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僕は猫だった

猫飼いヘッドホンオタクによる雑記ブログ

【映画レビュー】裏切りのサーカスの批評・感想

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本日の映画レビューはスパイ映画【裏切りのサーカス】についてです。

個人的には非常に楽しめたのですが、かなり観る人を選ぶと思うのでネタバレする前にその点については触れていこうと思います。

裏切りのサーカスの原作

この映画はジョン・ル・カレの小説『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』を原作として制作された作品です。

あらすじ(ネタバレなし)

舞台は冷戦下のイギリス。

イギリス秘密情報部「サーカス」はソ連の情報部KGBとの情報戦を繰り広げていた。

物語はサーカスのトップである「コントロール」が内部にいる二重スパイ「もぐら」を探しだすために部下に司令を出すところから始まる。

裏切りのサーカスの見どころ

この映画の見所は重厚で完成度の高いストーリーとセンスの良い映像・音楽、その芸術性の高さにある。特にエンディングは必見。

あの涙の意味を理解出来たならきっとこの映画に心酔しているはず。

グロテスクな描写はないもののリアルな拷問風景や内部調査の様子にはホラー映画にはない緊張感や恐怖感も。

注意点

2015年のヒット映画「キングスマン」を観て、コリンファース=仕立屋=裏切りのサーカスのオマージュという情報からこの映画を観ようと思っている方007の様なスパイアクション映画を期待している方は要注意。

この映画には派手なアクションは皆無でびっくりするようなどんでん返しもありません。

従って007のような映画を期待して入るとおそらくガッカリすることになるでしょう。

また、原作を読んでいない方はかなり気合を入れて観ないとあっという間に置いて行かれてしまう点にも注意が必要です。

登場人物の多さに加えて、コードネームと本名が入り乱れるため誰が誰だか初見では中々把握しきれない上に回想シーンが唐突に挿入されるので時系列の把握が遅れそうになることも。

そういう点ではある意味不親切だといえるかもしれませんが、説明調にしてしまうと映画の雰囲気が台無しになってしまうので仕方のないことかもしれません。

裏切りのサーカスの評価

スパイアクションが観たい方・頭を空っぽにして映画を楽しみたい方

おすすめ度:★☆☆☆☆

渋い大人のストーリーに浸りたい方

おすすめ度:★★★★★(5点満点中)

 

Amazonプライムビデオで視聴出来ます。

裏切りのサーカス (字幕版)

ストーリー、ジムの涙について簡単に解説(ネタバレあり)

基本部分のあらすじについてはWikipediaを観れば十分わかると思うので割愛します。

裏切りのサーカス - Wikipedia

 

ここではラストシーンでのジム・プリドーの涙について解説していきたいと思います。

  • ソ連側に拘束された後、なぜジムは殺されずに帰されたのか
  • ジムはなぜヘイドンが「もぐら」だといち早く勘付いていたのか
  • ジムが拘束された際に、サーカスはジムとサーカスとの接点の証拠と成り得る物を消すため彼の家に入りますが、そこでなぜヘイドンはジムとの写真を懐に入れたのか

もうおわかりですね?

ジムとヘイドンは深い深~い特別な仲だったのです。

ラストのジムがヘイドンを銃で殺すシーンはこのことに気付いていないとただ暗殺したようにしかみえないかもしれません。

ヘイドンはジムが銃を構えていることに気付いていました。

そしてヘイドンが気付いていることをジムも察したしょう。

ヘイドンを撃ちぬいた傷から流れる血はヘイドンの涙を想わせ、撃ったジムの目からも一筋の涙が溢れるのでした。

2度観ると、最初はわからなかったちょっとした発言や仕草、表情の意味が全て「なるほど」と判る素晴らしい映画でした。

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