USBは有り余っている人も多いでしょうから
こういった試みは嬉しいですね。
イヤホンケースは中々のコンパクトさ。
TW-7000と比べて少しチープな質感になりましたがその分値段も下がっているので仕方ないですかね。
イヤホンはかなり大きめです。
TW-7000と比べても一回り以上大きくなっていました。
装着位に異物感を感じるくらいなので人を選ぶかもしれません。
音質評価
低音重視の音ですね。
解像度は高くはないです。
音場も狭め。
前回レビューしたEarFunのFreePro2と同時期購入・同価格帯なので2つを聴き比べながらこのレビューを書いていますが解像度の差は歴然です。
圧を感じる低音は良いものの高音が遠いのが気になります。
ボーカル域もやや鮮明さに欠けるところがあります。
ただ完全ワイヤレスということを考慮すればお値段なりなのかな?という評価です。
ノイズキャンセリング評価
一昔前なら低価格帯のノイズキャンセリング機能ならこんなものかな?と思えたかもしれません。
しかし最近は安くてもそれなりに効くANCを積んでいるイヤホンが増えているので明らかに平均点以下と言わざるを得ません。
低音ノイズをわずかに減らす程度の効果です。
またANCを切り替えると音が激変するのもいただけません。
こちらは完全に落第点。
外音取り込み機能評価
ノイキャンと違ってこちらはまともに機能します。
かなり自然な取り込み音です。
TW-7000のときも外音取り込みモードは使いやすかったので順当に進化していると思います。
装着感・使用感評価
TW-7000と比べてノイキャンなど機能性が増しているからかイヤホンがかなり大きくなりました。
装着感もゴツゴツしたイヤホンの感触が耳にダイレクトに来るので長時間つけていると疲れます。
操作性に関しては物理ボタン式なので誤操作がないのは良い点。
ただノイキャン→外音取り込み→ノーマルのモード切替に音声アナウンスが無く、効果音で切替を知らせるタイプなのがイマイチですね。
ノイキャンの効果が薄いせいもあって今どのモードなのか判断しにくいです。
装着感は平均以下、操作性は平均点といった評価です。
最後に:記事の紹介
【2022年版】価格帯別!完全ワイヤレスイヤホンおすすめ10選
TWSのオススメについてまとめた記事です。
最新の完全ワイヤレスイヤホンまで網羅しています。
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