前回の記事を読んでいただいた方々、ありがとうございます。
おかげ様で初めてはてなのトップページに載ることができました。
今回は前回のエントリーから映画の話題に少し関連して
知っている人には今更なんですが、知らない人にはぜひ知ってもらいたいタイトル
映画を超えたゲームと評価されるラストオブアスについて紹介したいと思います。
「The Last Of Us」
PS3・PS4で発売中のタイトル。
数々のメディアでゲームオブザイヤーを受賞。
オープニング
まずはオープニング動画を観て頂きたい。
14分程の長さだが、ほぼ映画のように観ることが出来ると思う。
概要
物語はオープニングから20年後の世界から始まる。
パンデミックによって荒廃した世界で、ジョエルは心を閉ざし密輸を生業にパートナーであるテスとともに生きていた。
ある時、仕事の延長で1人の女の子を遠方へ送り届けることになる。それが本作のメインパートナーであるエリーとの出会いである。
- 胞子により感染・凶暴化した元人間と荒廃した世界に「良くあるゾンビもの」を
- 不器用な男と女の子の組み合わせに映画「レオン」を
連想し、身構えてしまう人もいるかもしれない。
しかしこの作品は決して二番煎じな作品ではないので安心して頂きたい。
このゲームの素晴らしい点とプレイする上で注目していただきたい点について触れていく。
ゲーム好き以外にもおすすめできる秀逸なストーリー
なんといってもストーリーの素晴らしさがこのゲームの一番のポイント。
その好評さから映画化も決まっているくらいだ。
しかし、なんとしてもこの作品はゲームとしてプレイして頂きたい。
せっかくの「プレイできる」映画をわざわざ「観る」映画にする必要は無いと思う。
個性的な登場人物
荒廃した世界で彼らは必死に生きている。
平和を生きる我々には我が強すぎるように感じるかもしれない。
彼らとの接触から人間の様々な本質が透けて見えるようになっている。
「敵」は何なのか
目下、襲い来る感染者が「敵」なのは疑いようがない。
しかし様々な困難に直面し、ストーリーを進めるにつれてプレーヤーサイドには疑問が浮かんでくる。
そしてあるイベントを境にそれは明確になる。
世界はどう映るのか
このゲームでは荒廃した世界が非常によく表現されている。
街は荒れ果て、自然が侵食している。
人々は感染の恐怖に怯え、無法地帯の中で絶望している。
しかしストーリーの終盤、ある生き物との出会いが世界の景色をガラリと変えさせる。
この役目をあの生物にもたせるところがなんとも小粋である。
たった1つの選択肢
このゲームは基本一本道のストーリーだ。
しかし作中で一箇所だけプレーヤーに選択が委ねられている箇所がある。
もちろんどう行動を取っても結果は変わらない。
が、その場面において通常なら取るはずのない行動をゲーム中殆どのプレーヤーが取ってしまうはずだ。
それはゲームをしている自分としての選択ではなく、ゲーム中の主人公視点の選択を自然と取ってしまうからだ。
ラストの解釈は人それぞれ
ラストの解釈は十人十色。
公式見解が一応あるが、そんなものは抜きにして自分自身の答えを見つけ出すほうが有意義だと思う。
タイトル「ラストオブアス」の意味も含めて色々と考えさせられる、本当によく出来た作品になっている。
最後に
オープニングを観て気になった方は是非プレイしていただきたい。
ラストを迎えた時、うーむと唸り余韻に浸れること必至。
このゲームのためにPS本体を購入する人も珍しくなかったと思います。
感動の名作です。