皆さんこんにちは、猫居(@KotaNekoi222)です。
今日はEARINの完全ワイヤレスイヤホンM-2をレビューします。
2016年発売で爆発的人気を誇ったM1の後継機です。
度々発売延期を繰り返していましたが、2018年2月ついに登場。
品薄が続いて中々購入できませんでしたが、僕は3月の末頃に手に入りました。
なのでちょうど一ヶ月くらいの使用感をお届けしていきたいと思います。
待ちに待ったEARINのM-2の実力は如何に!
写真レビュー
]
耳からはみ出ない極小イヤホンとカッコ良いケース
フランケンになりたくない人にはうってつけの秀逸デザイン
外で使うことが前提の完全ワイヤレスイヤホンですから、デザインは本当に重要ですよね。
AirPodsのように「耳からうどん」は論外としても、耳栓が耳から飛び出た「フランケンスタイル」に拒否感のある方も多いかと思います。
そんな方にM-2はうってつけでしょう。
よくあるボタン式ではなくタッチセンサーを搭載しているのもカッコイイ。
ケースはポケットにすんなり収まりますし、デスクに置いておいてもカッコイイ。
とにかく見た目的な部分では文句のつけようがありません。
Bluetooth接続の安定性
間違いなく完全ワイヤレス最高の安定性
最近ではAnkerのZolo Libertyのような安くても接続の安定したイヤホンも出てきていますが、M-2のそれはぶっちぎりです。
(レビュー記事:Zolo Liberty+を無印と比較しながらレビューします)
他の接続の安定した完全ワイヤレスは【特定の場所(ビルの谷間など)ではどうしても途切れることは有るが、基本は安定している】といった感じです。
満員電車や地下鉄でも途切れないのでそれでも十分なのですが、M-2は本当にどこで使っていても全く途切れないことに感心させられます。
また、接続が繋がるのも非常にはやいです。
取り出して耳にはめてる間にもうつながっている感じ。
装着感について
フィット感抜群で寝返りもうてるイヤホン。寝ホンに最適
装着感は非常に良好です。
長時間も着けていても耳が痛くならないですね。
完全ワイヤレスは外使いが基本と上のほうで書きましたが、M2はこのサイズのおかげで寝ホンとしての使用も全然いけます。
いけるどころか過去最高の使用感!
普通のイヤホンやヘッドホンでは途中で寝返りがうてないことに疲れちゃったりして眠りに落ちる前に外してしまっていたんですが‥
コードもなく、耳の中に完全におさまるM2では寝返りが余裕でうてます。
控えめに言って最高です。
操作性
タッチセンサー機能と音量調節について
イヤホン本体で音量調節出来ないのは痛い
このイヤホンには高級ワイヤレスヘッドホンにあるようなタッチセンサー機能が搭載されています。
耳から飛び出さないコンパクトな構造にもマッチしていますね。
タッチするだけで音楽をポーズできるのが非常に楽チン。
ですが、曲送りなどはできても音量調節はなぜかアプリからするか再生機器側からするしかないという‥。
音量の調節は頻繁にするわけではないものの、いざ必要な時にいちいちスマホなどを取り出してってのも面倒なもんです。
トランスパレンシー機能について
若干のタイムラグはあるが秀逸な機能
音楽の再生をとめた時に外音を取り込んで聞かせてくれる機能です。
タッチセンサーで音楽再生をワンタッチでON/OFF出来るので、この機能と合わさって耳にイヤホンをしている弊害がなくなります。
お店でのレジ時や電車のアナウンス時、イヤホンのセンサーをタッチするだけで外音を自然な音で取り込むことができるのです。
イヤホンをいちいち外す必要は全く無し。
トランスパレンシーモードに切り替わるのに2・3秒のラグがありますが、非常に便利な機能だと思います。
左右自動判定・モーション検出機能について
便利なようで便利でない?
このイヤホンには左右自動判定機能が搭載されいます。
どちらのイヤホンをつけても勝手に左右を判定してくれるので、充電するにも装着するにも適当に左右にはめ込めばそれでOKというもの。
たしかに便利です。
便利なんですが‥
このイヤホン、音楽再生時に定位が親機側に偏ることがあります。
しばらくすれば勝手に解消されるんですが、定位ズレを確かめるために片方を外すとモーション検出によってモノラルモードに切り替わってしまうんですよね。
なので確かめられない、モヤモヤ。
しかも、極稀にモノラルになったっきり帰ってこないこともあります。
そういった時は一度ケースに戻すしか無いわけで‥
便利なのか便利じゃないのかちょっとわからなくなる時がある機能です。
音質について
値段を考えると‥?
M-2の音質は正直期待していたほどではありませんでした。
BAドライバー搭載ということで素直に伸びる高音やボーカルの出は好印象なんですが‥。
初期装備されたウレタンチップを使うと低音がそこそこ出るものの音がこもります。
付属品のシリコンチップに変えると篭りは解消されますが、低音が引っ込み気味になります。
この辺は人によって違ってくる所なので色々と試してみてもらいたいんですが、イヤーピースを変えると音質以外の面でどうしても1つ問題が出てきます。
僕も他社製のイヤーピースもいろいろと試してみましたが、それなりにしっくりくる組み合わせはあるものの見た目がね‥。
ウレタンチップ装備時のM-2のデザインが秀逸すぎて他のをかぶせると違和感ありまくりです。笑
ベストポジションを見つければ音はそこそこといったところです。
でも、値段を考えるともうちょっと頑張ってほしかったというのが正直な感想です。
総評:EARIN M-2の評価
最後にM-2の良いところ・悪いところをまとめて終わりたいと思います。
良い点
- 完全ワイヤレスどころかBluetooth全体としても最高レベルの途切れにくさ
- クールなデザインは見た目だけでなく装着しても違和感無し
- タッチセンサーとトランスパレンシーで耳栓の弊害無し
悪い点
- 音量調節がイヤホン操作では出来ない
- 定位ズレが起きることがある
- 高級イヤホンとしてはやや平凡な音質
M-2は本当に音の途切れもなく、操作性も見た目の良さも抜群です。
ただ、2018年発売の3万オーバーの完全ワイヤレスとしてはもうちょっと音質面は頑張ってほしかったところ。
2017年の序盤あたりにリリースされいたら絶賛されていたかもしれませんが‥。
それでも
【音が途切れない・耳から飛び出ない】
多くの完全ワイヤレスが抱える2つの欠点をM2では解消しているのは大きいかなと。
これだけでも買う価値を見いだせる人は結構多いと思います。
値段が値段だけに誰にでもオススメってものではありませんが、所有欲を満たしてくれるカッコ良くて実用的なイヤホンです!