おかげさまでイヤホンレビュー歴5年目、猫居です。
今回レビューするのは骨伝導イヤホン、AfterShokzのAeropex Playです。
以前レビューした骨伝導イヤホンAeropexを小型軽量化した新作ですね。
骨伝導イヤホンの中でも実力派として非常に人気の高いAfterShokzブランドですが、個人的にも骨伝導へのイメージが変わるほど使ってみて驚いたものです。
そんなAfterShokzの新作Aeropex Playをチェックしていきましょう。
AfterShokz Aeropex Play 詳細レビュー
外観・付属品チェック
子供が使えることがアピールされています。
後述しますが大人がつけても普通にフィットしました。
防水性能も高くスポーツでも使えるので用途は広いと思います。
Aeropexをそのまま小型化したようなデザイン。
シリコン素材でしなやか、肌さわりも良好です。
ケースもAeropex同様の物が付属。
耳栓をつけることで低音の量がドンと増します。
説明書とクイックガイド。
充電用USBは予備も含めて2本付属。
専用のものはなくしたりすると替えがきかないのでこの配慮はありがたいですね。
Aeropex Playの特徴とAeropexとの違い
Aeropex Play | Aeropex | |
連続再生時間 | 8時間 | 8時間 |
防水防塵性能 | IP67 | IP67 |
重量 | 約25g | 26g |
機能 | 耳ケア音量 | イコライザー機能 |
26gから25.2gへと軽量化。
元々めちゃくちゃ軽いので数値的にはそれほど変わりませんが、写真で見比べてみましょう。
結構小型化されているのがわかります。
手のひらに乗るほど小さい見た目からどう考えても大人がつけるのは無理かなと思っていましたが、柔軟性のある本体のおかげか大人の自分でも普通にフィットしました。
装着感普通に良いです。笑
日本語アナウンスや高い防水性能もAeropexから健在。
コンパクト化と並んで大きな変更はやはり耳をケアしてくれる音量制限機能ですね。
ヘッドホン難聴:イヤホンの音量による耳への負担とは
お子さん向けに公開されている医師会の情報を簡単にまとめます。
- 大音量は耳へのダメージとなる
- 85dbを超える音量で8時間、100dbを超える音量では15分で耳の機能を損傷する危険がある
- 一度失った聴力は戻らない
- 高音から聴こえなくなっていくため難聴の兆候を自覚しにくい
会話が聞こえにくいなど重度の症状が出るまで気づかない場合もあるそうです。
耳は消耗品なので子供だけでなく大人でもいたわってあげる必要があります。
しかしどれくらいの音量ならOKなのかOUTなのかなんて判断できませんよね。
それを自動でケアしてくれるのがAeropex Playの新機能というわけです。
音質面はAeropexを踏襲
音質はAeropexと基本同じのようです。
明瞭感ある中高音。
聴き応え充分なボーカルは骨伝導ってこんなにいいのだ!と思わせてくれるレベル。
低音も耳を塞がないタイプのイヤホンと比べたらだいぶ出ます。
ただ前作とちょっと違うのがイコライザーモードがないという点。
Aeropex PlayもAeropex同様に耳栓が付属してきます。
これをつけると低音がグンとあがって普通のイヤホンのように使うことができるのですが‥
Aeropexでは耳栓+イコライザー機能をオンにすることで全体としてバランスのとれた低音が楽しめました。
今回はイコライザーモードがないので耳栓をするとかなり低音盛り盛り状態になります。
やや過剰かなと感じる量感なので好みが分かれるところだと思います。
最後に音量についてですが、制限された音量でも充分に音楽を楽しめます。
逆にこの音量で物足りないと感じる方は普段耳を酷使しているということでしょう。
総評
僕自身子供はいないのですが、甥っ子がいるので早速試してもらいましたがとても気に入ってくれました。
特に外音が聞こえるのが良いらしいです。
(イヤホン装着時の密閉感が苦手らしいです。子供はよりそういうのに敏感なのかも)
以前甥っ子には耳を塞がないタイプのイヤホンをあげたのですが、子供は扱いが丁寧ではないのですぐに断線して壊してしまったんですよね。
Aeropex Playはしなやかなシリコン素材なので耐久面でも期待しています。
またAeropexのレビューでも書きましたが物理的に耳を塞がないタイプのイヤホンより音質的にも有利です。
外音を聞きつつ音楽を聴くタイプのイヤホンは色々試しましたが、最高レベルだと思います。
大人がつけてもしっかりとしたフィット感を得られたのでヘッドホン難聴が気になる方は年齢を問わずオススメです!